「談話室滝沢」閉店
最初に目にしたのはどこのブログの記事だったか、そこではすべてが伝聞による情報でしかなく、これもまた〈都市伝説〉めいた噂のひとつではないかと疑いたくもなって、しかしそれをたしかめるのに実際に新宿等に出掛けている余裕もないので結局さらにネット上を歩き回ることになったが、「実際に店舗に行ってたしかめてきた」という行動派の記事を複数件見つけることとなってどうやらほんとうらしいと思わざるをえなくなったのは、「『談話室滝沢』が3月31日をもって全店舗閉店」というニュースだ。いや、また記事にするのが遅くなって、毎度鮮度の低い話題──これがブログ界隈で話題になっていたのはだいたい2月上旬から中旬ぐらいの話である──で申し訳ないが。
行動派によるレポートではたとえばこの日記(関心空間:Rumeの日記 2005年 2月)の2/14〜15付けの記事や、「世の中ナナメに見ながら茫漠と生きる女」というブログが写真付きで伝えるこちらの記事などが詳しく、そのほか「談話室滝沢 閉店」でGoogle検索すればだいたい一望できるが、〈都市伝説〉めいた噂のようにそれを感じたのは閉店の理由に関する話の部分──行動派のレポートをご覧いただければわかるが店舗に貼られている閉店を知らせる紙には理由についての記述はなく、この部分はほんとうに「噂」の域を出ない様子だが──で、それによれば経営不振といったことが主たる原因なのではなく、「従業員の質の低下(による、サービスの質を維持することの困難)」と、さらには「客側の質の低下(による、店の雰囲気を維持することの困難)」が閉店の理由だというのだった。ってあれか、「道楽」だったのかよ滝沢はって話ですが。
で、こうして記事にして感慨深げな身振りをしている私はというと利用したのは十回ぐらいだろうか、まあその程度、数える程度であって、とくに最近はめっきり行っていなかった。「コーヒー一杯で何時間でも」というタイプの店だが、その「何時間」という時間が最近はなかったということか。去年、0 1/2計画で『不思議の国とアリス』の打ち合わせをするのに2回ほど使ったのは残念ながら滝沢ではなく、新宿の「らんぶる」だった。
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