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今週の正論

  • Posted by: SOMA Hitoshi
  • January 24, 2006 7:02 PM
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そもそもこのサイトに以前どういう経路で辿り着いたのかを忘れてしまったが、私のなかでは「株」とか「市場」とかいった話題についての「正論」が読めるブログとして、「裏紙」は重宝している。書かれてある内容についてはまったくの門外漢だから、判断のしようがないといえばそうなのだが、それでもなんとなく、その言説が信用なるように思えるのは、まあ勘だけれども、それが透徹した「資本主義の目線」で語られているように見えるからだ。

ライブドアはもともと、法律のギリギリをせめてきている。胡散臭くて鼻持ちならないけど、それはそういう企業もあるし、ライブドアが打ち上げる花火に踊る株主も一部にはいる。

そういうノイズがありながらも、取引を続けて正常な状態に収束させるというのが市場の役割でしょう。なのに東証は、「異常事態が収まるまで待つ」と他人事。

良い企業も悪い企業もいる。企業価値が大きく見えたり小さく見えたりする。「だから」市場が必要なのです。資本市場に対して冒涜するような企業が検出されそれが資本市場から排除されていくのが、正しい姿です。裏紙: ライブドアショック緊急アンケート

最後の一文(「資本市場に対して冒涜するような企業が検出されそれが資本市場から排除されていくのが、正しい姿です。」)は若干言葉足らずだ。そこだけを取り出して読めば単純にライブドアを否定する言説のようにも聞こえるが、むろんそうではない。筆者が強調するのはおそらく、「その検出と排除を行うべき主体こそ市場である」ということだ。それは検察の仕事でもないし、マスコミのすることでもない。だから筆者は、その仕事を放棄してしまった東証の不甲斐なさにこそ、資本主義の立場から苛立ってみせるのだ。「異常事態」ってなんだよ、と。

さらに参考記事:
「裏紙: 東京地検のホントの狙いは?」

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