HDDスタンドでクローン作成したときにできる残りの未割り当て領域をパーティションに結合するための masOS用 diskutilコマンド
- May 28, 2018 1:53 AM
- mac
タイトル長い。長いけれども、この情報、わたし自身がググったときに日本語では全然、英語でもなかなか見つからなかったので親切心を出した。
このたび、外付けハードディスクを 3TBのものから 5TBにものに入れ替えた。データの移行には WAVLINKの HDDスタンドを使い、PC操作なしのスタンドアローンでクローンを作成。そうすると、他の HDDスタンドでも同様だと思うが、新 HDDは旧 HDDと同じ 3TBのパーティションが切られ、残りの 2TBはまったくの未割り当て領域(ディスクユーティリティの表示では「空き領域」)となった状態でクローンが完成する。この状態で Macに接続しても、当然、3TBのディスクとして認識されるだけだが、これをちゃんと 5TBのディスクとして認識させる方法の話。
WAVLINKで HDDクローン作成のやり方
- May 28, 2018 1:28 AM
- mac
ハードディスクのクローン作成を手軽に行える HDDスタンドを購入。同じ用途の製品は多くあるが、謳われている性能( 12TBまで対応)と見た目、価格から WAVLINKのものを選んだ。アマゾンのカスタマーレビューではもっぱら「説明書がひどい」と評判のそれの、「オフラインクローン」機能の使い方を以下にご紹介。
今回は HDD同士、3TBのディスクを 5TBのディスクにコピーする。コピー元は Macの GUIDパーティションマップ方式、Mac OS拡張(ジャーナリング)フォーマットだ。コピー先の 5TBは新規購入したまっさらなディスクで、買ったまま、とくにフォーマットせずに WAVLINKに挿し込んで OKだった。
USB端子や電源スイッチ等のある面を背面として、奥側にコピー元ディスクを、手前側にコピー先ディスクを挿す。それぞれ、挿し口の脇に「 Source」「 Target」と印字があるのでそれに従う。挿し込んでから、背面の電源スイッチをオン。
Vivaldiの厄介なバグ( v.1.9現在)
きのう書いた、Vivaldiのバグというのはこれ。さすがにフォーラムに不具合報告のスレッドが立っていた。
インプットフォームで日本語入力を行い、変換前の状態でバックスペースで字を消すと2回押さないと文字が消えない時がある。
その時に文字を確定するとインプットフォームのテキストデータ内に不正な文字コードが含まれる。まだ十分に調査できていないですが、0x08(BS)が文字コードとして入っちゃっているかもしれないです。
インプットフォームで日本語入力をした時にバックスペース処理が正しく行われない時がある | Vivaldi Forum
サイトを常時 HTTPS化
Let's Encryptで SSL/TLS証明書を取得して、サイトを常時 HTTPS接続化しました。
以下は参考ドキュメントの URLメモ。
macOSの標準機能で可能なカット&ペースト
- February 5, 2017 4:36 PM
- mac
長らく「 TotalFinder」という Finder機能拡張アプリを常用していたので、OS Xでもカット(⌘X)&ペーストを使うことができていたが、El Capitan以降の OS側の仕様変更によって TotalFinderは非常に〈入れにくい〉アプリになってしまった。でまあ、その TotalFinderをあきらめたときに知ったのだが、カット&ペーストにかんして言えば、じつは OS Xは以前から標準でその機能をもっていたのだった。
正確には「カット」&「ペースト」ではなく、「コピー」&「ペーストしてコピー元を削除」。ふつうに ⌘Cでコピーして、⌘⌥V。ペースト時の「コマンド+V」を「コマンド+オプション+V」としてやることで、コピー元のファイルが自動的に削除されるのである。
mac-icon-standardフォントを使う?
- February 10, 2014 11:27 PM
- mac
「Mac」の生誕 30周年を記念した Appleの特設サイト「Thirty Years of Mac」から、同サイトが Webフォントとしてデザインに用いている Macアイコンフォントをダウンロードすることができる[※1]、という話は既報のとおりだけれど、このフォント、ふつうのフォントのように使おうとしてアプリ上で当該の「 mac-icon-standard」を選び、キーボード──「 a」とか「 b」とか──を打ってもアイコンは現れず、ちっとも使えない。
- ※1:ダウンロードすることができる
ただし正式に配布されているわけではなく、あくまで「ダウンロードすることが可能だ(ということに気づいたひとがいる)」というだけの話であることにはご留意を。
その理由は @iTodさんが下記のツイートで述べているとおりで、要はこのフォントにおいてアイコンたちは、「 a」だとか「 b」だとかの一般的なアルファベットに割り当てられているのではなく、Unicodeの Private Use Area(私的領域)と呼ばれる特殊な場所──そのうちの「 U+E600」から「 U+E643」まで──にマッピングされているからである。
Apple's 'Mac Icon Standard' font glyphs occupy the Unicode code points U+E600 thru U+E643 in the BMP Private Use area http://t.co/R19cfuynf3
2014年1月25日 9:02
だから、逆に言うと、その「 U+E600」だのの文字をキーボードから打ちさえすればアイコンが出てくるというわけで、そのことを説明しているのがこの「 How-To: Use the 30th Anniversary Mac Font」という記事の後段だ。わたしはこの記事ではじめて、Unicode Hex Input なる入力モードが OS X に用意されていることを知った。
iTunes 11 でアルバムアートワークを抜き出す
- December 14, 2012 6:06 PM
- mac
iTunes 11 でアルバムアートワークを抜き出す方法。
iTunes 10 までではこのようにサイドバーの下部にサムネイル表示欄があって、そこの画像を掴んでデスクトップなりにドラッグ&ドロップすればオリジナルサイズの画像( jpg または png )を取得できたのだが、iTunes 11 の新インターフェースではこのサムネイル表示欄がなくなっている。
「最新版のiTunes 11で以前のようにサイドバーを表示する方法(Mac/Windows両対応)」にあるように、(デフォルトで非表示になっているだけの)サイドバーを「復活」させることはできるものの、そうやってもサムネイル表示欄は復活しない。
で、iTunes 11 で同じことをする場合にはこうやる。
Keynoteのなかのムービーを取り出す
- November 17, 2011 4:45 PM
- mac
たいした Tipsじゃありません。なぜ記事にするのかというほどですが、まあ、してみましょう。
要は現ファイルがパッケージ形式でなくてもあわてずに、設定を変えたのちに新規書類を作り、それへ(ムービーを含んだ)スライドをコピー、保存すればパッケージから取り出せるということで、この説明で合点がいったかたは、そういうことですから以降を読まれる必要はありません。
もしくは、ファイルの拡張子を「.key」から「.zip」に書き換え、圧縮ファイルとして認識させておいてそれを解凍するという手もあり、どちらかといってこっちのほうが手っ取り早く、また、ファイルが破損して Keynoteで開けなくなっている場合でも使えるのでいいかもしれません。
Century Gothic の代わりは Heiti J あたりで?
iOS環境下における Century Gothicの代替フォントにかんしては、こちらに改訂版を書きました。
「iOS Fonts」では iPhone / iPad にインストールされているフォントを一覧できる。
※「iOS Fonts」では font-family によるスタイル指定でその字面を表示させているので、iPhone / iPad 以外の環境で見てもほとんどが再現されず、よくわからない。例外的に Snow Leopard 上の Safari でならおおよそ全部表示されるが、Firefox ではだめだ(ということは、font-family 指定時のフォント名の書き方にルールのちがいがあるってことだろう)。でまあ、いちおう 2011年5月24日時点でのスクリーンショットによる画像版も添えておく(タテ 7466px におよぶ一枚画像なので、適宜ブラウザで「画像だけを表示」などさせてください)。
QuickTime 7 での「Apple TV」書き出し
- May 24, 2011 3:13 AM
- mac
720p 以上あるムービーなのに、QuickTime 7 で開き、「書き出す...」>「ムービー から Apple TV」とやって書き出すと、できあがった m4v は「960×540ピクセル」になっていることがある。これは QuickTime 7 が《第1世代》の Apple TV に合わせてムービーを変換するからで、《第1世代》の Apple TV がサポートする「1280×720ピクセル」のムービーは 24fps のそれのみであるため、変換元のムービーのフレームレートが 24 以外(29 や 29.97、30 など)である場合、変換後の最大解像度が「960 × 540ピクセル」に設定されてしまうということらしい。
サポート可能なビデオフォーマット
- H.264 およびProtected H.264フォーマット(iTunes Store):.m4v、.mp4、.movファイルフォーマットで最大5 MbpsのProgressive Main Profile(CAVLC)、最大160 KbpsのAAC-LCオーディオ(最大解像度:1280×720(24 fps)、960×540(30 fps))
- iTunes Storeで購入したビデオ:320×240、640×480、720×480 (ワイドスクリーン)、またはハイビジョン(720p)
- MPEG-4:.m4v、.mp4、.movファイルフォーマットで最大3 MbpsのSimple Profile、最大160 KbpsのAAC-LCオーディオ(最大解像度:720×432(30 fps))
Apple TV (第 1 世代) - 技術仕様[赤字強調は引用者]
なので、これを 720p の解像度で書き出すには、いったん 24fps の mov などに書き出してから(オプションのビデオ設定でフレームレートを 24 にする)、それを Apple TV 用に書き出す必要がある。
でまあ、QuickTime 7 から離れて付け加えれば、これなんとなく忘れがちなんだけど(そうでもない?)、HandBrake はかなりの種類の形式を変換元ソースにできる──たとえば wmv → m4v も直接いける──わけで、たいていのケースでは素直に HandBrake を使うのが手っとり早かったりもする。
Wireless Mighty Mouseの掃除と分解
- August 22, 2009 4:04 AM
- mac
Wireless Mighty Mouseは、わりと好きなのである。
Wirelessでないといけないというのは、ケーブルの取り回し云々よりもむしろその「重み」がちょうどよいことによる。その重みはつまり乾電池二個のそれだが、同時に、それによってマウスの重心が後方(手のひら側)にあるのも好みだというわたしはつまり、Apple純正角マウス→センチュリーホワイト角マウスというマウス遍歴をもつ者である。
そして、唯一といえる難点が「スクロールボール問題」であるというのは多くのみなさんといっしょ。Mighty Mouseのスクロールボールにはあきらかに「寿命」があり、メンテナンスせずに使っていれば数ヶ月ほどで反応しなくなる(あるいは反応がにぶくなる)。内部にいつのまにか細い糸くずが絡んだり、手の垢がたまったりしてしまうのが原因で、そしてMighty Mouseは、基本的には分解ができない(というのは、分解するためにまず取り外さないといけないパーツが、接着剤でくっつけられているから)。
やっぱりかあ
- August 14, 2009 9:34 PM
- mac
どうもおかしいと思っていたよ。
一般情報 AirPort Client Update for MacBook and MacBook Pro
このアップデートは Mac OS X 10.5.8 を実行する一部の Intel プロセッサ搭載 Macintosh コンピュータに推奨され、バッテリー電源で実行中の AirMac のパフォーマンスの問題を解決します。次のコンピュータにのみインストールできます:
- MacBook (13-inch, Late 2007)
- MacBook (13-inch, Early 2008)
- MacBook (13-inch, Late 2008)
- MacBook Pro (15-inch, Early 2008)
- MacBook Pro (17-inch, Early 2008)
- MacBook Pro (17-inch, Late 2008)
該当機種ならソフトウェア・アップデートで自動的に案内されます。
Firefoxの新規プロファイルは作成してみるものだねという話
Firefoxのアップグレードに関しては、バージョンを「2」から「3」に上げたときも──というか「1」のときからずっとだと思うが──上書きインストールでやってきて、だから、
(User Home)/Library/Application Support/Firefox/Profiles/xxxxxxxx.default/
※Macの場合
にあるプロファイルデータは太古に作られたそれをずっと受け継ぎ受け継ぎ使ってきたわけだが、これ、そのことで多少なりとも動作が遅くなったり──いわば〈過去のしがらみ〉的なデータが存在して足を引っ張っていたり──してるんだろうなあとは前々から(とくに「3」になって、急にもっさりと動くようになったG5上でのそれを見るにつけ)想像していて、なのだけど、プロファイルデータの構成がよくわからないことから手を付けずにいた。
で、たまさかいま、アドオンでツールバーに追加している「Delicious Toolbar」や「Web Developer Toolbar」が表示されない(それ用の表示領域だけあって中に何も出てこない)ということが起こり、いろいろやってだめなのでネットで情報を探すうち、基本的なトラブルシューティング策としての「新規プロファイルの作成」の手順が、Mozillaから公式にアナウンスされているのを知る。
もちろん、作成後にどのファイルを移せばブックマークや保存したパスワードなどを引き継げるかの説明も付いていて、ならばと「新規プロファイルの作成」を行ったのだけど、いやあ、ちょっとねえ、こんなに速かったのかよFirefox3は、ってことになっている。さくさくじゃないすか。
というわけで、Macにおける新規プロファイルの作成手順は以下のとおり。
おっといつのまにそんな機能改善が—VMware Fusion
- April 26, 2009 1:24 AM
- mac
あれ? 「Spaces」上でフルスクリーンモードのウィンドウにズレが生じてしまっても、当該のデスクトップ(操作スペース)に戻れば自動的にズレが直るようになっている。前はだめだったはずだが。
こりゃ便利だ。
Mac OS X 10.5 (Leopard) には「Spaces」という仮想デスクトップ機能があるのだが、それを使い、複数つくったデスクトップをいったん一覧表示させて作業するデスクトップを選びなおすときに、デスクトップ内のウィンドウも移動できるためマウス操作の加減でそのつもりがなくてもウィンドウをちょいと動かしてしまうことがある。
問題はVMware Fusionのフルスクリーンモードで開いたWindowsに触ってしまったときで、それつまりデスクトップとぴったり同じサイズのウィンドウなわけだが、それを一度動かしてしまうともう二度とぴったり収まってくれなくなるのだった。
これは「Spaces」側の都合なのだが、デスクトップを一覧表示させた状態でウィンドウを動かす場合、ウィンドウの上辺をデスクトップの上辺にぴったり合わそうとしても合わせることができない。デスクトップの上辺と揃えてウィンドウを置いても、OSのメニューバーの高さ分だけ自動的に下に配置されてしまうというそれはそれで親切設計になっているためだ。Windowsに触ってしまったときもそのルールが適用され、つまり下図のようになる。
この状態で当該のデスクトップに戻ったとき、以前はこのズレがそのまま残って、モニタに対してWindowsがちょっとズレてしまうのをどうすることもできなかった。VMware Fusionを一度通常のウィンドウモードに変え、再度フルスクリーンモードにすれば解消されるが、その方法しかないのでやや面倒だった。
さっき気づいたらその問題がVMware Fusion側で解消されていた。というだけの話だが、なにやらうれしいのでこんなに書いてしまった。
ちなみにParallels Desktopでも同様の問題はあり、そっちはまだ改善されていないようだ。
Firefox lzyc 3.0.9
地球ではなくメタル調のアップルマークを抱かされたキツネはご存知、Mac向けに最適化された非公式Firefox(アプリケーション名は「Minefield」=「地雷原」)。G4、G5、Intel の各CPU用にわかれ、それぞれ公式版の現最新バージョンとおなじ「3.0.9」がすでに入手できる。
Firefoxが「3」になって以降、Intel Macでは依然軽快ながらも、G5だとどうにももっさり動くようになり、「そうかいそうかい、時代はもうそうですかい」と不貞腐れつつG5では致し方なくデフォルトブラウザをSafariにしていたが、先日これを試してみたところまあまあ速度が改善、デフォルトブラウザの座も取り戻した。一方、Intel Macたちもこれに替えてみているがこちらはもともと快適だったから体感速度にさほどの差はない。
インストールしてすぐの状態は言語設定が英語になっており、それを日本語に変える手順は配布サイトにあるとおりだが、もう一点、それまでのFirefoxの設定いかんにかかわらず、リンクのターゲット属性により新規タブでページが開かれるさいにフォーカスが移らない(背面でタブが開く)設定になるようだ。で、タブが前面に来るようにしたい場合は以下のようにする。
VMware Fusion 2.0.3、あるいはなんだよバグかよ
- April 8, 2009 5:38 PM
- mac
VMware Fusion 2.0.3が出ていたのでアップデートする。リリースノートを見ると次の記述が。
Resolves an issue where driverless printing stops working for users that run Mac OS X 10.5.6, and installed Apple Mac OS X Security Update 2009-001.
なんだよ、それバグだったのか。
VMware Fusionでは、Mac側に設定されているプリンタを自動認識して、Windows側でのドライバのインストールや、「プリンタとFAX」でのプリンタ追加作業などを経ずにそのまま使用できる機能があるが、たまたま先日それを使おうとしたところがどうにも説明どおりに動かず、Forum上の発言を漁ったり、いろいろ試すのにずいぶん時間をかけてしまった(で、けっきょくできなかった)。リリースノートの言うとおり、アップデートによりすんなり解決。
ちなみに上記は、メニューの「仮想マシン」 > 「設定」で、「プリンタ」の項目を選び、「有効」にチェックを入れればいい。デフォルトプリンタを同期させることも可能。
Time Capsuleと旧AirMac Extremeでデュアルバンド—802.11nと802.11gとの両立
- June 30, 2008 1:48 AM
- mac
いやー、私は何も知らなかった。「802.11n」と「802.11g」は並び立たないものとばかり思っていた。
ネットワークを構成する機器のなかにひとつでも802.11g(あるいはそれ以下)が含まれていれば、ネットワーク全体がそれ(より遅いほうの通信規格)に合わせてしまうから、802.11nの恩恵にあずかろうとすればすべての機器を802.11nで統一しなければならず、資産の大半を活かせないことになる上、さらにはiPod touch(802.11g)やWii(802.11g)、Nintendo DS(802.11b)といったいかんともしがたいものたちのこともあり、だから、いま「Time Capsule」や新しくなった「AirMac Extreme」を買うことには(少なくとも通信速度の上では)ほとんど意味がないのだと、その考えを後生大事に抱えていた私だ。
むろん、その「より遅いほうの通信規格に影響を受ける」という原則は、ひとつのベースステーションに複数のクライアントという単純な「親 ー 子」関係においてはそのとおりなものの、「親」を複数用意し、それぞれの「親 ー 子」関係がそれぞれで完結するように構成するという手があることを、ついこないだ知ったのだった。で、Time Capsule(500GB)を先日購入、ネットワーク構成を下図のようにしたところ、たしかに目に見えて快適なのだった(これまでは旧Extremeのほうにすべてのクライアントがぶら下がっていた)。
さて、では以下、もう少し具体的にどう設定したのか(あくまで私が何をしたのか)の説明を。
AirMac Express 最新ファームウェア7.3.1には用心されたし
- June 21, 2008 7:48 PM
- mac
この記事を書いたあとで、べつの流れから家の無線LANの構成を変更/整理したのだが、すると、今度はすんなりとアップデートできたのだった。「たしかめ算」的な検証はひとつもしていないし、このときのアップデート失敗が(何かしらの原因はあるにしても)「たまたま」に近いようなものだった可能性もあって、結局たしかなことはなにひとつ言えない身なのだが、新旧のネットワーク構成で単純に大きくちがう点を言えば、このときはAirMac Expressを802.11gの旧AirMac Extremeにつなげていて、変更後の構成では802.11n対応のTime Capsuleが作るネットワークに参加させているということがある。うーん、そういうことなのかな。いや、「たまたま」だったのか。
いや、「個体差」によるのか、まったく問題なくアップデートできている人も多くあるようなのであれだが、今日の午前中はこれでつまずいていた。
リモートスピーカー用に使っていたAirMac Express(802.11n)に最新ファームウェア7.3.1を当てたところ、ランプの点灯がオレンジになり、AirMacユーティリティからも検出されない事態になって、それでここ[Apple Support Discussions - AME最新ファームウェア 7.3.1]を参照しつつ、結局ファームウェアを元の7.3にダウングレードすることで決着させた。
で、ダウングレードがなかなか厄介なのだった。
仕組みをよく把握していないために〈厄介に感じ〉ているだけなのかもしれないものの──というか、これ、ダウングレードにさいしてはマシンが(当のAirMac Expessに頼らず)インターネットにつながっている状態でないとだめなのかどうか(7.3は再度ネットからダウンロードされてインストールされるのか)、そこをはっきり知る前にうまくいってしまったのだけど──、わたしの場合には、設定をリセットしたAirMac ExpessをEtherケーブルで直接つないでMac Proに認識させ(Mac Proは別途Etherケーブルでネットにつながっている状態。Mac ProにはEtherがふた口ある)、AirMacユーティリティを使ってダウングレード、再設定した。
AirMacユーティリティのどこから「ダウングレード」ができるのか、それもちょっとわかりにくいかもしれない。「手動設定」を選んで表示される「概要」の、「バージョン」というその項目名がクリックでき、そこからバージョンを選択するというインターフェースになっている。
AirfoilとVMware Fusion、およびParallels
- February 16, 2008 5:37 PM
- mac
だいぶ以前にごく簡単な紹介記事を書いたこともある「Airfoil」は、iTunes以外のアプリケーションの音源をAirTunesで飛ばして部屋のスピーカーから流すことを可能にするユーティリティー。
で、VMwareやParallelsで起動したWindowsが再生する音も同様に(つまり対象アプリケーションに「VMware Fusion」や「Parallels Desktop」を指定することで)飛ばせるのかやってみたところ、VMwareはダメで、Parallelsは可能だった。両者の仮想化の手法のちがいによるものか。
いや、やってみたらそうだったというだけの話。その説明は厳密でない、Airfoilの理解が足りないだけでVMwareに対してもやり方はある等々のご指摘がありましたら歓迎です。
Mac OS XでDVDのムービーを取り出す
- January 24, 2008 11:16 PM
- mac
先日いせ(ゆみこ)さんとビデオチャットしたさいに質問されたのは、つまりDVDに焼いてあるムービーをデータとして吸い出すにはどうしたらいいかということだ。ひろくパソコン一般に対して知識のもちあわせがあると思われての質問だが、必要に迫られない方面にはめっぽう晦(くら)くなるたちだ。そのときは、市販であるという点で〈無難〉な、思いつくところのROXIO® POPCORNなど名前を挙げてお茶を濁したが、そのぐらいのことはフリーウェアがあるだろうとチャットを終えてから調べた──つまり必要に迫られた。というこのエントリーはほとんどいせさんに宛てた私信のようなものだが、その私信にこうして文脈解説のような前置きを書いているのも徒労なことである。さて、ではいよいよいせさんに向けた説明。今回は HandBrake というソフトを使う。
VMware FusionでUSキーボード
- January 22, 2008 1:13 PM
- mac
Intel Mac上でWindowsを走らせる術としてこれまで BootCampとParallels Desktop for Macを試してきて、最近はもっぱらParallels一辺倒でいたけれど、ふとしたところから評判を聞き及ぶにいたってVMware Fusionもここはひとつ持っていていいのではないかということになり、それでMacBook(Late 2007)のほうにXPを入れた。
ちなみにメモリを8GBにしたMac Pro(初代)ではいまXP(BootCampボリュームをParallelsで使用)とVista(Parallels)とに2GBずつをあたえて両方を起動しつつ、なお4GB残っているMac側で作業するという贅沢さである。
でまあ、ごくごくつまらないTipsだけれど、VMware上のXPでUSキーボードの配列がうまく認識されなかった場合の話。ゲストOSをほとんどおまかせでインストールできる「Windows簡易インストール」という機能を使ってXPを入れたのだけど、入れてみたらキーボード配列の認識がちがっていて、つまり(代表的には)「@」が入力できない状態。ネットを検索するとレジストリを書き換える方法での解決策などもあるようだが、私の場合はキーボードのドライバを別のものに割り当て直すことで解決した。
Pogo Stylusに付いてきたあれがわからないのだ
- January 11, 2008 3:17 PM
- mac
昨年末に iPod touch(16GB)を買ったことは先日日記(Yellow)のほうでさっと報告したとおりです。いわゆる「jailbreak=脱獄」(=ソフトウェアの脆弱性を突くかたちでiPhoneやiPod touchのプロテクトを無効化、ネットワークを介してさまざまなユーザー自作アプリを追加できるようにするハッキング。完全自己責任の世界だがやり方については広く出回っている)はしていません。おとなしく2月を待つ道をとりました(この「脱獄騒ぎ」にどうにか収拾をつけるべく、アップルはサードパーティアプリのための公式開発キットを2月に提供すると発表した)。
その話はさておき、Pogo Stylusです。買いました。iPhone/iPod touch用のタッチペン(スタイラス)。iPod touchのタッチスクリーンはNINTENDO DSのような感圧式ではなく、静電容量式なるものを採用していて基本は「人の指」にしか反応しません。人の指でなくてもいいのですが、導電性があり、ある程度の接触面積をもつものでないと代用がきかないので、いろいろ試して該当する品を探すかブリコラージュ的に自作するだけの気が起きなければ指以外に選択肢がない、という状況のなか、昨年11月末にこれが発売されました。
やっぱりキーボード入力のさいには断然効率がちがうだろうということで購入。「海外発送承ってます」と案内にあったので本家サイトから直接買いました(気がつけばいまはもっと安くここで買えますが)。12月12日に注文、15日に「U.S. Postal Service®を使ってまもなく出荷されます」とメールがあり、その後ただただ待てば、31日にポストに投函されていました。
Parallels(Build 3120) とVista Ultimate アップグレード版
- February 1, 2007 4:59 AM
- mac
表題にある組み合わせで、いま無事、家のMac Proにインストールを済ませた。
これより先に会社のMacBookにもVista Ultimate 通常版を入れたが、さすがにMac Pro と MacBook の力の差は大きい。Mac Proはメモリも2GB(1GB×2)足して計4GBになり、Vistaへの割り当ては1.5GB。むろんXPよりかは重たいが、まあ快適である。
あ、ただあれです、現時点でのParallelsの限界により、Aeroグラス(ウィンドウが半透明表示されるやつ)とか、Windows フリップ 3D(探しやすいのか、あれ?というやつ)とか、あのへんの視覚効果は機能しません。
さて、インストールにあたってぶつかった問題は大きく2つほど。
賭けではない
- November 21, 2006 10:50 PM
- mac
永澤のブログ記事への応答。コメントを受け付けていないようなのでここで。
実家にWinパソコンをお下がりで渡すことになり,自宅用のマシーンの品定め.いっそ,MacBook Proを買ってWinとのDual Bootにしようかとも思うが,どの程度動くのだろうか.動くとは,どの程度使えるレベルかと言うことだ.日常的には,Macだけで仕事が出来るが,Windowsがないとだめな時もある.そこで,最低限,ストレスなく動くかどうか.賭だよなあ,ある意味.(改行省略)時々の紬:印鑑
言っとくけど賭けではないよ。ストレスはほとんどない。Mac Pro ユーザーの言うことなど信用できるものかという声もあろうが──そしてほんとうに Mac Pro はいいが──、MacBook Pro だって全然大丈夫だろうと私はにらむ。
Mac Proユーザーだ。どーんとこいだ。
- August 27, 2006 1:25 AM
- mac
発表からほどなくアップルストア(ネット)で8月10日に注文、16日に届いた。いわゆる「初期ロット」というやつに手を出すのははじめてじゃないか。物欲をなだめつつしばらくは様子を見、OS X 10.5(Leopard)が出た時点のものを買う、というのが冷静な大人の判断かもしれないものの、「おもちゃ」を買う者はみな子どもである。
Processor: 2.66 GHz Quad Xeon
Memory: 2GB 667 DDR2 FB DIMM ECC-4x512
Graphics Card: NVIDIA GeForce 7300 GT 256MB
Hard Drive Bay1: 250GB Serial ATA 3Gb/s drive
基本的に標準構成そのままで、Bluetoothのみ追加、いつものようにキーボードをUSにして「Buy Now」。
MacBook Pro 名称問題
- January 19, 2006 3:39 AM
- mac
日本でもいくつかのブログを覗くうちに気がつくことだが、いま「MacBook Pro」をめぐっては、その新しい名称に対する軽い(または大きな)失望を口にすることがひとつのファッションになっている感さえあって、多くの人が悪口への欲望を抑えられずにいるように見える。
たしかに「言いにくい」ようにも思える。私はこれを「マックブックプロ」と発音することしかできない者だが、欧米における「MacBook Pro」は発音の事情が異なってさらに言いにくかったりするのだろうか、CNET Japan の翻訳記事「『MacBook Pro』という名前はダメなのか--アップル製ノートPCに対するブログ界の評価」で紹介されているアチラでの反応はより揶揄に富んでいて楽しい。「ダメなのか」という言い草もないもんだ。
links for 2005-12-07
「なるほどね」と思わせられるアイデアながら、片や、コメント欄にある「これだとiPodで『持ち出す』事が出来ませんよね?」という〈とおりすがり〉さんの指摘も反論としては順当。ただまあ、ここで想定されている「長尺コンテンツ」をはたして小さい液晶で「持ち出」したいか?といえばそれはまた別の話になるだろう(〈とおりすがり〉さんがここで言っているのはおそらく、「所有物」は「持ち出せる」のだという思想のことである)。
■ iBelieve
自信ないけど、意訳。
世界中がiPodにとりつかれ、傾倒していることに啓示を受けたこの製品「iBelieve」は、iPod Shuffle に取り付け可能な交換用のヒモです。これを身に付ければ、iPodが史上最速のスピードで成長する宗教であるということを社会に向けて示すことができます。
iPod Shuffle と同じ素材でできているそうで、日本への送料を含めると20.9ドル。
Classic が起動しない
- December 5, 2005 5:39 PM
- mac
「Mozilla 1.3.1 for Mac OS 9」の動作を確認する必要があって Classic を起動しようとしたところが、いつのまにか起ち上がらなくなっている。プログレスバーがほんの少しだけ進んで「Mac OS」の「顔」にまで画面は切り替わるが、いつまで待ってもアイコンパレードが始まらず、「中止」するよりほかにない。「機能拡張を停止して起動」しても同じ。環境は Mac OS X 10.4.3。Classic に使おうとしているシステムフォルダは、以前 OS 9 起動のマシンで使っていたものをまるごとコピーしたもの。これで以前は問題なく起動していた。
うちにはもう一台、妻が使っている PowerBook G4 があり、これは OS 9 起動もできる世代。ただ、それに差してある無線LANカードが OS 9 に非対応で、LANケーブルでつながないと OS 9 環境ではネットに接続できず痛し痒しだ。で、ネットにつながらないと作業にならないので(そして LANケーブルを引っ張ってくるのは面倒なので)、OS X のままこちらも Classic 起動を試す。すると問題なく起動する。OS X のバージョンは同じだし、システムフォルダも、OS 9 起動してこのマシンを使っていたのは私だからほとんど素性の変わらないもののはずであるが、いったい何がちがうのか。
以下、解決編。
ありゃりゃ。新型iMacはiSight内蔵
- October 13, 2005 3:44 AM
- mac
●Appleが、iSightを内蔵し、Apple Remote コントローラー「Front Row」をバンドルした「新型iMac G5」を発表していました。
- iMac G5(20-inch)/2.1GHz/512MB/250GBHD/ATI Radeon X600 XT(128MB) 199,800円
- iMac G5(17-inch)/1.9GHz/512MB/160GBHD/ATI Radeon X600 Pro(128MB) 152,800円
が、ふと思ったのは「iSight内蔵」ということのデメリットで、内蔵となると、手に持ってケーブルをのばしモニタから離れたそのへんのものにカメラを向けるというのができなくなるということでもあるか。
でもまあ、荒川(の買い換えマシン、あるいは田村のそれ、はたまた吉沼のそれ)はこれかな。
WireTap Pro
- October 12, 2005 3:20 PM
- mac
これで、きのうのiChat上での会話(10/11付けの日記を参照)を録音してみた。問題なく動作したものの、保存されたファイルを聞いてみるとなんだか変で、すぐ気がついたが自分の声だけ録れていないのだった。環境設定でソースを「Mac オーディオ」にしていたためで、おそらくこれを「Mac オーディオ & マイク/ライン入力」にすれば両方(相手の声も自分の声も)録れるのだろう。
べつにiChatにかぎらず、Mac上で再生される音源ならばなんでも録音しまっせというソフトで、いまなぜ、自分が関西弁になってしまったのかその不用意さを悔いつつも、19ドルのシェアウェアである。
ライセンス登録をしていない状態では、MP3形式で保存ができない(「MP3形式で保存するにはお金を払ってください」といったボイスメッセージが録音データの上に(アタマに?)かぶさるらしい)等、いくつかの機能制限があるが、まあそれはAIFFでいったん保存して、あとで変換すればいい話なので未登録の状態でもさして問題はないかもしれない。まあ使えそうだと判断したので私は金を払っておきましたが。
プリントダイアログの部数にすぐに入力できない
- October 5, 2005 11:53 PM
- mac
これ、私のマシンでも思い当たる症状があり、書かれてある「暫定的回避法」を読んで「ほんとかよ」と思わず笑ったが、試してみるとほんとうにそれで回避できたからなおさらびっくりである。
Macintosh トラブルニュース (Macintosh News)
● Mac OS X 10.4:プリントダイアログの部数にすぐに入力できない
- 症状
- Mac OS X 10.4 で,「プリント」ダイアログを表示させて部数を入力しようとしても,デフォルトの「1」が変更できない状態になってしまう.そのまま,数分放置していると変更できるようになる.
- 条件・原因
- アップルの Apple Discussions のトピック: プリントダイアログの部数がすぐに入力できな い!? に問題が多数報告されていて,特定のプリンタやプリンタードライバの問題ではないと考えられる.
- 暫定的回避法
- 印刷部数や印刷頁を指定する前に,次のどれか一つを実行する.
- 日本語入力メソドを,日本語(「あ」表示)から," U.S. (星条旗)"に切り替える
- プリントダイアログをドラッグし,表示の位置を少しずらす.
- プリントダイアログがでたら,一旦デスクトップをクリックする(入力メニューにU.S.が無い場合は、システム環境設定の言語環境/入力メニューで U.S.(星条旗)をチェックする)
「プリントダイアログをドラッグし,表示の位置を少しずらす」ってそれ、回避法としてなかなか思いつくものではないと思うのだ。こうしてトラブルシューティングに載っているところをみるに「やってみた者がいる」ということだろう。恐るべきことに、「これ、ずらしてみたらどうかな」と思い、実行した者がいたのだ。
加えて言えば、「ずらしてみたらどうか」というところにまで至るからには、それまでに相当いろいろなことを試したにちがいない。
「スピーカを消音にする」
ってそれ、まったく関係ないわけだが、しかし、思いつくかどうかでいえば「表示の位置を少しずらす」だってそれに近い回避法だ。最後の最後、だめもとでダイアログをずらしてみたその男/女は、部数を入力できることに気づいてどう思っただろうか。案外、拍子抜けしたかもしれない。
あと、症状の説明にある「そのまま,数分放置していると変更できるようになる」というのもすごいよ。操作の利かなくなったプリントダイアログを出したまま、数分待ってみた者がいるのだ。
世界は広大である。
AirFoil
- September 25, 2005 10:50 PM
- mac
家の無線LANブロードバンドルータをアップル純正の AirMac Extreme に変えて以来、AirMac Express との連携がすこぶる調子よくなったという話は日記(9/15付け) に書いたとおりだが、それに関連しておすすめするのが「AirFoil」 。「iTunes」以外の任意のアプリケーションの音源を AirMac Express に飛ばすことができる。こりゃ便利。
私は「Last.fm」 というちょっと特殊なネットラジオ局を利用する者だが、ここが先日リニューアル(正式サービス開始?)し、プレイヤーとして専用のアプリケーションを使うかたちになったので、それを AirMac Express に飛ばして部屋のスピーカーから聞く方法はないかと探していた。
というわけで、そういう用途に使う向きにはとても便利だが、一方で情報によると、