コーナーの日記

Diary

Title: Superman Red Diary


7月17日(水)「志ん朝復活」

そういうわけで、トップページのほうはなんだか「毎週水曜更新」みたいなことになってきたが、どうなんでしょうか、守れるんでしょうかこのペースは。まず無理だろうけど。
7/17号のカバー写真部分をクリックすると出てくる CD シリーズの案内(「志ん朝復活」)ですが、別にネタでもなんでもなくご覧のとおりで、情報の共有が目的というそれだけのこと。ていうか、(たぶん「酢豆腐」の若旦那だろう)あの志ん朝の表情が、「ねえ見てよ見てよ!」ってばかりにうれしくなっちゃう顔してるわけで、とにかくあれをどーんと表示させたかった。で、ジャケットをスキャンしたりして「ご案内」ふうに仕立て上げた次第です。むろん中身の情報は本物。さあさ買った買った、聞いた聞いた。


7月14日(日)「吹き替え版を見る」

床屋へ。
その前に au ショップに寄り、例の Sony Ericsson の青いのを見てきたが、それで気づかされたのは今のオレンジ色のを買ったのがまだ去年の暮れなのであって、そうすると「10ヶ月未満の機種交換」てやつになり、それはぐんと高いのだった。で、買わない。むろん買わない。
髪を切られながら「あ。」というふうに考えがのぼって、『エピソード2』の吹き替え版を見に行くことにした。書店に寄り、「ぴあ」でタイムテーブルをチェックして、たぶん新宿のあのへんじゃないかと思うがこれから間に合うだろうかというのはすでに夕方で、私は髪を切られており、というのも床屋にいるからだが、基本的に子連れ客相手である吹き替え版は早めの回しかやっていなかったりということがあって、「焼けてますねえ」なんて店員に言われたりしている。
そのあと、新調したメガネをとりに吉祥寺まで。
新宿ジョイシネマの 18:45 〜の回に、タカをくくって 15分前ぐらいに劇場に着いたが、ほんとうに余裕で、がらがらだったのは子供の少ない遅い回だからか。
このあいだ、吹き替え版の配役を紹介するときに「これはまあおなじみだが」と書いて、そのときはてっきり昔からヨーダといえば永井一郎だったような気でいたが、ちがった。正しくはこうであって、ていうか C-3PO が何と言いますかすっとくる感じがなくてですね、その、「C-3PO 的なるもの」を演じようとしてるような感じがあり、ちがうよなあ、金曜ロードショーとかの記憶と、って思ってたら、そうだよね、そうだよ、野沢那智だよ。なぜ野沢那智じゃないのか。C-3PO が野沢那智になるまでの物語か、こしゃくな。
で、「永井一郎のああいう喋り」に何となく覚えがあるような気にさせられるのは、それ、「チェリー(錯乱坊)入ってる」ってことでしょうか。


7月13日(土)「起きれず」

ほんとうはというか、前夜までの気構えでいうと、宮沢章夫さんが教える京都造形芸術大学の授業の、学生たちによる発表公演である『おはようと、その他の伝言』(ダブルキャストで、13時と17時の2回公演)を見に、また日帰りで京都に行こうかと、いやかなり行く気満々だったが、起きれず。
案内によると大学は京都駅からは 50分くらいとあり、逆算に逆算をかさねてさらに余裕もみ、まあ8時すぎに部屋を出るとして7時ぐらいに目を覚ましたいところだと考えていたが、起きたら9時すぎ。だめである。
ダブルキャストの両方ともを見たいと考えていたが、それはもうだめで、そうなると 17時からの回だけ見に京都に行くというのもどんなものか、面倒じゃないのか、けどまあ結局行かなかったというよりは手応えがあって気が済むかもしれないし、よし、ふたたび余裕をみて 12時くらいに部屋を出るのがいいんじゃないかと考えていたが、次に目が覚めたら 15時。
ほんとうにだめだった。


7月12日(金)「そしてまったく関係ないが」

自身は「太陽の塔」に象徴される大阪万博が、70年代を象徴し、今なおその〈可能性〉をめぐって議論の対象となり得、魅力的にわれわれの前にあるのに対し、つくば万博はといえばとくに 80年代を象徴して屹立するでもなく、言及される機会もまれなのが実情だ。というのは何のことはなくて、今出ている「STUDIO VOICE」の特集「ポストモダン・リターンズ」にある記事の受け売りだったりするのだが、しかし、「総理大臣といえば中曽根」である諸君を含めたわれわれにとって、やはり「EXPO といえばつくば万博」なのであって、いったい何を書きたいのかあまり定めずに書き出すというとこういうことになるのだったが、ちなみに私は三度くらい行きました。
そしてまったく関係ないが、「STUDIO VOICE」をめくっていたら Sony Ericsson の新しい携帯電話(au)の広告があって、要は今使っているオレンジ色のやつ(C1002S)の青いの、といった見た目のなのだが、その「青いッッ!」ってところを押しに押した4ページからなる広告にちょっとやられちゃったというか、何のことはない欲しくなってしまったのだった。
で、それ A3014S ってやつなんだけど、サイトを見に行ったら色の「青さ」加減が広告で見たものとちがって、いやーそれじゃないんだけどなあ、もっと紺に近いさあ、アオッッッってやつでさあ…
広告を見つつ、自分が欲しくなっちゃってるということに気づいてさらに気づいたのは、ほかの条件がナーンもなくて、ほんとうに何も考えてないような〈素〉の状態だと、俺、「青が好き」なのかもしれないってことで、そういう評価の仕方自体ひどくステレオタイプだけど、なんだかとても「男の子」である。


7月11日(木)「移り気を憂いつつ(理論編)」

リニューアルという機会を得るたびに「目次」のページなど相手にし、いくつか個々のネタも見返したりしつつわりと毎度のことだが思うのは、途中で投げ出されている企画の多さで、困ったことだよまったく。
広川とかモンティとか、「更新が停まっている」という状態が明らかなものはこの際いいとして、「気持ちのいい連中(Fine Pixes)」だの「足熱図鑑」だの、まあ「心霊写真」だってそうだし、その枠の中でやろうと思ったらまだやれるんじゃないかというものがいくつかあるものの、どうにも管理人は移り気であって、そこらへんを反省して「心霊写真」とか、はたまた「ギャラリイッヒ・ジャバスクリプト」あたり更新してみようかと考えるほど、管理人は移り気である。
別の面から言えば、「無条件に〈爆笑〉できる何かなどというものはそうそう出てくるものではない」ということがあって、そうした中でやっていく(これはアップしてかまわないだろうと自分を納得させる)ためには「ボケ方」というか、「ボケが成立する枠組み」というか、「構造」と言ってもいいがそこから組み立てていかないと〈ネタとして成立させる〉のがむずかしく、その上、なるべくなら一度使った「ボケ方」はもう使いたくないということがあるために自分の首を絞めている。すべてのネタがその基準に適っているわけではないものの、例えば「心霊写真」など、基本的にはそれぞれ全部ちがう「ボケ方」でもってネタを成立させようとしていたフシが見え、それ「コーナー」なんだから同じやり方でもってネタ作りゃいいんじゃないかとも思うもののそれをせず、結果続かない。
そして管理人は移り気だ。
しかし「ボケ方」はまだある。あるはずだ。数え切れない「ボケ方」がまだウェブには残されているのであって、それを探さなければならない。「〈構造〉は〈変換〉の中にしかない」わけだが、それは別に「すべてはひとつの〈構造〉の繰り返しにすぎない」ということが言いたいのではなく、むしろ、その繰り返しの中に現れる〈構造〉はそのつど〈新しい何か〉であるということこそが真意であるとすれば、「次なるボケ方」の可能性はおそらく〈更新の惰性〉の中にこそあるにちがいなく、そしてその可能性を「個人ホームページ」という営為に見いだそうとして作ったのが「個人ホームページのために」シリーズだったんじゃないかよ、ということになると、まったく移り気で申し訳ないのだった。


7月10日(水)「台風(だいふう)」

台風だ。「だいふう」である。夜半から関東にも上陸するというその「だいふう」は、「たいふう」とちがうばかりか、雷とも異なる。ちょっと異なる。雷は鳴らないときもあり、いまだって鳴っていないが、「雷は鳴らないときもある」ということになったら事態は複雑で、いったい、いつが雷でいつが雷でないのか、そもそもこれまで雷でなかったことなどあるのか、ということにもなってほんとうに複雑だが、一方「だいふう」はと言えばずっと単純で、「読み間違え」である。
以上、そんなことを書くつもりで書きはじめたわけでは毛頭なかったものの書いているうちに文章がそんなふうに折れ曲がっていってしまったという好例で、いまここで冷静になって体勢を立て直しているのは「みんなついてきてくれているのか?」という不安がよぎったからだ。


7月9日(火)「駄目だった話」

『空飛ぶ雲の上団五郎一座』のチケットは、結局ぴあのスーパーリザーブシートで当たった2枚しかゲットできずだ。まあ2枚あるわけで、「見れる」わけだが、その2枚がタナボタ(ハガキの抽選)であるとなればつい欲が出る。ぜひみんなで見に行きたかったというか、みんなにチケットを渡したかったところだし、さらに言うなら自分は二度見たかった(「アチャラカ」とはそういうたぐいの舞台であるはずだからだ)。
しかしまあ、無理。顔ぶれ豪華すぎである。その顔ぶれにみんなだまされてるわけだけど、でも「アチャラカ」なわけですよ、その彼らが寄ってたかってやろうとしてるのは。そんなチカラ入れて見るようなものじゃないでしょうと言いたいものの、やはりチケットはきびしかった。
というのは土曜の明け方から日曜の朝にかけての話で、前売りの一般発売が日曜だったわけだが、店頭に列ぶにあたってどのていど張り切ったものか、考えていて思いついたのがふたたび『エピソード2』の先行オールナイト、その一番おそい回を見てでてくると朝の5時半ぐらいになり、そのまま、劇場から目と鼻の先にあるぴあの店に並ぶ、1位や2位であれば気持ちよくそのまま座り、5、6人の先客でもあろうものならあきらめて電話にきりかえるという、システマティックなように見えてなんのことはないものすごく張り切っているんではないかという作戦。
で、ぴあの店に着いてみると3位だった。先に書いたようなチケットの性質を考えれば、どうかなーという順番だが、電話がすんなりつながる可能性よりははるかに確率がいいだろうと腰を据える。2番目に列んでいた女性(同い年か、あるいは1コか2コ上か?)が同じ『団五郎一座』目当てで、といって彼女は三谷幸喜方面からの興味なので単純に趣味が同じわけではないが、「ぴあの行列馴れ」した人のようで、時間つぶしには会話、となんなく花が咲く。どうでもいいが、よくしゃべっていたんじゃないか俺は。
でまあいろいろ省くが、つまりその3番目でもって駄目だったという話。さらにはその2番目の彼女も駄目だった。ここまできびしいと、そもそもぴあの持ち分が少なかった(例えばセゾン系が多くを持っていた)とか、「先行発売」関係でほとんどをさばいてしまっていたとか、そういったこともあるんだろうが、まあ、駄目だった。
ちなみに同じ日、永澤もまた山梨県民文化ホール内にあるぴあの店へと行ったのだったが、こちらは山梨だという油断もあり、発売30分前ぐらいの到着で(それでも)4着。で、駄目だった。
いや、永澤といえば書くべきことはほかにもあるのであって、せんだっては四国八十八カ所札所の暗記にも成功したというが、それやこれやまとめてまた今度である。


7月4日(木)「エピソード2・吹き替え版情報」

トップページに関する Tips をひとつ。といって別段たいした話ではなく、「気づくのにまかせる」ということでもかまわないようなことだが、上段、What's new 欄の右にある画像(「JPEG」と呼ばないのは「PNG」だからだ)はクリックでき、クリックすると写真の全体(こっちは JPEG)が見られる。見られたからといってどうというものではなく、オチがあったりするわけでもないが、まあそういう仕組みになっているという話。位置づけとしては一応「カバー写真」のつもりではあるが、いずれデジカメで撮り捨てた一枚である。
それから「now reading...」の本のほうもクリックでき、これは基本的に Amazon.co.jp の該当するページへ飛ぶが、まあ古本とか、よほどの古本とか、該当するページがなかったり、Amazon へ飛ぶ意味がないような場合もあるだろうからリンク先はそのつど考えることになるだろう。
29日の土曜には、トップページのネタですでに書いたが『スター・ウォーズ/エピソード2 クローンの攻撃』(先々行オールナイト)を見てきた。さすがに先々行オールナイトなのでそれは字幕付き英語版なわけだが、買ってきたパンフレットには日本語吹き替え版のほうの配役も載っていて、それによれば、今回のみどころはなんといっても「ドゥークー伯爵(めっぽう腕が立つ元ジェダイ、のワルモノ)=羽佐間道夫」だろう。これは見なければならない。
それから、デクスター・ジェットスター(情報屋的な役割をはたすレストランのおやじで、でっぷり型の異星人 CG キャラ)が滝口順平となっていて、出演分数を考えるとまったくの端役だが、押さえておきたいところだ。「ジャー・ジャー・ビンクス=田の中勇」も、前作に比べ格段に出番は少ないもののひきつづき登場。
これはまあおなじみだが、内容的にいってやはり要所を締めそうなのは「ヨーダ=永井一郎」か。
まあ、そういったところ。
いや、だからその私の知らぬ間に永澤は「バスを待つ10分の間に打ちにいく」といったたぐいのパチンコ常習者になっていたわけだが、それはまた今度である。


7月3日(水)「リニューアル」

とうに出ているということを知らずにいたくちで先日買ったのだが、『STOP MAKING SENSE』のDVD(Amazon.co.jp へ)を BGM がわりに G4 ごし、正面のテレビに再生させながら作業する深夜がつづき、ふと目を上げると画面では上着を脱いでデカズボンのみになったデヴィッド・バーンがいるのは勇気づけられる。というか笑う。
しまった、いきなり「関係のない美術館」でなくなってしまった。ほんとうはあそこには「関係のない」画像が置かれるのが正しい。「関係のない美術館」というタイトルが「題名のない音楽会」からの引用だというのは以前に書いたとおりだが、トップページで「いま読んでいる本」を紹介する「now reading...」が、Flash などで用いられる「now loading...」のシャレだというのは自分でも作ったあとになって気がついた。
というわけでごらんのとおり(というにはユーザー環境はさまざまだが)、リニューアルである。XHTML1.1 および CSS2 準拠。といって何のことだかわからない人も多いかもしれないが、有り体に言って <table> タグを使っていないわけですよ。ためしに一度ブラウザの設定でスタイルシートをオフにするか、あるいはお持ちであれば Netscape 4.x でごらんになってみると「スタイルシートすげー。」というのがよくわかるかもしれない。そうやって見ても、いさぎよい(素の)HTML で表示されるので読むのに問題はないようになっている、と思いねえ。
「見た目こみ」でほぼ意図どおりに表示してくれるのは、Netscape 6.2 以上(7.0PR1 推奨)、IE 5.0 以上(Win だけだけど 6.0 推奨)、そしてもちろん「Best viewed with Mozilla 1.0 or later」である。バージョンまでは知らないが、Opera(現在日本語版があるのは Win のみ)も大丈夫。残念ながら、現バージョンの iCab は駄目(むろん読むだけなら問題なし)。
いつしか私も腕をあげていたもので、「テーブルレイアウト」と呼ばれる技術についてはまあ「自在」というか、「どういうデザインだろうが同じことですよ」みたいなことになっていて、今回のリニューアルもはじめは「テーブルレイアウト」を使ってちがうアレンジみたいなのを途中まで作ってたんだけど、やっぱり飽きましたね。まあ今回、「どういうデザインだろうが同じことですよ」ということ自体がひとつのコンセプトにもなってるわけですが。
一方ではやはり、スタイルシートそのものについて言えばまだよく知らないために刺激的だということがあり、いやいけないな、出だしまたこんなに長々書いてしまっては。これで続かなくなるのはいつものこと。
そのほか、知らぬ間に永澤がパチンコ好きになっていた話や、無沙汰のあいだのあれやこれやはたくさんあるが、それはまた今度。
ところで『STOP MAKING SENSE』は VHS のものも持っているのだった。欲しいという方があれば、あげるのでメールでもください。