11
Nov.
2004
Yellow

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/ 1 Nov. 2004 (Mon.) 「鼻から漏れ出る記憶」

やはり、困ったときの猫の写真、である。
いや、べつに寄ったところで意味はないのだが。

私は鼻がわるい。妻と暮らすようになり、その文化が生活に入ってきてハーブティーを飲むようになった私だが、その愉しみの最大のところであるらしい香りは、ティーカップにぐっと鼻を近づけ、湯面すれすれにまでもっていってようやくそれと知れる。わが家には猫が2匹いるが、猫のトイレは3つあって(しかも廊下に並んで3つ)、砂の交換をしばらく怠ると廊下はひどくオシッコ臭くなり、臭い臭いと妻は差し迫ったように訴えるが、妻が言うほどには重大事と捉えられない私がいて妻を苛立たせる。
しじゅうつまったその鼻の奥、古い匂いの記憶が地層のように折り畳まって、ときおりほどける、ということはあるものだろうか。「ああ、これはあのときの匂いだ」と記憶がよみがえる。今日もまたその経験をしている。
大学受験の折り、日暮里にある母の実家に私は泊まり、そこからいくつかの大学の試験会場へむかったが、この匂いは、あのときの母の実家のなかで、私の鼻にまとわりついていたものだ。居間のテレビのチャンネルをまわすと見慣れない「MTV」が流れていて、それはケイト・ブッシュの新曲のクリップだった。茨城の実家からもってきていたCDは、ピチカートファイヴの「東京は夜の7時」だった。そのときの匂いである。
いや、だから何なのだ、という話ですがね。

本日の参照画像
(2004年11月 1日 23:59)

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