5
May.
2005
Yellow

最近のコメント

リンク

広告

/ 14 May. 2005 (Sat.) 「ほんとかよ」

いま、帰ってきて「富士日記2」 に行ってみると14日付けの日記が更新されていた。毎回、宮沢さんの「書かれなかった日記」は壮大なことになっているが、

ほんとは、茂一さんの舞台を観て、それから茂一さんと知り合ったころのこと、原宿にあった「ピテカン」というクラブと、そこで会ったミュージシャンをはじめとする様々な人たち(そのなかに桜井圭介君もいる)のことや、八〇年代の話も書きたかったし、そうした八〇年代のクラブにおける文化がどう変遷していったか、私はそうした文化からなにを覚え、なにを学んだか(学ばなかったか)、そして、いま、自分の立ち位置をはっきりさせるために、この二〇年ばかりの変化を論じたかったが、それはまたいつか。

 あはは。ほんとかよ。
で、私はいま新文芸坐 のオールナイト(タルコフスキー傑作選)から帰ってきたところで、これから少し寝て、今日の午後は例の「自主リーディング」のためにまた池袋方面へ出なければならない。タルコフスキーについてのことなど、書くのはそれが終わって帰ってきた夜になるだろうから、ひとまず短い報告まで。

(2005年5月15日 07:31)

関連記事

/ 12 May. 2005 (Thu.) 「バナーの快楽について」

あきらかに撮ろうという気力に欠けた一枚だが、家で飼っている猫のロビン。

ページの右上に出てくる「468*60ピクセル」サイズのバナーは、何枚か(現在は4枚)あるなかからアクセスのたびにランダム表示させているもので、だからあるいはまだ見ていない人もあるかもしれないが、この日追加したのはこうした1枚だ。

吉沼、ビデオはどうなった?

 リンク先も用意してあって、クリックするとここ へ飛ぶ。いやまあ、何のことだかわからないと思いますが、これは結婚式および披露宴の模様を撮影したビデオのことを言っていて、当日それを撮影してもらったのが友人の吉沼だ。編集をし、DVD にまで焼いたものを元素材の DV テープとともに送ってくれるというたいへんな張り切りに満ちた吉沼からの提案は、たしか二次会の席でそう言っていて、それどころではない忙しさからこちらが解放された今日このごろ、ふと気がつくと、以来その件で吉沼からは何の音沙汰もないのであり、そこで呼びかけてみたのがこのバナーだ。
呼びかけてみるもので、明けて13日の朝、吉沼からメールがある。

作業(切ったり貼ったり)自体はそんなにかからなかったものの、レンダリングというのか? AVIMPEG2への変換とか、何かやるたびに十数時間の「待ち」があり、思ったように進まず
で、じつはGWの終わりの方にいったんは完成を見たものの圧縮モードの設定などのせいか、ひどく画質が悪く再度圧縮し直している次第で、いまも自宅でカリカリいっているところ。最近のHDは、カリカリいわないか。サーとか、うーとか、まあそんな。

 そうだったか。まあ、MPEG2変換ってやつの「待ち」に関しては私も経験があり、あるいはそんなことではないかとも思っていたが、しかしひょっとして「え? ビデオ?」といった反応が吉沼から返ってこないともかぎらず、ここらでひとつ催促しておくべきかとバナーを打った。どうやら忘れずに(どころか誠実に)作業を進めていてくれたようで、それはなんともありがたいかぎりだ。

吉沼。ありがとう。

 いきおい作ってしまったもののバナーとしてさらによくわからないことになっているのであり、なんでもバナーにすればいいというものではないということの証左のようにしてこのバナーはあるが、またその一方でどんなメッセージであれ、バナーにしたとたん、バナーという形式それ自体がそのメッセージ性を保証してしまうという「フォルマリズム」的な側面も少なからずあるのであって、それを見逃すことはできないにせよ、いまのは、単にひさしぶりに「フォルマリズム」とか言ってみたかったということが正直なところあり、さらには言えば単に、

でかい文字の画像

を作ることは気持ちがいいといったことがあるのだった。で、吉沼曰く、

今週末には発送できる目論見です。

とのこと。「音楽や効果はナシで3時間弱、2枚組(挙式編・披露宴編)となって」いると予告があった。期待して待ちたい。

ほかに、もっと書いておくべきこともあったように思うものの、遊んでいるうちに終わってしまいました。

本日の参照画像
(2005年5月14日 04:03)

関連記事

/ 11 May. 2005 (Wed.) 「海へ?」

ごく安いワインをペリエ で割り、レモンを搾ったもの。村上春樹の小説に出てきておいしそうだった、と言うのは妻である。妻はいま『象の消滅』 を読んでいる。私は読んでいない。

ほかに無沙汰のあいだのことといえば、Mac OS X の「Tiger」 を家の PowerBook にインストールしたことだ。よく知られているように「Tiger」というのは「バージョン10.4」にあたるこの OS の開発コードネームで、それは「007」というスパイのコードネームが敵側に広く知られているという事態に似て、考えてみればちょっとよくわからないことになっているのだが、「バージョン10.2」のときの「Jaguar」以降、パッケージにもその名前が印刷されるようになってすっかり商品名としての扱いを受けるようになっている。

関係ないが、上の画像を用意するのに「Panther」(10.3)のパッケージの写真を探していて、それで検索結果のなかにあったのがこのページ(「Panther」を扱った海外ショッピングサイトの、現在は機能しているのかわからない商品ページ) だが、じつにくだらないことを報告して申し訳ないけれども、そこにあるパッケージ写真をクリックしてみてほしい。よくある仕組みで、パッケージ写真の下にある「Click here for a larger image」の説明を待つまでもなく誰もが期待するようにより大きな商品写真が表示されるわけだが、びっくりするのは「ほんのちょっとだけ大きな写真」が出てくることである。
なお、「Jaguar」以降のものに比べればあまり知られていないが、「10.1」は「Puma(ピューマ)」、「10.0」は「Cheetah(チータ)」で、つまり「ネコ科の大型動物シリーズ」になっている。「10.5 は『Lion』で、それでネコ科シリーズは終わり」といったまことしやかな噂もあり、それは非常に穏当な流れのように聞こえるが、しかし私が期待するのは、次に思わぬコードネームがあらわれ、これがじつは「ネコ科の大型動物シリーズ」ではなかったことが判明するという驚天動地のシナリオだ。「そっかあ、そういうつながりだったのかあ」といったような、きわめてアクロバティックな何か。なんだそれ。

夜、上山君の日記 をチェックするとそこには、

 昨日ふと思い付いたことで、恭子さん意外には全く誰にも相談していないのですが、7月の海の日の三連休を使って、「海の日に山に行く会」をしませんでしょうか?行き先は永澤君のいる長野県希望。

 とあって、じゃあ、われわれは海に行こうかと考える。海の日だし。むろん場所は長野県でだ。あてどもなく、長野県で「あると信じた海」を探しあるく三日間である。どうだろうか、といったことを妻に言うと、「じゃあ、私は山にする」と言った。

本日の参照画像
(2005年5月13日 17:38)

関連記事

/ 10 May. 2005 (Tue.) 「『タカダワタル的』を観る」

ところでこれが宮沢さんに贈らせていただいた本。兵藤裕己『演じられた近代』(岩波書店) 。喜んでいただけたようでなにより。私はまだ半分ほど読んだところ。
ラストソングスのライブをおさめたグルーヴィーな一枚。この日はあと2枚妻が写真を撮っていて、それは追って「Pink」のほうにアップ予定。
吉祥寺バウスシアターでは13日まで。その他の上映館情報はこちら

←これ。去年ぐらいからちらほらと見かけるようになったリンク作法だが、今日からそれを取り入れてみた。というのはつまり、このサイト内のリンクは以前から標準文法に従い(つまり「そのリンクを現在のウィンドウ内で開くか、それとも新規ウィンドウで開くか、あるいは新規タブで開くか」は見る側に選択権があるべきものである、という思想にのっとり)、基本的にすべてターゲット指定をしていない(=そのままクリックすると現在のウィンドウで開くようになっている)が、加えて、その通常のリンクの隣にあるこのアイコン( )をクリックすると、同じリンク先が新規ウィンドウで(より正確には「target="_blank"」で)開くようにしたもの。ただし JavaScript が有効になっている環境でのみそのように動作します。

とあるクライアントのサイトの全面リニューアルがあり、それでかれこれ、ゴールデンウィークも含めて昼夜のない日々が続いていたのだったが、この月曜に一段落がつく。世間では「大型」と噂されたらしいゴールデンウィークは結局、これは行くと決めてあらかじめ取っていた3枚のチケット、すなわちラストソングス のライブ(3日夜/代官山)、シティボーイズミックス『メンタル三兄弟の恋』(4日夜/天王洲)、オールツーステップスクール 『メイキング・オブ・チェーンソー大虐殺』(5日昼/駒場)をこなすだけでせいいっぱいな状況であり、そうして終わった。とくに「オールツー」は徹夜明けで出向いたために観る側の体勢が万全ではなかったことが残念だ。稽古期間中、当方の結婚式・披露宴のために動いてくれた笠木さん 南波さん へのお礼も込めて差し入れを携えていったが、ぼんやりしていてそれが要冷蔵だということを告げずにただ置いてきてしまった。きちんと食べてもらえたろうか。
「新しい演劇の潮流」なるものに関して、(『トーキョー/不在/ハムレット』の演出助手など務めておいてなんですが)私はほとんど何も知らず、ただ今回のこの作・演出がどういった問題意識(あるいは、「演劇」なるものへの違和感)のもとに立っているのか、その質のようなものはなんとなく観ていて察しがつくものの、その成否といったものを正しく批評の言葉のなかに配置するだけの材料の持ち合わせはまったくなく、ただ、刺激的だったということが言えるだけだ──たとえばここ[fringe blog: オールツーステップスクールはなぜアフタートークをしなかったのか] にあるように、どうやらそれは「チェルフィッチュ」 の先行作品との関係のなかで語られるべきものらしいが、私は「チェルフィッチュ」を未見である──。あと、その回はおそらく相対的に、日々の出来不出来といったレベルで言って「けっして出来がよくはない」回だったのではないかと、なんとなく(ほんとうに「なんとなく」)そう感じ取れるようなところがあって──と、稽古も見ておらず、その回1回のみしか観ていない身で無責任このうえない発言なわけですが──つまり、「これはきっともっと面白いはずだ」と──まあ再三であれですが「なんとなく」──そう考えていた。と、これもこちらの体調の不十分さに起因するものである可能性は大きいわけですが。いずれにしても、自分のなかで刺激的で魅力的な舞台だったことはたしかで、時間が許せばもう一回観ておきたかったところだが、時間が許さなかったのは前述のとおり。
時間が許さなかったと言いつつ、ついでに報告しておけば8日の夜には以前に買ったボックス のなかから『暗闇でドッキリ』『ピンクの豹』『ピンクパンサー3』(鑑賞順)を立てつづけに見た。『3』まで見たあとで、ようやく「あれ?」と気付いたというのもずいぶんぼんやりした話だが、このボックス、『ピンクパンサー2』だけ入ってないんですね。アマゾンの商品ページにあるカスタマーレビュー のひとつによれば、

アメリカでは「2」のDVDはこのMGMのBOXセットよりも数年前に他社から単品で発売済みで、このセットの発売時点でも権利がそちらにあるので法的に無理。
日本では「2」の単品が出ていないのでファンの不満度も高くなるのは無理ないですね。
こうした発売の権利などは国別に異なることも多いので日本版では入る可能性もあるのかと思っていたのですが、結果的に入らなかったところを見ると同様な問題があったのだと思います。(単にアメリカ版をそのまま出しただけという可能性もありますが。)

 とのこと。そうなのか。中学・高校時分の記憶に信憑性があるとして、私のなかでシリーズ最高傑作の位置を占めるのが『2』である。まあ、『ピンクの豹』『暗闇でドッキリ』『ピンクパンサー2』がはたして「シリーズ」と呼べるのか?という問題も置いておくとして。シーン単位で言えば、最高なのは『ピンクの豹』でダーラ王女のところを辞するクルーゾー警部がドアを出た途端に方向を間違えたらしく視界から消え、じき引き返してきて今度はまっすぐ帰っていくところ、でしょうか。

それで今日(10日)、会社を引けてのち妻といっしょに吉祥寺へ行ったのは、レイトショーの『タカダワタル的』 を観るためだ。65分という短い作品。なによりもその歌をたっぷりと聞かせてくれる作りであったのが高田渡ビギナーにはありがたかった。ここだけの話だが、妻は泣いた。
劇中、まだ開店前の「いせや」(吉祥寺)の席に座り高田さんがしゃべるのは、「こういう飲み屋に来ることの第一義的な面白さは、なによりほかで会う機会のないようなすごい人たち、人生の先輩たちに会うことができるということであり、その話を聞けるということである」という主張だが、それとほとんど同じようなことを、このあいだ神谷バー で出会った素敵な酔っ払いも語っていた。おそらくここに、「酔っ払いの文法」があると私はにらんでいるところだ。
家に戻った妻がネットで調べ、「あの人、56歳(享年)なの!?」と驚いていたが、それではじめて私も年齢を知った次第で──知らなかったというか、気にしていなかった──、あるいは宮沢さんが志ん生などを引き合いに出して書いていたのにイメージを引っ張られもしたのか、たしかにもっと「おじいちゃん」であるかのような印象をもっていた。まあ、ちょっと考えて計算すればおじいちゃんであるはずがないわけだが、とはいえ画面のなかの高田さんがじっさいちょっと56には(少なくともいまどきの56には)見えない風貌だったこともたしかだ。
文章は脇道にそれつつ終わりをむかえるが、志ん生といえばこういったもの が出ているのだった。

志ん生復活!落語大全集 第1巻 (1)
美濃部 美津子 小沢 昭一 山藤 章二
講談社 (2004/11)
通常4日間以内に発送
 現在、第6巻まで刊行中。第1巻の帯によれば「映像13、初音源6、写真500、総演目71(SPレコード6、口上1、音曲4、対談1を含む)」だそうで、これまで知られていた「動く志ん生」としてはNHKが収録した「風呂敷」と「唐茄子屋政談」(だっけ?>兄)、それと映画『銀座カンカン娘』のなかで演じている「替り目」と「疝気の虫」があるわけだが──というかそれしかないわけだが──、それ以外の(まあ、そのほとんどが資料的なものとおぼしいが)「動く志ん生」の総ざらえ的な内容を含んだDVD BOOKによる全集。

本日の参照画像
(2005年5月12日 02:15)

関連記事