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Oct.
2005
Yellow

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/ 8 Oct. 2005 (Sat.) 「複数ビデオチャットの壁」

7日(金)の日記をアップしたあと家を出て、巣鴨へ。妻の親戚で最近子供が生まれた家があり、そのお宅へ伺った。一時間ほどおじゃまして辞す。
巣鴨に来るのはおそらくはじめてだ。帰りにはとげぬき地蔵尊に足を向けてみる。とりたてて特筆すべきことがあったかといえば何もなく、地蔵尊はなんだか狭かった。小さい時分に足を運んだ場所に大人になってから行き「なんだこんなものか」と感じる、その「こんなもの」といった広さしかないと書けば、しかし小さい時分に寄ったこともないものをおかしな言い草だが、なぜかもっと広い空間を思い描いていたのはどこかまた別の、浅草の浅草寺とか、そのへんのイメージとごっちゃになっているだけのことか。雨が降ったり止んだりの天気で、雨のせいかじとっとした蒸し暑さのようなものが肌から感じられもしたものの、それもむろんもう夏の暑さではなく、世の中はいつのまにやら秋である。境内の近くにはかき氷屋の屋台が出ていて、はたして売れるのだろうかと心配させられる。いや、売る気があるのだろうかといぶかりたくなる佇まいですらあって、こうした季節物は引き際を図るのがむずかしいといったことがあるいはあるのだろうか、ひょっとして図りかねてずるずるとこのまま、涼しい顔で冬と春をやり過ごし、また夏が来て何食わぬ顔で繁盛を見せる、そうしたかき氷屋もあるかもしれないと、ありもしない夢想を誘われるのは巣鴨ゆえか。

ついに大阪の上山君 (新規ウィンドウ) 宅でiChatの準備が整ったのは夜だ。電話で説明し、チャットにログインするのに必要なAIMのアカウントを取得してもらい、それでまず私とつながるのを確認したあと、では三者でのビデオチャットを試そうと茨城の次兄宅に声をかける。
が、思わぬ壁が立ちはだかったというのはマシンスペックの問題で、たんにそのへんの情報についてよくよく確認していなかっただけなのだが、複数ビデオチャットとなるとやはりちょっと並々ならぬ処理をしなければならないらしく、参加するには最低、

1 GHz G4、デュアル 800 MHz G4、G5 全機種

でないといけないらしい。上山君のPowerBookはシングルの 800 MHz ぐらいで、「なんだよ、あとちょっとじゃないか」と上山君は少しく納得のいかない様子だが、もう一歩のところで参加できない(iChatの側がCPU速度を自動判別して「できない」と判断してしまうのでどうにも工夫の余地がない)。さらに、複数ビデオチャットを開始する「ホスト役」を務めるにはもっと高スペックが必要で、

デュアル 1 GHz G4、G5 全機種

が最低条件だ。うちのマシンではいま12インチのPowerBook G4が最速で、シングルの 1.33 GHz だから、ホスト役は務められないのだった。
「商売がうまいよなあ、アップルは」と上山君。なんだ、買う気かよマシンを。そういえば OS X になってこのかた(あるいはアップルが「強く」なってこのかた?)、CPUのアップグレードカードというものをとんと見かけない。
障害はそれだけではなく、上山君のところと次兄宅とでビデオチャット(1対1)を試してみるとなぜか接続できない。これはちょっと原因がわからない。
結局、三者でしばらく複数オーディチャット(音声のみのやりとりで、この場合必要スペックは低く最大10人まで同時にいける)をしていた。上山君はまだそれほどビデオチャットのほうを堪能していないからあれだが、オーディチャットはオーディオチャットで充分に楽しいことが判明。チャットというと往年のテキストチャットから来るせかせかしたイメージがどうしてもあるけれど、これはそうしたことはない。知った者同士でやっているということがそもそも大きいが、じつにだらだらしたものである。チャットがつながった状態にしておいて各人(各家庭)はもっぱらそれぞれに思い思いのことをし、ときたまその会話が iChat から流れてくるのに反応して……といった側面が楽しく、テクノロジーの進歩というやつが如実なかたちで立ち現れる。まあつまり通話代ゼロの3元電話ですね。

(2005年10月11日 13:25)

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