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Mar.
2006
Yellow

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/ 16 Mar. 2006 (Thu.) 「引っ越しはもうとっくに済んでいる」

ありがたいことに忙しくさせてもらっている。昨夜は会社に泊まった。今週二度目。
2月14日に立川に引っ越した。すでに一ヶ月が経過したことになる。家の片付けはもう峠を越して5分の3ぐらいのところまで来ているのではないかと、それ暗いなかを手探るような値踏みだけれども、なにしろ先週末、本のダンボールを空け終わったからにはそのぐらいまで行っているだろうということだ。
前の荻窪の家では6本のスチール本棚を使っていた(それでそこから溢れさせていた)が、引っ越しではそのうちの2本だけを運び、あとはかわりに新しい本棚を買った。2本はスライド式のもので、もう2本は、その、説明がむずかしいのでリンクを参照してもらいたいが、こうしたものを買う。後者のこの本棚が厄介だというのは下のキャスターで、ぎっちり中身を詰めると半端でない重さがかかり、あまり上等とはいえないその無骨なキャスターが、本棚を手前に引き出すたびに床板に傷というか凹みを付けていたことにようやく気づいたのが先週末の、朝の日差しのなかでのことだ。光の加減や見る角度によっては凹みに気づきにくいこともあって、やっとそのことに気づいた。なにしろひどく落胆する妻である。ほかにも、よく見ればこまかい凹みがすでに何箇所も床に付いていて、おそらく本棚を組み立てるときにドライバーやら何やら固いものをポロポロ落としていたのだろう。「まあ“かたちあるものは…”だからなあ」という寺生まれの物分かりのよさも困ったもので、そうしたことに執着のない顔をしがちな私を妻はうらめしく睨むのだった。とはいうものの、キャスターはこれ、ほっとけば押し引きするたびにどんどん床を凹ませていくだろうからそれはさすがにどうかと思われ、近くにあるホームセンターでベニヤ板のようなものを買ってきてそれを敷いた上に本棚を載せることにする。
とにかく本を棚のほうに詰めてダンボールをつぶし、部屋の作業スペースを確保することを優先したので、棚の本はまだわりと未整理な状態で並んでいる。整理したいという欲望もあるものの、一方ではその未整理さ加減がどこか魅力的でもあって、異化効果というやつでしょうか、何やら楽しげな眺めになっているのだった。たんに開けたダンボール順から手前に配されることになった本など、「ああ、あったなあこんなの」と、われながらそれもずいぶん呑気な物言いである。

(2006年3月20日 03:45)

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