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Apr.
2008
Yellow

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/ 12 Apr. 2008 (Sat.) 「いろいろ」

ときおり訪ねてくる野良猫。応対するうちの猫。

去年植えた球根が、まったく手入れをしなかったというのにまた今年も花を咲かせた。

裏の家の桜である。

まさにいろいろである。
何から書いたらいいものやら、なにせ前回の更新からものすごく間があいてしまった。その間、記録しておくべきことや書いておきたいと思ったことは山とあって、さて更新しようというタイミングも何度かあったものの、ついにしそこねて今日ここまで至ったのはひとえに忙しさと、あるいは忙しさを口実とした怠惰と、そしてついつい人は、そうしたときにかぎって瑣末な問題のほうに気を取られがちだということがあり(あるいはそれに逃避をするということがあり)、たとえばこのサイトで使っているMovable Typeというブログツールを4.1にバージョンアップしたりしていたこともそのひとつだ。3.35から4.1へのバージョンアップで、メジャーバージョンアップというやつである。既存のものをアップグレードするのではなく新規インストールに近いかたちをとったのは、裏の仕組みにずいぶん変更が加えられているという話だからで、情報を集め、ああそうか、そうなっているのかとひとつひとつ理解をしながら移行作業を進める。ただ、そうした苦労も、最終的に出力されるページの見た目としては前となんら変わるところがないので伝わりにくいというか、ここを読んでくれているたいていの人にとっては端的に「どうでもいい」ということがあって、そんな仕組みのことより肝心は中身(日記を更新すること)じゃないかと言われれば「そうです」と答えるほかないのだけれど、ま、だから一種の逃避なのであり、苦労といったってそれが楽しかったりするわけだからどうしようもない。

さて、繰り返すようにさまざまなことがあったのだった。何度か更新しようとしたときに途中まで書いた下書きもいくつかある。準備をしながら更新しそこねて日が経ち、中空に漂うことになった半端な言葉たちを未練がましく呼び寄せるという真似も、しかしチェルフィッチュを観たあとでは比較的容易なことであるように感じられるから不思議だ。つづいてのこの文章は、3月13日付の日記としていちど更新しようとしたもので、3月12日の出来事などを書いています。

えーと、前回の日記に書いたような異常な就業ペースからはだいぶ抜け出てきました。依然やることは山積していますが、終電では帰ってます。あるいはもう少し早く帰ったり。「新潮」4月号(宮沢章夫さんの新作だけでなく、古井由吉の最新連作もスタートという思わず手が出る充実の号)は買いましたが、まだ読めてません。それにしてもなぜ、「です・ます」体で書きはじめちゃいましたか私は、ねえ。
きのう12日、生まれてはじめて鍼治療というものを受けたのは、べつにその、腰をやっちゃったとか、どこかを痛めたということではなく、全身に溜まった凝りをここらで一度すっきりさせたいなあというふとした思いからだが、そう思ううちに宮沢さんの日記にときおり登場する鍼治療のことが浮かび、それがどこにある治療院なのかもわからないまま宮沢さんにメールでたずねると、思いがけずすぐに返信があって、メールにその「中田治療院」の電話番号を添えてくれた。電話をかけ、話を聞くうちにいよいよ行く気になっていて、「きょうの夜でもだいじょうぶですか?」と思ってもみなかったことを口にする私だ。20時に治療院へと伺う。
「はじめて(の鍼)でウチに来ちゃいましたか」と冒頭に言われることになるのだが、「鍼」ってやつがどういったことになっているんだかまったくわかっていない状態で飛び込んだのがかえってさいわいしたか、ことさら過剰な恐怖心もなく、二、三度、全身にまさに電気の走るような瞬間も味わったものの、非常に気持ちよく一時間を過ごした。「初回でこんなに打たせてくれる(つまり、あまり痛がらない)方は、とくに男性ではめずらしいですよ」とおだてられたりもしつつ、たっぷりと打たれた。
まったく気持ちがいい。そして若先生はよくしゃべる。終わりのほうに自身でも言っていたとおりほんとうにたんに「話し好き」らしく、だから、接客業としての気遣いのようなものから発せられるそれではないぶん、こちらの客としての気遣いも要らないから受け答えに疲れないということはある。

いや、たしかに相当気持ちよかったのかもしれないけれど、何も一ヶ月もさかのぼって、鍼の話からはじめることはないじゃないか。順を追うのもいいがきりがない。ほかにもいろいろあったのだ。いろいろと。

本日の参照画像
(2008年4月14日 01:07)

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