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Jun.
2008
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/ 7 Jun. 2008 (Sat.) 「結婚記念日だとのこと」

式を挙げたのは翌年、『トーキョー/不在/ハムレット』の公演が済んだのちの春だが、その一年ちかく前、2004年6月7日に籍を入れている。いつのまにやら四年が経ってしまった。
午後ふたりで出掛けて、ひさびさ西荻窪と吉祥寺をぶらぶらする。いずれも以前私が暮らしたことのある街。西荻窪の「亜細庵」はなくなっていた。古本屋で二冊ばかり買う(いとうせいこう『ゴドーは待たれながら』、藤枝静男『或る年の冬或る年の夏』)。吉祥寺の「和幸」で食事。祝い事といえば、やはり「和幸」でとんかつだ。よくわからないけど。パルコを見て回り、地下にある本屋(パルコブックセンターと書きそうになるけどちがうんだよね。いまはリブロブックス)でたくさん買ってしまう。バルトの『零度のエクリチュール』がみすず書房から新訳で出ていて、いやほんと、ついね、買ってしまった。先日の日記に「mie」さんが寄せてくれたコメントのなかで言及のあった、大島弓子『グーグーだって猫である』も4巻まとめて。
小林信彦『うらなり』も買う。じつをいって私もまだこれ読んでいないのだが、先日の「富士日記 2.1」の記述を読んだ妻が「面白そうだ」と言い出して買う。で、せっかくだからとまず『坊っちゃん』から読みはじめた妻だ。私はさしあたり、石原千秋『反転する漱石』に収められている論考「『坊つちやん』の山の手」を読み返す。
結婚記念日を祝し、『柳生一族の陰謀』(深作欣二監督、1978年)をふたりで見る。妻が「歴史の勉強がしたい」と漠然としたことを言い出したための『柳生一族の陰謀』だが(チョイスしたのは私だが)、それ、まったくまちがっている。おそらくよくなされる説明じゃないかと思うが、これは時代劇版『仁義なき戦い』。公家勢として配された金子信雄、成田三樹夫が出色。成田三樹夫にいたってはその上(どの上?)、「強いのかよ、おい」という楽しさがある。ところで笑ってしまったのは、ウィキペディアの「柳生一族の陰謀」の項にあった次の記述で、その「現実との相違」という節にはこのようにある。

実際には秀忠の没年は寛永9年(1632年)だが、この映画では元和9年(1623年)にされている。

 あはは、それだけかよ相違は。
で、つい、何か口直し的な時代劇が見たくなり、妻が未見のものという選択から『影武者』(黒澤明監督、1980年)。これ三時間あるというのを忘れていて、見終わると外はすっかり明るくなっていた。

(2008年6月 9日 13:28)

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