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May.
2009
Yellow

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/ 12 May. 2009 (Tue.) 「鯖風邪」

風邪は抜けそうで抜けない。頭痛にまでは至らないものの「首の凝りのようなもの」はまだ残り、なにより喉が痛い。熱や咳はない。妻のほうが少し厄介で、頭痛のほか、胃をやられているという。そっちはそっちで、それ以外の症状は(まだ?)ない。「豚インフルエンザ」ではなかろうが、対抗してここではひとまずこれを「鯖風邪」と呼んでおこう。露ほどの意味もないものの。
仕事溜まり気味。なのだが、ついつい逃避している。「LOSCO」の児玉君の古い日記「Ver.1」時代のもの)をぜんぶ読んでしまった。それで、3月3日に生まれ、2月22日(2007年)に死んだという猫の「りゅう」の写真に心動かされたりしていた。こうした眼差しを残して死んでいく猫に出会うとき、いくぶん靄が晴れ、その瞬間こちらが、自身の死というものを受け入れやすく感じるのはなぜなのか。
ところでうちのポシュテだが、まだ去勢をしていないのだった。ときおり軽く妙な声は出すものの、マーキング行為には及んでいないため、なら、まあまだいいかというふうに先延ばしになっている。近所には野良が多いので、網戸越しに漂ってくるだろうメス猫の匂いや、あるいは網戸越しのメス猫そのものなどはきっかけとして非常にあぶないと思うのだったが、しかしこれまでは窓を閉め切りにしておくことがほとんどだったし、最近二階の窓を網戸にしておくことがあったけれど、そのときも別段ポシュテに変化はなかった。で、きのう今日のこの気候で家のなかはとても蒸し暑く、ついに一階の窓を開けて網戸にした。さすが網戸とばかりに涼しくなってヒトを喜ばせたのも束の間、ポシュテに異変。桁違いの妙な声とともに下半身の毛がみるみる逆立ち、二倍にもなった尻尾を振り上げて二箇所ある窓を行ったり来たりしはじめた。こりゃだめだと窓を閉め、ヒトは扇風機を出す。おお、こりゃあ丁度いいと扇風機の根元を枕にして寝転がる去勢済みの大人たちだ。ばかものが。ポシュテはそれどころではないのだ。と思っていると、思いのほかはやく、ポシュテの尻尾はもとのサイズに戻っていく。あぶねえ、あぶねえ。一階の外気はあぶねえぜ。

(2009年5月13日 17:19)

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