7
Jul.
2009
Yellow

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/ 24 Jul. 2009 (Fri.) 「ほらね/茨城県知事選はどうだ/そう、いつだってわたしは『断片』を志向していた」

ほらね、ぽっかりとあいだが空いてしまった。
ちょっとスクロールして「うわ」と思われた方、後半部はわりとふつうの日記ですのでよろしくスクロール願います。

で、前回の日記はあれはいったい何だ。ま、調べるのが楽しくなってしまったのだな。そうしてわれながら思いも寄らぬところに着地した。
戦後政党の変遷を調べるうちに、すっかり忘れていたことをいくつか思い出す。たとえば「自自公連立」以前、公明党はどちらかといって「革新」勢力だったんだよなあということがひとつ。で、公明党って、新進党ができるときにいちど解散してるんですね(解散して「公明」と「公明新党」に分党、衆参の国会議員を中心とした公明新党は「新進党」結党に合流した)。うーん、いまさらながら謎は「自自公」だ。周辺事態法、住民基本台帳法、国旗・国歌法、通信傍受法などなど、気づけばどれもこれも自自公を基盤とする小渕内閣のときに成立しているし。
アレかね、その手の話はまだつづくのかねとお思いのむきもあろうかと思うが、茨城県知事選は衆院選と同日投開票になるらしい。前回の知事選にも立って現職に敗れた間宮孝子さんがふたたび無所属で立候補し、共産党がこれを推薦という17日のニュース。

 共産党県委員会や茨城労連などでつくる「明るい民主県政をつくる会」(明るい会)は16日、水戸市のホテルで記者会見し、次期知事選に女性団体役員の間宮孝子氏(57)を擁立すると発表した。間宮氏は無所属で立候補し、共産の推薦を受ける。知事選への立候補表明は4人目。
 間宮氏は大洗町出身。看護師として働いた後、88年から新日本婦人の会県本部に専従し、現在は副会長。05年の前回知事選に立候補し、現知事の橋本昌氏(63)との一騎打ちの末、40万4323票(得票率27・23%)を得た。
 間宮氏は会見で「安心して子育てや仕事、老後の暮らしができないのは政治の責任」と指摘。雇用や医療、福祉、教育問題に重点的に取り組む考えを強調した。
 さらに「橋本県政が続けてきた大型公共事業は破綻(は・たん)している」として、茨城空港の整備や霞ケ浦導水事業、常陸那珂港開発などを批判。当選すればこうした事業を中止するとして「税金の無駄遣いをやめてほしい人は私に投票して下さい」と呼びかけた。
(cache) asahi.com:間宮氏出馬へ 知事選 共産推薦-マイタウン茨城

 そのいっぽうで、民主党は独自候補の擁立を断念したという。

 衆院選と同日投開票となる可能性の高い県知事選で、民主党県連は16日、独自候補の擁立を断念する方針を固めた。14日に県連幹部が合意し、16日に連合茨城側に伝えた。地方選での民主党の連勝を受けて、独自候補擁立を模索してきたが、連合茨城など支持団体が橋本昌知事への推薦で一致していることから、政権交代に向けて衆院選を最優先せざるを得ないとの判断に踏み切った。
 (略)
 ただ、橋本知事への対応については、自主投票とするか、支持表明に踏み込むのか、まだ決めかねており、今後、方針を詰めるという。 [太字強調は引用者]
(cache) asahi.com:民主 知事選擁立を断念-マイタウン茨城

 で、更新が遅れるうち、asahi.comには「最終調整に入った」という段階の報ながら「知事選は自主投票へ/民主県連」のニュースも載った(例によってリンク先はウェブ魚拓)。独自候補を立てない(立てられなかった)いっぽうで、民主党が橋本氏支持にも消極的であることがわかる──いちばんの要因はなにしろ次が「5期目」であることらしい──が、また、推薦をきめた連合茨城のほうもけっして積極的な理由からではないように次の記事からは読める。

 会見で[引用者註:連合茨城の]児島会長は、十六日に茨城選挙区選出の同党の郡司彰参院議員と会談した際、知事選での独自候補の擁立が難しいとの報告を受けたと明かした。児島会長はその場で、「再三、民主党側に独自候補擁立を要請してきたが、時間切れ」と語り、橋本氏推薦を決めたという。
(cache) 東京新聞:橋本氏支持、民主に要請 推薦決定の連合茨城 『自主投票はやめて』:茨城(TOKYO Web)

 でまあ、それでなんだよって話だけれど、「(わが仮想の)民主党支持層」としては、ここはひとつ間宮さんなんじゃないか。間宮さんを「(わが仮想の)民主党」に「勝手に接ぎ木」するという選択のありかたである。

無沙汰のあいだには三連休があったが、あれこれやろうと思いつつ無為に、ついついゆったりと過ごしてしまったんじゃなかったか。そうした日々のメモ。(日付のとなりの数字は、ご存知電力自給率。)

17日(金) / 36.9%
 ほかの猫との競争で療法食をふたたびたべるようになったロビンだと日記で報告したのがほんの何日か前のことだが、その効果に早くもかげりがあらわれ、ロビンのわがままはまた新たな局面をむかえる。いったん普通食にもどして様子をみてかまわないと病院には言われているし、ま、べつにいいといえばいいのだが。 

富山太佳夫『方法としての断片』

18日(土) / 36.0%
 駅ビルに入っている「かまわぬ」で団扇を二本買ったきょうは、しかし今年初クーラーの日でもあった。
 ネットを介して古本屋に注文した、富山太佳夫『方法としての断片』(南雲堂)が届く。「豊富に書き込みあり」と但し書きがあって1,000円のそれもちがう店で同時に見つけ、すこしだけ悩んだが、やっぱりそれは嫌だなあと、4,000円のほうにする。美品てほどじゃないが経年に相応な保存状態。
 ついに手に入れた。大学の図書館で読んで以来、かれこれ十年ちかく──たえず探していたわけじゃないけど、思い出してはネットで検索し──ずっと探していて、ちっとも見つからなかったものだ。これに収められている「解釈学と受容の美学」には卒論のときにたいへんお世話になった。一九八五年、著者三八歳のときの論文集。なによりわたしは、この書名──方法としての断片──にやられてしまったのかもしれない。やっと手に入れた。図書館の蔵書はみなカバーが外されていたのでいまはじめて知ったが、これ、装幀は平野甲賀さんなのだった。
 そうして「念願の一冊」を手中にしたというのに、かえって浮かれたか、つい本屋に行ってしまったのは失敗だった。思わぬ量を買う。まさかと思っていた『1968』まで買ってしまった。もろもろ、連休中に読むつもりだったのだが。
 あと、妻のために何冊か。童話全集の『ムーミンパパの思い出』も。

19日(日) / 35.6%
 深夜にやっていた全英オープンゴルフの中継(最終日)をついつい最後まで見てしまったのはこの日だったか。やたら景色がすばらしく、「日本でやっていいスポーツじゃないな」とつくづく。なにしろ英文表記は「THE OPEN」である。「THE BOOK」(聖書を指す)みたいなもんでしょ、その言いっぷりは。笠木(泉)さんはいまこの国にいるんだなあといったこともすこし思う──って、更新せずにいるあいだに帰国しちゃったけど。

20日(月) / 42.7%
 昼すぎに起き出す。これで「Yellow」の更新など優先させたらほんとけっきょく何もせず連休が終わるんじゃないかと、いきおい、庭の草むしりに精をだす。庭は荒れ放題になっていた。ドクダミ天国。無計画に育たせ、すこし隣家(いま現在は無人のアパート)に侵食もしはじめたオリーブを気持ち剪定する。またべつに、やけにぐんぐんと育って勢力をのばす、身に覚えのない植物があり、妻と「何だこれ?」と言い合って首をひねり、抜いてしまうことにしてまず中途でばっさりと切ってから茂みのもとを辿ると、自分たちで植えたバラなんじゃないかということが判明した。

遊園地再生事業団・出演者オーディション開催

21日(火) / 12.2%
 遊園地再生事業団では来年秋の新作公演にむけ、九月に出演者オーディションを開催する。で、それを告知するチラシ(裏面が応募用紙を兼ねる)をつくって入稿したのが今月はじめで、それが劇場の折り込みチラシのかたちではじめて世間に出回るのがあす、22日である。ウェブ上にも告知ページを置き、そこからPDF版の応募用紙をダウンロードできるようにするのだが、チラシのほうにそのURLを載せているから、遅くともあすまでにはウェブができていないといけない。
 といったわけで夜、そのページの確認を宮沢(章夫)さんにしてもらい、一部修正などして、データを送る。折しもその夜は夏祭りにむけた町内会の会合が公会堂であり、やりとりの途中でわたしはそれに出席しつつ、MacBookを床にひろげてデータの修正やメールチェックなどしていた。深夜、「富士日記 2.1」で使ってもらうための画像バナーもつくって送付。

22日(水) / 21.1%
 なんだっけ、この日は。日蝕か。テレビ中継もネット中継も見なかった。ただ、twitterでみんなが(ってふたりぐらいか)「NHK独り勝ち」とか「NHKの底力を見た」とか言っているのを横目に見ていて、ああ、さぞかし独り勝ちなんだろう、底力を見せたんだろうと想像しては、脈絡もなく「シルクロード」のワンシーン(よくわかんないけど、とにかくでっかい水車。ヤンピーファーズの回だっけか)など思い浮かべる。
 夜、タイ古式マッサージをみっちり。

23日(木) / 27.1%
 これも夜の話だが、湯島の「Music Bar 道」で、いとうせいこうさんと桜井圭介さんのトークを聞く。終わってすぐにいとうさんが、桜井さんと、あと聞きに来ていた編集者のWさん(最前列にいた)に、「俺がここ二、三年考えていたことを桜井君にもW君にも話してなかった(から、それを話しておこう)と思って」と言っていたのが聞こえたが、まさにそんな具合に、いとうさんがほぼひとりでしゃべっていた。
 ま、いとうさんはすごかったのだが、そこで語られる「意味」よりも、語ること自体というか、「行為遂行としての発話」といったことについて考えさせられてしまった。あと、ほか、いろいろ考えさせられる。
 で、帰り道、これもいとうさんの発言のひとつから派生した問いだが、でもほとんどもとの文脈からはなれて考えていたのは、「じゃあ、〈スポーツ〉って何だ」ということである。まあ、参考文献としてすぐ思いつくのは富山太佳夫さんの『空から女が降ってくるスポーツ文化の誕生』だが、また、たとえば「スポーツ吹き矢」といったものを考えるのでもいいかもしれない。それはどのように「吹き矢」とちがうのか。そうして「スポーツ吹き矢」から「スポーツ」を抽出してみせたとき、さらには、「スポーツゴルフ」とか、「スポーツ卓球」とか、なんだかよくわからないものも空想可能になるような気がしてくるのだった。

 といったような日々である。
そうそう、その後、CのTさんとはメールのやりとりを重ねていて、それはひょっとするとわたし、Cのサイトを作ることになるかもしれないといった方向に進んでいるのだが、ほか、またちがうあれやこれやも舞い込み、「やるよやるよ」言っていたら八月はちょっとものすごく忙しいことになりそうなのだった。
本日の電力自給率(7月24日):28.6%

(2009年7月25日 14:48)

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