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Jan.
2010
Yellow

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/ 12 Jan. 2010 (Tue.) 「突発亭難聴」

検査結果の紙。右は赤く、左は青いということが判明。

本日のアプリは早くも番外編、アプリのインターフェイスデザインのためのスケッチブック「App Sketchbook」である。1冊50ページ綴りのこのスケッチブックには1ページに3つずつ、iPhone の実物大テンプレートが描かれており、テンプレートにはデザイン時のガイドとなるよう20ピクセル間隔のメモリが添えられている。ページ下部には罫が引かれていて、そこは開発メモを書き込むエリアとのこと。いや、べつにアプリを開発する予定はこれっぽっちもないのだけれど、むやみに一冊持っていたくなる、そうしたあれだ。あるいは夏の絵日記をこれに描くというのでもいいだろう。その場合は、子どもらしい、テンプレートの枠にとらわれない元気さが大きく評価されるだろうから、ひとつそういうふうにいきたいところ。また、もしあなたが中学生以上であるならば、少し背伸びをして「写生」もいいだろう。自分の iPhone の画面を、そのままに描く写生だ。この場合は徹底的に枠のなかに収めていきたい。Home 画面やメールの画面に飽きたら、iPhone のカメラで撮った写真を表示させ、それを模写する。何事も模写からである。模写だったらなんでもいいくらいだ。声帯模写でもかまわない。田中角栄あたりがとっつきやすくていいんじゃないか。「まーこのー」である。「いやーそのー」はだめだ。もう何を言っているかわからない。そんなスケッチブックは12.95ドル。海外発送に対応してくれるのかは不明ながら。

11日の夜あたりから、どうも耳がおかしかった。これを耳鳴りと言っていいものかどうか、それはたとえば「しくしく痛い」や「きりきり痛い」といった表現を自分で使うときの自信のなさに似ているが、ともあれ何というか、どちらかというと速い乗り物に乗っているときに気圧の変化で耳が詰まったようになる、唾を飲み込むとなおるあれに近いような感覚で(この場合は唾を飲み込んでもなおらない)、また、周囲の雑音がやけに反響して耳に残りもする。ひどいのは左耳だ。雑音というのはたとえば MacBook Pro の SSD の高周波音だったりするのだが、するといきおい、そういえば絶えず鳴っているような気もする SSD の高周波音が影響しての症状だろうかと想像は膨らみ、だとしたら困ったな、というふうに考えたりもしつつ昨夜は就寝、起きてみてもやはりヘンなので耳鼻科に赴いた。会社近くの病院で、「地名+耳鼻科」ですぐに出てくるところへ。
まず、耳垢はたまっていた。マイクロスコープのようなもので撮影された耳内部の写真を指し示しながら、「ここに写っているこれはいわゆる耳垢ですね」と解説が入る。「いわゆる耳垢」となれば、ほかに学術上の名称があるのかもしれない。耳垢が内奥部に落ち込んでしまうことで同様の症状を招くこともあるといい、まずは「いわゆる耳掃除」だ。あー、これで治ってしまうかもしれないなあというまさしく期待と不安を胸に、耳掃除は気持ちがいい。すっきりする。
が、診断は耳垢云々ではなく、「突発性難聴」だろうということになったのだった。健康診断なんかで経験するそれよりも格段に入念な(検査する音域の幅も広い)「聴力検査」を受け、たしかに左耳の聴力が右耳よりも落ち込んでいると結果が出たためである(右耳は、正常値とされる範囲内に収まっている)。ざっくり言えば「血のめぐりが悪くなっている」状態で、考えられる主な原因は疲れやストレスだが、肩凝りなどからも引き起こされるという。ほうっておくと慢性化したり、やがてまったく聞こえなくなる場合もあるが、今回は発症してすぐに来てもらえたのでまず大丈夫だろうと医者。薬(血管を広げる目的のものや、それを補強するビタミンなど)を処方してもらい、それを飲んで様子をみることに。
しかし、主観/客観の差といったものにまったくはっとさせられるのが聴力検査だ。これが視力検査であれば単純に、見えないものは主観的にも見えないのだけれど、聴力検査(ヘッドホンをし、音が聞こえたら手元のボタンを押してくださいというもの)の場合、それがじつはたいして小さな音でなくとも、「あ、聞こえた」ってときには体験として「ほんのかすかな音が聞こえる」ため、「よし、反応できたぜ」という感覚になるのである。つまり、検査中の自分は、右耳も左耳も「だいたい同じぐらいに聞き取れている」つもりになっているのだった。
まあ、わたしはそんなこんなである。

本日の参照画像
(2010年1月14日 14:04)

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