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May.
2010
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/ 15 May. 2010 (Sat.) 「そういうの」

『NAVI』2010年4月号。

20歳誕生日コンサートでの薬師丸ひろ子さんだ。

かしまゆう監修『感じたままを表現できるじょうずな俳句の作り方50のポイント』(メイツ出版)。

ひさしく『NAVI』を立ち読みしていなかった。だから数日前、ふと目にした自動車雑誌『CAR GRAPHIC』についてのニュースに、

CGの姉妹誌『NAVI』も2010年4月号をもって休刊しており、
二玄社、自動車雑誌から撤退『カーグラフィック』新体制に | レスポンス自動車ニュース(Response.jp)

とあって不意をつかれたのだ。古書店から取り寄せたその『NAVI』2010年4月号が届く。といって──いまごろそのことを知ったくらいであり──「クルマ好き」なのではない。連載コラム「ジドウシャ巷談 是々非々」の最終回が、やっぱり気になってしまったのだった。けっこうな長期連載だったはずである(最終回は「第178回」とカウントされている)。「そういうの」書かせるとうまいっていう、なんだかいやらしい期待もあったわけだけど、でもまあ、ファンなのですね、けっきょく。以前はよく本屋で立ち読みしたものだった(なにせ読むのはそこだけなのでね)。一冊だけ(だったと記憶するが)たまらず買ってしまったのは、「ナンちゃんのこと」と題された2002年9月号のそれである。そのすこし前に亡くなったナンシー関さんのことが書かれた回だ。
手元に届いた最終回は、「そういうの」じゃないかなあとなんとなく想像していたところの「そういうの」だった。つまり「最終回」とか「休刊」とかいったことにはいっさい触れずに、しかしほかならぬそのことを書いている。「さよならは別れの言葉じゃなくてぇー」と、ひと呼吸あって(薬師丸)ひろ子ちゃんが歌い出さんばかりですらある(ま、歌い出しちゃったらこの場合台無しだけど)。押切伸一さんのお店「ミュージックバー 道」で、高校同級の「杉森」と会ったという話。これ以上のニュアンスを伝えようとすればいきおい全文を引用しなければならないほど、ひたひたとつながっていくその文章である。
来週末には、成城大学時代の「石原千秋ゼミ」同窓会がある。三年前にあったそれの二回目。その件で、いっしょに行く吉沼からメールがあり、「予習」という表題だったので何かと思えば、「これ知ってた?」と訊いて下にアマゾンの商品リンクが添えられている。開いてみると、これ、『感じたままを表現できるじょうずな俳句の作り方50のポイント』(メイツ出版)だった。監修の「かしまゆう」というのが、前にも書いたけど、ゼミの同窓なのである。知らなかったなあ。着々とご活躍じゃないか。で、それを注文。同窓会までにしっかり予習しなければならない。吉沼も買ったといい、後日あったメールには、

これでぼくらもようやく、感じたままを表現できるじょうずな俳句が作れるようになるのだな。

とその感慨を書いて寄こす吉沼だ。そうともさ。かしまさんのおかげもあり、われわれはもはや、感じたままを表現できるじょうずな俳句が作れるふたり(かしまさんを入れて三人)なのである。
たとえば「50のポイント」のひとつ、「バスルームで」という項には、その日常のひとときを五・七・五に切り取るさいのアドバイスとともに、例句としてかしまさんのこうした句が載っている。

石鹸のまるく減りをり巴里祭

 オッケー、それでいこう。
 バスルームのなかでは、わたしもまた決まって大声でこう詠むのだ。

石鹸のまるく減りをり巴里祭!

 もちろん吉沼だって、声の大きさではけっして負けていない。

石鹸のまるく減りをり巴里祭!!

いや、まあ、ひじょうにまじめな方であるかしまさんが怒り出さないうちに、きょうはここらで引き揚げることにしようと思うのである。では、また。

本日の参照画像
(2010年5月19日 03:11)

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