11
Nov.
2010
Yellow

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/ 22 Nov. 2010 (Mon.) 「肩乗りロビン」

試行中の一枚。
ポシュテ。
ちょっと拡大してみていただきたい一枚だ。ピー、すごくでかい。

山村(麻由美)さん [@nenemaruchinta ] がツイッターのアイコンを変えたのだった。一年前ぐらいの写真のはずだがやけに若々しく見える山村さんが、子(故)猫である「デーデ」を肩に乗せている。デーデは小さく、かわいい。そのあまりのかわいさは、つい負けじと自分の家の猫を肩に乗せる者が現れたとしてもなんら不思議ではないほどだが、言ったそばから、じっさいここに現れてしまった。猫にすっかり隠れて誰なんだかわからなくなっているが、妻である。
乗せられているのは「ロビン」。ロビンが選ばれたのはたんに、老境のかれがいまいちばん軽いからだ。2歳の「ポシュテ」はもうむっちりと重いし、「ピー」は言わずもがな、残念なほど重い。からまってほどけなくなった毛がフェルト生地のようになった「例のかたまり」を、腰に何本も提げている。それらのかたまりは春先あたりからの持ち越しであるはずで、こうなればもう年を跨ぐのはまちがいないだろう。そのピーはいま、ムーミン谷のキャラクターにちなみ、もっぱら「ご先祖様」のあだ名で呼ばれている。

ご先祖様
『ムーミン谷の冬』に登場。ムーミントロールの千年前ほどの姿。毛むくじゃらのムーミンのような姿である。冬の間、ムーミン家所有の水浴び小屋にある戸棚にいたが、ムーミントロールに戸棚を開けられ、広間のシャンデリアに移住。暖かくなると暖炉の裏へ引っ越した。

ムーミンの登場人物 - Wikipedia

というわけでウィキペディアを引いてみたものの、よくわからないのである。わかるのは、ご先祖様を語るにさいしてはどうやら「家のどこにいるか」が重大な問題となるらしいということだが、もっとその前に説明されるべきことは多くあるとわたしはみる。
立川の駅ビルのひとつである「グランデュオ」ではムーミン・フェアが開かれていた。着ぐるみのムーミンもタイムサービス的に登場し、行列を作っての記念撮影会になっていたが、そのムーミンはたいへん発色のいい濃い水色をしており、想像していたよりもずいぶんと大きい。だもので、いっしょにいた妻と「あれは誰だ」という話になったのだが、「ご先祖様」がいるのだから「子孫様」がいても不思議ではなく、ことによると水色のあれは「子孫様」のほうなのではないか──とする説はなかなかに説得的である。つまりまあ「セワシくん」のようなもので、どの程度遠い未来か、はたまた近い未来かはわからないものの、かれはそこからやって来たわけだ。かれの住む未来では、濃い水色の肌をし、ふたまわりほど体格の大きくなったムーミン族が〈核なき世界後〉を生きている。よかったじゃないか。なくなったんだ、核。よかったよかったと、わたしはうれしさのあまりつい、アラビア社製のマグカップをあらたに二個買う。

本日の参照画像
(2010年11月26日 21:29)

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