6
Jun.
2011
Yellow

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/ 6 Jun. 2011 (Mon.) 「二月も末にかかり」

『群像』2011年6月号。

8時42分、起床。
東京ドイツ文化センターの主催する、ドイツ同時代演劇リーディング・シリーズ「VISIONEN」の第3弾・第4弾チラシを入稿した。
マティアス・チョッケの『文学盲者たち』を松井周さんが演出する第3弾は7月17日(日)14:30 / 19:00 の2ステージ。ルネ・ポレシュの『あなたの瞳の奥を見抜きたい──人間社会にありがちな目くらましの関係』を、俳優・原サチコさんが自ら翻訳しリーディングする第4弾は7月19日(火)19:00、20日(水)19:00 の2ステージだ。会場はいすれもドイツ文化会館ホール(「青山一丁目」駅徒歩5分)
『文学盲者たち』は当初 4月に公演が予定されていたのが延期になったもので、チラシもいちど作成済みだったが、今回、『あなたの瞳の奥を〜』との合同チラシというかたちで再作成となった。というわけで公演の詳細はPDFを参照ください。チケット予約はすでに開始しています。
「群像」6月号に掲載の、古井由吉「枯木の林」を読んだ。短編連作の7回目で、前回は3月7日発行の4月号だから、まあ、震災後はじめての創作発表ということではある。そういった〈期待の地平〉に立ってページを繰ると、いきなり、このやさしく完璧な書き出しにやられるのだ。

 二月も末にかかり、また一段と寒い日はありながら、追って春めいてきた。

 もちろんこの「二月」が、2011年の「二月」であることを保証する記述など作中のどこにもないし、もっと言えば、物語内現在が2011年だったとしてわれわれのこの2011年と同じ2011年であるという約束などない(とも言える)わけだが、つい、これはあの「二月」であると考えてしまうとき、2月の末にはじまるこの物語内現在は、はたして物語内で3月11日にまで至るのだろうかという興味を抱かされることになる。
 ──そしてもちろん、そんな単純な〈期待の地平〉にとどまり続けることを「枯木の林」は許してくれないのだし、ご存じ(?)語り手は複数の焦点化を往来しつつ、多層的な時間を自在に行き来するわけだが、そうして、ついに「三月」のはじめという現在に連れて来られたときの、この感動はいったいなんだろうか。ラストに綴られる語り手の願いは、ほんとうに感動的なのだった。
「NO NUKES SHELTER LIVE」(6月27日、@ 下北沢シェルターのチケットを買う。いや、わたし、何も知らないんだけどさ。兄が「馬場×猪木戦実現...みたいな感じ?」とか言うもんだからさ。
本日(6日)の電力自給率:74.8%(発電量:18.2kWh/消費量:24.3kWh)

本日の参照画像
(2011年6月11日 11:39)

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