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Nov.
2011
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/ 21 Nov. 2011 (Mon.) 「『翔んだカップル』と『セーラー服と機関銃』」

木村建哉・中村秀之・藤井仁子=編『甦る相米慎二』(インスクリプト)

有休を取り、東銀座の東劇へ。「第12回東京フィルメックス」の特集上映「相米慎二のすべて -1980-2001全作品上映-」から『翔んだカップル』(トークゲスト:鶴見辰吾)と『セーラー服と機関銃』(トークゲスト:黒沢清)を観る。そうさ、包み隠さずに言うがお目当ては「HIROKO」さ。あったりまえじゃないか。スクリーンで観たかったんだこれを。
とはいうものの、やっぱりこの二作はすごい。『セーラー服と機関銃』なんて、脚本、田中陽造だし。もうわけがわからないよ。
というのもなかば嘘、「わけ」はもはやどうでもよくて、ただただ、観ているしかないのだな「ユーたち(=おれたち)」は。校庭の横移動を、文化祭のこちら側のもぐら叩きを、コブラツイストを、火葬場の火のゆらめきを、「バンバンバンバンバンバン……」を。
ともあれわたしはばかになっているので、何度でも言うが、「HIROKO」がすごい。なにしろこれ(!)を、トータルで「アイドル映画」にしてしまうのだった。そんなばかなことがあるかい、「ユーたち」はばかだったのかいと思いつつ、わたしはいま、玉川大学の願書を取り寄せたい思いでいっぱいである。
ツイッターのタイムラインに幾度となく流れてくるのは横目で見つつもやり過ごしていた『シネアスト 相米慎二』(キネマ旬報社)『蘇る相米慎二』(インスクリプト)を、けっきょく買ってしまった。とりわけ『蘇る相米慎二』、面白いですね。
ところで、東劇へ足を運び、そこにでかでかと貼ってあったポスターを見てはじめて知ったのは、「スクリーンで観る高座 シネマ落語『落語研究会 昭和の名人 参』」だ。シリーズ化していたとはうっかりした。知らぬ間に『参』になっていた。

  1. 桂吉朝「不動坊」('03) 37分
  2. 五代目 三遊亭圓楽「助六伝」('82) 39分
  3. 三代目 古今亭志ん朝「三方一両損」('88) 24分
  4. 十代目 金原亭馬生「鰍沢」('75) 34分

 東京(東劇)、大阪(なんばパークスシネマ)で11月26日(土)より公開。のち、来年1月21日(土)からは北海道(札幌シネマフロンティア)、宮城(MOVIX仙台)、東京(MOVIX昭島)、神奈川(横浜ブルク13)、埼玉(MOVIXさいたま)、千葉(MOVIX柏の葉)、栃木(MOVIX宇都宮)、愛知(ミッドランドスクエアシネマ)、京都(MOVIX京都)、広島(広島バルト11)、福岡(福岡中洲大洋)にて公開予定とのこと。

本日(21日)の電力自給率:58.9%(発電量:11.9kWh/消費量:20.2kWh)

本日の参照画像
(2011年11月24日 15:49)

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