12
Dec.
2011
Yellow

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/ 13 Dec. 2011 (Tue.) 「また親不知を抜く」

妻の誕生日。おめでとうございます。何もありませんが、今後ともよろしくお願いします。
きのうの「Diarist A Go Go, Part 2」はもう、全編にお付き合いいただいたかたがあるとすれば、ほんと、ありがたいことです。

自分が知らないこと、あるいは適切に知っていないことについて書くのではないとしたら、いったいどのように書けばいいのだろうか。

というドゥルーズ(『差異と反復』)の言葉にはまったく鼓舞されつつ、わたしとしてはやはり最後には「えいやっ」とアップロードした( Movable Type の「公開」ボタンを押した)ようなもので──まあ、直しては読み返し、……をうじうじ繰り返すのがつねなので、たいがいのものは最終的に「えいやっ」と更新することになるわけですが──、一歩目に踏み出そうとした足をまずどこへ降ろしたものかと考えあぐね、けっきょくすぐにでも踵を返せるあたりにそっと置いてみたような文章になった気もしていて、はたして読んでもらうに足るものだったか、誰かに届くだけの強度をもっていたか、そこのところははなはだ自信がないわけです(あれではけっきょく、あたらしモノにたいする反動的態度を示したにとどまっているのではないか、とかね)
しかしこれ、どうなんでしょうか、「Part 3」は書かれるんでしょうか。
という前回のその日記を直前に待合で更新してから、午後3時10分ごろ、予約時刻からは40分押しで中に呼び入れられて歯科口腔外科の診察室へ。ご存じ親不知(左下顎、前回の反対側)の抜歯である。
二回目ともなればわたしもすっかり心得たもので、じつに泰然として抜かれるがまま、途中、前回にひきつづいて担当してくれたI先生がじつにカジュアルに「あ、やべ」と口走ったのは突然だったにせよ、そこはその口調のカジュアルさにこそすがってなお端然と身をすまし、つづいて「最悪だなこりゃ」と言ったのには心底驚かされるも、それもいずれI先生の踏んできた場数というやつが漏らさせる感想だろうとかまえて悠然と、ただただ削れられ抜かれるにまかせた。抜歯のじっしつは前回と同じ 15〜20分ぐらい、薬の処方まで終わって午後3時40分ごろには診察室を出る。
日記にも書いたが前回は麻酔の切れるのが早く、診察室を出てすぐに痛み止めを飲んだもののそれでも後手にまわって、ロビーで会計待ちをするうちにもうピークが来た。だからとにかく今回はそのことの対処だけを念頭におき、むろん前回同様すぐに飲めるようにと前のを余らせておいた痛み止めはかばんにあるし、また、あまり緊張したり、身を強ばらせたりしないことで麻酔の効きを若干でも延ばせるのではないかと椅子に仰臥しつつそんなことも考えて実践を試みたが、けっきょく、前回のあれはもともとその部位の歯茎が腫れていた(むろん手術ができるまでには腫れを引かせて臨んだものの、完全には引いていない状態だった)ために麻酔の効きが悪かったというのが当たっているようで、コンディションのよい今回は説明どおりの「2時間」たっぷり麻酔が切れず、痛み止めが後手にまわることもなくて、というか、そもそも疼き自体が軽く少ないのだった。快適な術後感とはこのことである。
夜は雑炊。北本(妻の実家)からはイチゴが届く。
本日(13日)の電力自給率:38.9%(発電量:12.4kWh/消費量:31.8kWh)

(2011年12月15日 13:36)

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