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Sep.
2016
Yellow

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/ 18 Sep. 2016 (Sun.) 「『デンジャー5』を観たり」

『名探偵登場』のピーター・セラーズ。そもそもが中国人探偵(警部)という設定の役。

ちょっと寝坊。あわて気味に家を出て、一路上野へ。東京国立博物館・平成館。「第9回したまちコメディ映画祭in台東」の企画、「吹替え60周年記念上映『名探偵登場』」が 11時から。

今年 2016年は、日本で吹替えが始まって 60周年。その記念として吹替えの金字塔的作品である『名探偵登場』を、1981年にテレビ放送された吹替版で特別上映します! ピーター・フォークの声は「刑事コロンボ」と同じく小池朝雄、デヴィッド・ニーヴンを中村正、ピーター・セラーズを羽佐間道夫など FIX声優をそろえ、高橋和枝、 滝口順平、内海賢二など、豪華声優が大集結。洋画劇場の黄金期をいろどった爆笑吹替版と声優たちの名演技が、スクリーンに初登場します!
「プログラム概要」、吹替え60周年記念上映『名探偵登場』|第9回したまちコメディ映画祭in台東

てな具合で、上映後にはとり・みきさんと羽佐間道夫さんによるトークも付く。
いやまあね、「広川太一郎データベース」の管理人としての自覚が、ないわけではないのですよ、これでもいちおう、わたし。
『名探偵登場』はやっぱり主役格、ピーター・フォークの小池朝雄が(ん? 「小池朝雄のピーター・フォークが」のほうが適切か? どっちだ? とにかく小池朝雄が)すばらしい。あと、ピーター・セラーズの(フー・マンチューの系譜と言ったらいいのか、)あの〈謎の中国人〉は、あれは何なんだろうなあとか、あらためて。
会場をいったんあとにして、昼食をもとめ、鈴本演芸場のあたり(きっとほかに地名の言いようはあるはずだ)まであてもなく歩く。「四川火鍋」と幟の立っていた、地階にある中華料理屋で担々麺を食べる。スープにごろっと入っている唐辛子は、食べるとすごく辛い。
それでまた戻って、14時半からひきつづき同じ会場にて、「映画講義『とり・みきの吹替え“凄ワザ”講義』第2弾」

「吹替え」の醍醐味を味わえる作品の上映と、吹替えに一家言持つマンガ家とり・みきさんを講師にお招きし、吹替えの魅力を語っていただく映画講義の第2弾。
「プログラム概要」、映画講義「とり・みきの吹替え“凄ワザ”講義」第2弾|第9回したまちコメディ映画祭in台東

というわけで、上映作品は『危険戦隊デンジャー5 ~我らの敵は総統閣下~』。オリジナルはオーストラリア産のテレビシリーズ( 2011年放映。2015年にはシーズン 2も制作されている)で、スパイアクションとか、戦隊ヒーローものとかの〈趣味〉をごちゃまぜに取り込みつつ、終始舐めきった調子(ほめ言葉)で押し通すといった感じのコメディ。それを、冒頭にあらかじめ「アドリブ歓迎」の文字が印刷されてもいたという吹替台本(台本段階でのセリフの監修はとり・みきさんらが行っている)をベースに、羽佐間道夫、江原正士、堀内賢雄、千葉繁、星野充昭、甲斐田裕子、森洋子、多田野曜平、水落幸子という面々が相当〈自由〉に吹き替えたらしいものが今作である。
上映後の「講義」は声優陣もまじえてのトークショー。千葉繁さんが自身の担当した役について、「なぜこれを熊本弁で吹き替えようと思ったのか」と訊かれ、「これが不思議なもんでさあ、台本を透かすとね、熊本弁なんだよね、すごいよね、印刷技術っていうの?」と答えたのにももちろん笑ったけれど、わけてもやはり印象に残ったのは羽佐間さんの、

そもそもオフに入れる(俳優のバックショットなど、口の動きが映っていないカットにセリフを乗せる)ってのは、あくまでもオンの画にセリフを乗せきるっていうのを徹底してやった結果のもので、それでもどうしても言うべき言葉が入りきらないとなったときに、生まれた技なんだよね。(発言の大意)

という言葉だ。
「講義」ではいくつかのシーンを取り上げ、じっさいの映像を見ながらオリジナル版(原語と字幕)と吹替版の比較もしてくれて、そうするとやっぱり、「オリジナル、静かだなあ」ってことにあらためて驚かされもするんだけど、ただ、同時にわたしは、上映作品を観ながら、「デンジャー5」それ自体の力──きっとオリジナルそのものがもっているのだろう力──もまた感じていて、となれば、そのごくごくまっとうな意味においてこそ、今作の吹き替えは〈成功〉していたんじゃないかとも思えるのだった。
銀座線を端から端まで乗って、上野から渋谷。渋谷で井の頭線に乗り換えて、駒場東大前。そう、やってきたのはこまばアゴラ劇場、『子どもたちは未来のように笑う』。ちょいちょい劇場に来ているが、本番を観るのは二回目。
開演間際、舞台監督が楽屋の入口から顔を出し、広げた手のひらで「五」を示して去っていくのをそばにいた上村(聡)君が受け、押し殺した声で、さらに奥のほうにいる役者たちに「 5分押しでーす」(定刻より 5分遅れで上演開始の意)と伝えるのをわたしと宮沢(章夫)さんとで聞きとがめて、「ほんとに?」「そんなこと言ってた?」「手で『五』って(と上村君)」「 5分前倒しでっていう可能性は?」「早く帰りたいからだ」「きょうは(上演時間)5分でってことかもよ」「ダイジェストでね。あ、こんど『ダイジェスト』っていうタイトルの芝居やろうかな」「『何の?』って言われますね」等々、こちらも押し殺した声で会話する、そんな開演前の楽屋。
佐藤(拓道)さんご夫妻が、麓君も連れ、観にきてくれた。終演後にゆっくり話す。さすが南波(典子)さんは、わたしのこの日記の更新再開を、さっそくよろこんでくれていましたぜ。
てなわけで、一日中出かけていたのでデビスカップ三日目はニュースで結果だけ。すでに勝敗が決しているので三日目は消化試合( 3セットマッチに短縮)だが、けっきょく日本の 5戦全勝という、あらま、という結果に。

本日( 18日)の電力自給率:10.5%(発電量:2.0kWh/消費量:18.9kWh)

Walking: 7.9km • 12,813 steps • 2hrs 9mins 57secs • 374 calories
Cycling: 995 meters • 5mins 44secs • 22 calories
Transport: 88.5km • 2hrs 4mins 32secs
本日の参照画像
(2016年9月22日 12:03)

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