ハーポ・マルクス&ローランド・バーバー『ハーポがしゃべった!』訳=相馬称

訳者まえがき

  •  これは、ハーポ・マルクスの自伝、"Harpo Marx and Rowland Barber, Harpo Speaks! (1961) " の個人訳を掲載するものです。

     翻訳作業は一応〈現在進行中〉なわけですが、第2章「私の教育」を2002年10月に訳し終えて以来、ぱったり更新がとまっているのが現状です[2007.08.12]

  • ハーポ・マルクスについて

     ハーポ・マルクスって誰?という方のための概略的な紹介を用意すれば、一応、以下のような具合です。

    マルクス兄弟
     米国のコメディ・チームで、メンバーは実の兄弟。舞台(ヴォードヴィル)出身で、トーキーの登場を待ってのちに映画界へ。有名なのはグルーチョ(三男)、チコ(長男)、ハーポ(次男)の三人。芸風は完全なナンセンス。代表作に『我輩はカモである』(1933)『オペラは踊る』(1935)など。
     写真上から、ハーポ、チコ、グルーチョ。
    ハーポ・マルクス
     マルクス兄弟のひとり。作品では、決してしゃべらない唖役を通し、動きや小道具で笑わせる(なお、グルーチョはしゃべくり中心で笑わせ、チコは、基本的に「ナンセンスな会話を仕掛けるグルーチョがさじを投げるほど馬鹿」という設定)。ハープ奏者としても有名で(ちなみに独学)、ほとんどの映画でハープを演奏するシーンが挿入される。1888年生まれ、1964年没。

     もちろん、ハーポ・マルクスって誰?という方にしてみれば、このような付け焼き刃的な情報を受け取ったところで事態は変わらないでしょう(何しろ「自伝」です)。興味を持たれた方、まずはレンタル屋に走られることを望みます。

  • 凡例その他
    • 斜体強調……原文でイタリックになっている箇所を示します。
    • [訳注]……訳註を示します。

     なお、翻訳にあたっては『リーダーズ英和辞典』と『リーダーズ・プラス』とをほぼ首っ引きで活用していますが、いかんせん訳者は英語および翻訳に関して素人です。原文の面白さ・雰囲気を伝え切れていない部分、あるいは単なる誤訳等、あるかも知れませんがご了承ください(気づいた点はメールにてご指摘ください)。

  • レビュー

    可笑しくて、そして魅力的な一冊。その驚くほどの飾り気のなさとともに、鋭く、強く心に訴えてくる
    サンフランシスコ・クロニクル

    これは底抜けに愉快な物語だ。ほどよい狂気と、そしてマルクス兄弟のメンバーの仕事としては最大限の正確さ。一年と半年という学歴にも関わらず、ハーポ、あるいはその共著者は、マルクス兄弟を語るのに最良の書き手である。絶対おすすめ
    ライブラリー・ジャーナル

    可笑しく、慈愛に満ちた、気取らない自伝。プロフェッショナルなローランド・バーバーによるアシストも冴える
    ニューヨーク・タイムズ・ブック・レビュー

    魅惑のサクセスストーリー、アメリカ最良の伝統がここにも息づく。その途上ハーポは、劇場界や文学界の多くのきら星たちと親交を結ぶようになるわけだが、この本は、そうした人物たち――アレクサンダー・ウルコット、ハロルド・ロス、ドロシー・パーカー、フランクリン・P・アダムズ、ジャック・ベニー、ジョージ・バーンズ、エディー・キャンター、その他たくさん――にまつわる、心奪われるような秘話に満ちている
    スプリングフィールド・リパブリカン

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