リレー俳句

リレー俳句

 最終回のリレー俳句には、12人の方から延べ17個のカナが寄せられ、私が提出した1文字と合わせて、18文字が集まりました。
 最初に私が提出したのは「み」でしたので、それに、寄せられたカナを来た順につなげると、以下のようになります(括弧内はカナを寄せた人)。

  • せ(私)
  • さ(Kohki Okabe)
  • く(KIKUCHI Hirokazu)
  • も(Kei FUJITA)
  • い(N.Satoh)
  • め(早乙女 智久)
  • を(Kei FUJITA)
  • の(Kei FUJITA)
  • ん(Kohki Okabe)
  • が(Dai)
  • ざ(Y.a)
  • り(Kei FUJITA)
  • ぶ(いいづか)
  • ぞ(nakao)
  • な(chips)
  • げ(kaniboz)
  • べ(Kohki Okabe)
  • の(Yasuhiro Yoda)

 つまり「せさくもいめをのんがざりぶぞなげべの」ということになり、これに、私の解釈を込めると、

「瀬五月雲居 目を逃がざり 武ぞ凪げ辺野」
(瀬のような五月の雲が流れていく この目にいつも映じて逃れることのない戦乱よ凪いでくれ この野辺のように)

ということになります。

解説

 「五月雲居(サクモイ)」は、「五月少女(サオトメ)」や「五月雨(サミダレ)」といった用例から応用した造語か。とりあえず「五月の~」と訳しておいたが、正確には「田植えの時季の~」というニュアンスを含んでいると思われる。

 私の解釈に沿った場合のこの句に対する批評、あるいは別の解釈、等も募集しています。宛先はこちら