リレー俳句



第7回のリレー俳句には、8人の方から延べ16個のカナが寄せられ、私が提出した1文字と合わせて、17文字が集まりました。
最初に私が提出したのは「ひ」でしたので、それに、寄せられたカナを来た順につなげると、以下のようになります(括弧内はカナを寄せた人)。
- ひ(私)
- の(Sugimoto Norimichi)
- め(schaft@ryukyu.ne.jp)
- ん(Yasuhiro Yoda)
- む(serizawa)
- ゆ(Kohki Okabe)
- ん(schaft@ryukyu.ne.jp)
- ず(Isaoka)
- す(saru3)
- が(Kei FUJITA)
- で(Isaoka)
- ん(Kei FUJITA)
- と(Kei FUJITA)
- ち(Kohki Okabe)
- べ(Kei FUJITA)
- あ(Isaoka)
- れ(Kohki Okabe)
つまり「ひのめんむゆんずすがでんとちべあれ」ということになり、これに、私の解釈を込めると、
- 「火の馬産む 弓ずすがデンと血 ベアれ」
(火の馬を産むような矢を、弓で射れば、デンと当たって血が出た。熊になれ)
ということになります。
解説
「火の馬を産むような矢を」とその意味を生かして訳したが、本来「火の馬産む」は「弓」を引き出す枕詞。
「ゆんずす」は元々「ゆみす」で「弓する」の意。「ゆみす」が変化した「ゆんず」に、更に「する」が付いて「ゆんずす」。
「熊になれ」というのはよく分からない。
私の解釈に沿った場合のこの句に対する批評、あるいは別の解釈、等も募集しています。宛先はこちら。
From: "TestUser"
Subject: 批評と解釈
Date: Sat, 5 Sep 1998 11:46:37 +0900
ひのめんむゆんずすがでんとちべあれ
の句の批評と解釈です
火の麺 むゆんずが伝栃ベエあれ
火の中に麺を入れてしまった。むゆんず(栃木の山奥で使われていた古語、そこにいる人、近くにいる人、という意味)が伝栃ベエ(デン・トチベエ、栃木で伝言板を荒らしまくったうわさの人物。)であってほしい!と願った句。
火の中にうっかり麺を入れてしまった作者が、思わず火の番をしていた自分の友人に伝栃ベエならよいのに、君にこげた麺を食べされるにはしのびない、という心を句にしてあらわした友情あふれる作品。背景として伝栃ベエという人物が余程迷惑な人間だった事が浮き彫りにされていることも見逃せない。