リレー俳句

リレー俳句

 第15回のリレー俳句には、18人の方から延べ21個のカナが寄せられました。来た順につなげると、以下のようになります(括弧内はカナを寄せた人と、寄せられた日付)。

  • く(sugimoto, 4/24)
  • め(Katsumi Shibata, 5/19)
  • も(相場美尋, 5/22)
  • に(Yasumitsu Watanabe, 5/22)
  • ざ(Yuji Iizuka, 5/24)
  • ー(schaft, 5/25)
  • な(takatsun, 5/31)
  • ー(Daisuke.Akai, 6/1)
  • る(defaultuser, 6/7)
  • う゛(kashi, 6/9)
  • ぁ(吉GUY, 6/13)
  • さ(さえりんご, 6/14)
  • ー(Atsushi Mochizuki, 6/28)
  • く(SATOH Hisashi, 6/29)
  • ー(aiko kamijo, 7/3)
  • は(吉GUY, 7/12)
  • ん(かじむら, 7/17)
  • ー(kmatuyuu,7/21)
  • ー(kmatuyuu,7/21)
  • びゅ(かじむら, 7/25)
  • て(岩下鉄, 7/26)

 つまり「くめもにざーなーるう゛ぁさーくーはんーーびゅて」ということになります。

解説

 分からないのだった。

 例えば「くめもにざーなーる」である。何となく「面白ゼミナール」に似ていなくもないが、だからといって句切れをそこに置いていいものなのかどうか。そうではなく、「ざーなーるう゛ぁさー」こそが「ナーガールジュナ」に似ているのではないか。あるいは似ていないとしたらどうか。そもそも「似ている」という評価は何だ。

 では仮に、「う゛ぁさーくー」が「VS(ヴァーサス)」を思い起こさせるかも知れないとしたらどうか。「VS」を挟んで、「くめもにざーなーる」と「はんーーびゅて」は戦わねばなるまい。話者はリングアナであり、となれば、やたらと「ー(長音)」が多用されることも説明できるだろうか。

 読者は、「はんーーびゅて」(リングアナ独特の話法を差し引いて、彼はおそらく「はんびゅて」なのだが)の必殺技に想いを馳せるだろうが、それが例えば「ザック」と呼ばれるような技だとすれば(そうに違いないのだが)、それは「想いの馳せ損」でしかないのではないか(われわれは「ザック」を知らない)。

 分からないのだった。

 私の解釈に沿った場合のこの句に対する批評、あるいは別の解釈、等も募集しています。宛先はこちら

 

批評


From: "osaka"
Subject: 第15回リレー俳句の解釈
Date: Thu, 3 Aug 2000 07:03:02 +0900

くめもにざーなーるう゛ぁさーくーはんーーびゅて

僕の解釈を込めると、
「汲め、藻にざー!なーるう゛、ぁさーくー」「はんーー、beautiful!」

[解説]生け花の新しい分野として「藻」が注目されていますが、
これは、ある生け花教室でのひとコマを詠んだ句と思われます。
水槽に藻を入れておき、その上に、勢いよく、ただし量はなるべく
少なめに、水をかけます。先生が生徒に指示を出す言葉を、
そのまま字にしたら、「なるべく浅く」が「なーるう゛、ぁさーくー」
になったのでしょう。指示どおりに水をかけた生徒は、自分の
作品の美しさに驚き、「beautiful!」の声をあげました。
「はんーー」などの大げさな感嘆詞、また「beautiful」が「びゅて」
と聞こえたことから、アメリカ人ではないかと推測されます。
(だいたい、藻で生け花などといういかがわしい教室に入る生徒
は外国人くらいかも知れん。先生の物言いも岡本太郎みたいで
いかにも危ないし)