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オリジナルスタイル 「不在日記」ふうスタイル

12.13(土)

2003.12.13 15:52

その間 imipolex.com は[記事番号:61]調子が悪かった。というか全然つながらなかったわけだが、ドメイン関係のお金を払い損ねていたとかそういうことだったらしい。
で、直ったようだ。が、私はこれから父の三回忌法要に出るため実家に帰るのだった。書く書くと言って書かずにいてほんとうに申し訳ないが、もう家を出なければならないのだった。
「Red」もちゃんと次号を準備中である。もう少し、お待ちいただきたいのだった。

12.4(木)

2003.12.5 13:13

昨日の日記に書いたような次第で、大阪出張のため羽田に移動する途中の永澤と新宿駅のホームで落ち合い、デジカメを手渡したのだった。午後2時すぎに会社を抜け出て、「あずさ」や「かいじ」のとまる中央本線のホームで待つ。新宿駅はいま大規模な改修工事をしていてそれでホームの行き来がしにくくなっているということもあるが、どうも根本的に中央本線のホームははなれたところにある(あるいは移設された?)らしく、ずいぶん遠い。腹が減っていた。永澤の乗った「あずさ」がホームに到着するまでもう10分ほどしかなかったが、「立ち喰いそばなら、どうか」とよくわからない言葉が浮かび、それできつねそばを注文したところが、店のおばさんがカウンターから器を手渡す際に手を滑らせ、私のほうに向かってきつねそばをぶちまけるのだった。
よけた。

というわけで日記の上にリンクを設けたのは「このページの見方」的なものだが、そうした調子で作ってみてはどうかと思ったのは「Red」のトップページそっくり1枚まるごとのネタの解説ページだ。いわば「裏Red」。
「何が面白いかと言うと」といった調子でほんとうに解説するのもどうかと思うし、また、そうやってなんでも「メタ」を持ち込めばいいというものでもないが、せっかくの「Yellow」なんだから「裏Red」ぐらいあってもいいじゃないか。

と思ったものの、じつはよけきれていなかったのだった。
おばさんは慌ててカウンターから出て、そのへんにあったのだろう乾いたタオルをくれるが、いや水に濡れたわけじゃないんだから濡れたタオルのほうがいいのではないかなどと内心思ううち、ああ、もう永澤が着いてしまうなと考え、とりあえず「あとでまた来ます」とひたすら早口に謝りつづけるおばさんを置いてホームへ出てみると、それまで気づかなかったがなるほどコートの袖口と、靴の先が濡れているのだった。つゆか、つゆだなこれはと思ううち、やがて「あずさ」がホームに入ってきた。

12.3(水)

2003.12.4 22:37

一日あいてしまいました。(つい先日までの無沙汰ぶりを考えれば一日ぐらいなんだという話ですが、まあ日々、書く気は満々にあるのだということをお伝えしたいわけです。となれば、その内に湛えたやる気のなかにおいてなお、ついに更新するにいたらなかった昨日の一日を書くことのほうにこそ、そこにいったい何があったのかということにこそ、書かれるべき何かがあるのではないか――それがついに「無為」でしかなかったとしても――と思ったりもするわけですが、そんな面倒なことができるわけないじゃないかこのやろう)
またも永澤の話で恐縮だが、4日・5日と、学会で発表するために大阪に出張するのだそうで、しかもやはり飛行機で行くのだそうで(東京に出て、羽田→大阪)、むろん学校から支給されるのは山梨から大阪までの電車代だけなのだが、そこはそれ飛行機好きの道楽というやつだ。全然わからないけど。
それで、5日の夜、羽田から東京へ戻ってきたあとうちに一泊していくことになる。むろん、翌朝に永澤が向かうのはアップルストア銀座だ。私はその土曜、ちょっと別の用事もあるのでいっしょにアップルストアへ行くかどうかわからないが、とりあえず永澤にはデジカメを持たせ、写真を撮ってきてもらいたいと思うのは「Red」のネタ用に何かいい写真が撮れたらと思うからで、というか、おそらく撮ってきた写真を見ながらネタを作ることになるんじゃないか。あと、それにもまして4日・5日の行き帰りの際にもぜひ空港の写真など撮ってきてもらいたいのであり、じつを言えば、「永澤、アップルストアへ行く」の第1回はとりあえず飛行場からスタートできたらいいと考えているのだった。
と、その話を永澤にしたところ、写真を撮りたいのはやまやま(飛行機好き本来の動機から)だがデジカメを持っていないんだよねということで、それで明日、なんとかどこかで私のデジカメを渡せないものかと相談したのだった。って、やけに情熱的だが、こうした場合やはりオリジナル素材であるのことの説得力は大きいのだった。いい写真が撮れればいいが。

ケラさんとしゃべって云々という話はこないだ書いたが、その際に得た情報でひとつ書き忘れていた。先日リリースされたマルクス・ブラザース・コレクションBOXの話だけれど、残念ながら、やはり字幕には期待できないらしい。というか「サイテー」だそうで、発売元のユニバーサル・ピクチャーズが現地で雇った「学生のバイト」的な人(日本人だか日系人だか)が訳しているんだそうだ。話ぶりから察するに従来のビデオ版よりもひどいらしい。
兄がその掲示板で騒いでいるのは「ファントムギフトの奇蹟」というCDについてだ。ファントムギフトについてはよく知らないと言ったほうが近いが、ファントムメイツでもあったという兄とふたり暮らしをしていた期間があり、その影響でメジャー1stアルバムである「ファントムギフトの世界」など聴いていて、まあ、とてもいいのですね、それが。で、さっそく買おうと、兄が掲示板でリンクを張っていたのはタワーレコードのページだったものの慣れの問題でアマゾンへ行き、それがいけなかったのだが、アマゾンで探すと「ファントムギフトの奇蹟」は出てこないのだった。が、そのことに気づくのは今日、アマゾンから届いた荷物を開けてみての話で、なんだか見たことあるジャケットだなと思ったそれは「ファントムギフトの世界」だった。間違えた。ま、いいんですけどね、持ってなかったから。
で、夜、家で食事中に「ファントムギフトの世界」をかけていたのだが、Pさん、お気に入りのご様子。

12.1(月)

2003.12.3 1:44

昨日の日記はタイトルを「かながわ戯曲賞」としつつそれについて全然書いていないじゃないかと読み返して思う。公開審査の内容についてもっと書ければよかったが、「面白かった」「刺激的だった」以上に踏み込んで丁寧な言葉をつむぐのがしんどかったというか、面倒くさがってしまった。つまり、面白かったし、刺激的だったわけで、ただやはり事前に3本しか戯曲を読めなかったのが痛かった。全部読めていたらもっと参加意識がちがっていただろう。審査自体は比較的(といって公開審査というものを体験するのはこれがはじめてだが)おだやかに進行した印象で、大賞を決める際も、四〇〇字詰原稿用紙340枚の大作で、おそらく上演を前提としてはおらず、宮沢さんの興味深い指摘によれば「(応募行為を含め)ぜんぶ冗談かもしれない」という『神曲』という作品の扱いについて若干やりとりがあったものの(宮沢さんはこれを大賞に推した)、3人が共通で推したもう一方の作品『空の驛舎(えき)』にほどなく落ち着いた。が、それでいてやはり個々の審査員の言葉はそれぞれちがう演劇意識から発せられているとわかり、その響きが面白かった。公開審査後、帰りの電車のなかで受賞作の『空の驛舎(えき)』を読む。が、なんだかするすると読めてしまってよくわからない。黙読の悪い例という感じか、電車のなかで「声」を想像する余裕がなかった。
「>女王蜂」[記事番号:60]と永澤が書き込んでいるやつですが、これ、私の書き方がわるかったんだと思いますがちょっと誤解してます。25日の日記で私が「祝祭的でわかりやすい」と書いているのは『女王蜂』じゃなくて『天河伝説殺人事件』のほうに対してのことです。
で、その永澤は30日、例のアップルストア銀座のグランドオープンに行くつもりでいたが、午前中、開店前に5000人並んでいたというネット上のニュースを見てあきらめたという。あきらめたも何も、何度も書くように、あんた山梨在住じゃないのかということだが、そこはちょっと説明が必要で、前日に同窓会があったとかで実家(栃木)のほうに行っていて、翌日そこから東京に寄って山梨へ帰ろうかということだったらしいが、だからってねえ。5000人と聞けば、まあ取りやめたのは賢明じゃなかったかと思うものの、この際永澤に行ってもらって「グランドオープン・レポ」のようなものを書いてもらったら面白かったかもしれないとも思ったのはちょうど「Red」を作っていたからで、何かネタに仕立てることができたかもしれないと思ったのだった。やっぱり「Red」はあれ、こつこつ作らなきゃいけないところがあって、ことにコンスタントに更新しようと思えば「何かになるかもしない」というものを日々ためていかねばならず、やっているぶんには楽しいものの厄介だ。
考えたのは「永澤、アップルストアに行く」というシリーズもので、そこでは毎週永澤がアップルストアを目指すさまが描かれるが、結局永澤がアップルストアにたどり着くことはなく、たどり着く気配すらない。って、それ、昔「FMTV」でやっていた「はたして神戸浩はフジテレビにたどり着くことができるのか」ってやつですけど。
気になるのは「Red、面白いですか?」ということで、よくわからないのだった。と書くようなときはたいてい、単に褒めてほしいだけだったりするとはいうものの、面白いとか、それほど面白くもないとかぜひ寄せてほしいところで、なにせ「Red」の掲示板があれ、ちょっと書き込まれなさすぎである。さびしいじゃないか。