足熱図鑑

エッセイ

サードインパクトとは何か

 今回はいよいよ、「エヴァンゲリオン解読」である。
 これでやっと「個人ホームページ」の仲間入りができるのではないかと、嬉しく思っている。

 エヴァ・テレビシリーズの26話(最終話)は、次のような言葉(活字)のシーンからはじまる。

「時に西暦2016年」
「人々の失われたモノ」
「すなわち、心の補完は続いていた」
「だが、その全てを記すには、あまりにも時間が足りない」
「よって今は、碇シンジという名の少年」
「彼の心の補完について語ることにする」

 この後ドラマは、碇シンジの心的過程、その内的葛藤、自らに問いを発する行為を描いていくのであり、それがいわゆる「人類補完計画」であるわけだが、どうも、「サードインパクト」はその「心の補完」の引き金をひくものとして、位置するものらしい。するとつまり、「サードインパクト」とは、「何かひどく考えさせられる事態」ということになる。

 それは例えば、「週刊文春」のようなものに違いない。

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