Octorber 25th, 1997
人間の歳で言えば
御存知の方もおられるかと思うが、と前置きするのがどのくらい的を得ているのか分からないが、いわゆるウルトラファミリーの面々にも、年齢設定というものがある(この困ったWebmasterは、最近どうもウルトラづいていて、近頃こんなネタばっかりだが、まあ、何というか、申し訳ない)。
その年齢設定だが、これがちょっとどうかと思われるものなのだが、まずは一体どんなことになっているのか、以下にざっと挙げておこう。
- ウルトラの父 ----------------- 16万才
- ウルトラの母 ----------------- 14万才
- ゾフィー ----------------------- 2万5千才
- ウルトラマン ----------------- 2万才
- ウルトラセブン -------------- 1万7千才
- 帰ってきたウルトラマン -- 1万7千才
- ウルトラマンエース -------- 1万5千才
- ウルトラマンタロウ -------- 1万2千才
- ウルトラマンレオ ----------- 1万才
因みに、以上のデータはTBSのサイト内にあるウルトラファミリーのページに記載されているものであり、私としてはこれしか知らないのであるが、ひょっとすると他のデータというものがあったりして、ケイブンシャの何々という本にはこう書いてあるとか、小学館のこれこれという本ではどうだとか、言ってくる向きがあるかも知れないが、それに対してはあらかじめ「うるさい!」と言っておく。
さて、年齢についてだが、私がちょっとどうかと思うのは、その量的な多さではない。そうではなくて、一人一人の間隔が開きすぎているという事だ。例えば、ウルトラの父が16万105才で、ウルトラの母が16万103才、ウルトラマンが16万80才、とかいう風であれば(それはそれで滑稽だが、しかし)16万という数字も無駄ではなかったろうに、という事である。つまりこの途方もない年齢たちは、我々をして、「人間の歳で言えば」という「換算」を容易に行わせてしまうタイプの途方もなさをしているのである。
そう、人はちょっと考えてから、「千」を取ってみたりする(つまりウルトラマンを20才ぐらいと踏むのである)。あるいは無遠慮な人ならば、「万」を取ってしまうかも知れない(父と母の年齢差を2才差ぐらいと踏むわけだ)。まったく、父は16万年も生きたというのにである。
何かしら、残念である。