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2003/03/01 Issue

Title: Superman Red FOR FREE Vol.15

全体写真
YASっぽい感じを狙ってはみたものの

今週の「コスモポリタン」

「コスモポリタン」中吊り広告

 写真は雑誌「COSMOPOLITAN」の中吊り広告を撮ったもので、「求む!恋の『手応え男』」を特集に組んだその4月号は「優しいだけのダメ男じゃもの足りない」を謳うのだったが、さらに中吊りでは「有名人『手応え男』ランキング」という記事から内容を抜粋して次のようにある。

一緒に暮らす=坂口憲二、福山雅治
世界と勝負する=中田、松井、イチロー

 問題はなぜ世界と勝負する者らはフルネームではないのかということにあるのではなく、したがって「ジャンボ(尾崎)」や「千代の富士(貢)」といったその他の「フルネームでない者ら」はどうなのかといったことが問題なのではない。そうではなく私が言いたいのは、言うまでもないことだが「ランキングの意味がよくわからない」ということであり、「一緒に暮らす(なら?)」と「世界と勝負する(のは?)」では問いかけ方が全然ちがうのではないか。そして、後者は「評価」というよりも「知識」なのではないのか。いや、「ジャンボ尾崎」はべつにフルネームってわけじゃないか。

響きが似ているというだけで申し訳ないが、一方「コニタン」は?

コニタン

「コスモポリタン」と聞いて思い出すのは「コニタン」のことだ。コニタンの最近の仕事については何も知らないが、例えば Google で検索して引っ掛かってくるのは「BS 絶対!ふるさと主義 クイズで踏破 紀伊半島・巡礼の旅」といった番組だ。きっとエネルギッシュに活躍中のことなのではないか。

ついでに「カータン」もどうぞ
今週の高菜社「顔がすき足もすきだし胸もすき おまえが好きだおまえが好きだ」(相馬称)

ひきつづき第1回の句会から。
これは、テーマ「年甲斐もなく」で私の詠んだものだが、なにせ短歌になってしまったのが失敗だ。

シリーズ「2冊もっている文庫本」

揚げてみた

「茹でる」につづいて「揚げる」というのもひどく単純で、ひねりがないが、しかし私は揚げてしまった。牛乳と卵を溶かしたものに文庫をつけ、片栗薄力粉をまぶしてサラダ油で揚げてみた。

出来上がり

そして揚げたてを撮影したものがこれだ。Web 上ではむろん伝わらないが、香ばしい。さてここでクイズです。この文庫は何でしょう? 衣がうまくついていないのでアレだが、まあわかった方は掲示板なり、メールなりでどうぞ。正解者(先着1名様)には、茹でた『三四郎』をプレゼントだ。

茹でた『三四郎』

「クール」になってはいないか

いつしかあまり聞かなくなったというか、たんに私が最近そうした方角をネットサーフィンしていないというだけかも知れないが、ホームページをほめる際の言葉のひとつとして以前は「クール」という言い方がよくされたまあ、「It's cool!」という英語圏での言い方自体はいまもむろんあるのだろうが、それが日本でも多用された時期があったのであり、その当時、私は「クールになるのだけはいやだな」と考えていたそしていま、この「ごちゃごちゃすっきり」のレイアウトをデザインしていてふと心配になるのは、「クールになってはいないか」ということだくりかえすが、「クール」はいやなのだ

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バックナンバーの目次

本の写真
武田百合子『富士日記(上)』(中公文庫)。

ここから行けたってかまわないじゃないか
九州大学