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Features (2001.11)
2001.11.30

■記念すべき「756号」とまぎらわしいだけで、とくに注目されるわけでもない王の「765号ボール」は今、愛知県犬山市・今治滋さん(58)宅の箪笥にひっそりとしまわれている。昭和53年のその日、友人たちとひいきの中日ドラゴンズを応援しにでかけた今治さんは、ナゴヤ球場・一塁側外野席に陣取っていたのだった■いよいよ今週からスタートして1年間、当ホームページでは、この今治さん宅の箪笥にしまわれた765号ボールを追う。1個のホームランボールとともに今治さんが辿った数奇な運命とはいったい何か。そして、今治さんの出生の秘密をにぎる浜口さんとは誰なのか■来週明らかになる、今治さんの素顔。ほんとうはゴルフが好きだという■そして今、765号ボールは箪笥の中なのだった■
2001.11.28


■「あのクイズ番組で逮捕者が出たとは驚いた」で書き出される11月27日付の朝日新聞「天声人語」は、フジテレビ「クイズ$ミリオネア」のオリジナルであるイギリスのテレビ番組「WHO WANTS TO BE A MILLIONAIRE?」に関する話題。全問正解すると100万ポンドがもらえるその番組で、不正に賞金を獲得したとして陸軍少佐と協力者の大学講師らが逮捕されたというもの(会場から咳で合図をした疑い)。同番組の企画は世界70~80ヶ国に輸出されたが、出題される問題の難易度に各国の違いがみられる、といった話の流れのあとで、文章はこう閉じられる■「『ミリオネア』でも、後半は難問が続く。問題の少佐は、後半『0が100つく数の名前は何か?』に正解して勢いづいたという。それを『グーゴル』というとは知らなかった」■これ、意味合いが奇妙に符合するようなところがあって、「あ、そうなんだ、Googleってそういう意味だったんだ」と納得したものが全国に20人ぐらいはいたんじゃないか。だとすれば少し罪つくりな書き方だ■天声人語が紹介している「グーゴル」の綴りは「Googol」。われらが「Google」はカタカナ表記するなら「グーグル」で、意味は「のどぼとけ」なのだった■

「いやらしくお茶をくめ」
2001.11.26


■遊びに行きたくて、心がうずうずしていた■アフターファイブまでは頑張って、それからパーッといった■ノリのいい音楽がお似合いだった■
2001.11.23

■女の子たちのあいだでは今、おおまかに言って「ハードディスク」だという■実際にこの冬、渋谷の街を歩いていて耳に飛びこんでくるのは、「ねえ、何ギガほしい?」「テラやるよ、テラ」といったナンパな男たちの誘い文句だ。見ていると、こんなかわいい子が?というような子までもが、目の前で彼らの言葉にのせられていくのだった■そうした彼女たちの関心は、もっぱら「外付け」にあると聞く■「外付けたい」という欲求、その裏返しとしての「外付かれたい」という思い、そして「どうか外付かれますように」という願い。彼女たちの行動を規定しているのはそうしたものたちなのだろうか■といった識者の見方はともかくとして、やはり、この冬このムーブメントに乗っていかない手はないだろう。とても前述したような気安い言葉は掛けられないという君も、まずは少しの勇気を出して、「ハードディスクほしい?」この一言だ■今、女の子たちはかなり「ハードディスク」に弱い■繰り返すが、ここで言う「ハードディスク」は外付けタイプのものを指している。内蔵じゃ笑われるぞ■

■韓国の初優勝、リバウドによる史上初のスリーポイントシュート等、はじめてづくしの今回のワールドカップだったが、今あらためて振り返ってみるとどうだったのだろうか■だいたいみんなよくがんばっていたんじゃないか■
2001.11.19

■街で「ほんとうは石鹸を買って帰らなくてはならないのに、まったくそんなことなど忘れて歩いている人間」に出会ったら、それが私だ。もし私に出会ったら、こう伝えてほしい。「ほら、石鹸。風呂場の」と■

■上司に「そのメール、BCCでおれんとこにも送っといて」と言われることはあるかもしれないが、「CCBで送っといて」と言われることはまずない■どうすればいいのか分からないからだ■
2001.11.17

■宮沢章夫『月の教室』(白水社)は11月に出たばかりの新刊。今年のゴールデンウィークに静岡県は袋井市というところまで出掛けていき、見てきたと騒いでいた公演(「コーナーの日記」5月3日~5日分参照)の戯曲がこれだ。ひどく驚かされているというのは、もう読み了えてしまっているということで、今は16日未明の午前4時20分だ。早く寝たらどうなんだ■「『青春戯曲』の誕生!」とオビに書かれれば、そこはそれ気恥ずかしくもなろうというものだが、しかし、そうなのだからしょうがない。実際に彼女(彼)たちを見てきたおれは知ってるもんねー、青春戯曲なんだもんねー、とでも言えばいいか■遠州弁でしゃべられたいくつかの場面のセリフや、劇中歌などを収録したミニCD付き■1,800円、なんとか工面していただきたい■
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■前回のコラムで使ったこの画像だが、結局のところ、荒ワシ師団長の写真はネット上で見つけることができなかったのだった。Googleでしらみつぶしにあたり、あるいは「その他大勢」というかんじで収まった集合写真的なもので見つかるかもしれないと、「デルザー軍団」や「ストロンガー」など検索対象を広げてみたが駄目だった。心底感じないではいられないが、仕事をしていればよかったのではないか。で、やはり、あのコラムには画像があった方がいいだろうと考え、思いついたのがレンタルビデオ屋で、デジカメを持っていき、「ストロンガー」のビデオパッケージにあったその姿を撮った。色の補正をし、切り抜いて、うしろに文字を配置する作業。この際ぜひ自分に問いただしてみたいというのは、「ヒマなのか?」ということだ■

■羽黒神社の向かい側には大きな病院が建っていた。今はもうなくなって、そのあたりきれいになっていたんじゃないかと思うが、建っていた最後の方、よく知らないが、使われなくなって廃墟のようになったまま建っていた。ひょっとすると使われていたのかもしれないが、とにかく使われてないだろうこれはという荒みようで、夏祭りの折りだったか、夜、ふと見ると一室だけ、病室に明かりがともっていて肝を冷やした。「ナニ医院」だったか、壁面に黒く、じかに名前が書かれてあった。でかでかと書かれていたが、専門の職人に頼んだ様子はなく、それもすでに黒ずんで、何が不気味といってその壁面の「医院」の「医」の字あたりが不気味だったと記憶している■

2001.11.15

■これが階段である■降りるのだった■大きくなったら降りてみたいと、背中でよくそう言っていたわと母の言う■その階段、かどうか■すべては降りてみてからの話■いったいそれは、何の話なのか■そして、降りたところから撮った写真だということの是非は?■次週、いよいよ降りる■

■これだけ引っぱるのだから少しくらい親切な説明をしてもよさそうなもので、それで説明するが、「荒ワシ師団長」というのは仮面ライダー・ストロンガーに出てくる怪人だ。1号ライダーでいう「ショッカー」とか、そういうことでいうと「デルザー軍団」という組織に入っている。デルザー軍団は構成メンバー全員が大幹部というラジカルな団体であり、他に「鋼鉄参謀」「ドクロ少佐」「オオカミ長官」「マシーン大元帥」などがいるのだった。しかしこの際、問題は「荒ワシ師団長」である。その言外に想像されるのは、つまり「荒ワシ師団」の存在ということになる。メンバー全員が荒ワシで構成された師団で、人間的な資質も備えた彼がその長であるということだろうか。それとも、その風貌・行動の荒々しさで「荒ワシ師団」と名の付いた集団があり、他の団員は全員人間なのだが、師団長を決めるときに「お前がなれよ」「そうだよお前がいいよ」とみんなに言われたのだろうか。だとしたら少し、照れくさかったのではないか■
2001.11.13

■11月7日の「コーナーの日記」を書くにあたって、どこかに画像でも転がっていはしないかと検索したのだった■てっきり語呂でもって「荒ワシ団長」だと思っていたが、正しくは「師団長」だったと検索結果で知る■すっかり読んでしまったのは、「どうして世界征服できんのだ!」という、悪の秘密組織の歴代幹部を分析したページ■冒頭近く、死神博士を説明する欄で、「死神であり博士でもあったのかもしれない」と平然と言うので、これは相当面白い人が書いているのではないかと思ったが、どうもそうでもないらしいのがよく分からない■このページ、「面白い」と「つまらない」が(おそらくは狙いではなく)混在していて、そもそも笑わせようと思って書かれているのか判然としないところもあるが、突然面白かったりもし、笑ってしまうというか、最後まで読んでしまった■ちなみに、文中突然出てきて文意を見失わせたりするが、「にゃん」というのが書いている人のハンドルネームらしい■

2001.11.10

■何より読みやすい■年々歳々モニタは大きくなるのだった■そうするとブラウザのウィンドウ幅も広がって、余ったところや、横に広がりすぎたテキストをどうにかしようととかく人は努力しがちだが、要は文字をでかくすればいいのだった■「640×480」を忘れるな、である■いや、何のためにでかいモニタを買ったのか■

■親しき仲にも礼儀ありではないが、やはり何の相談もなく顔写真を載せるというのはまずかった。プライバシーとか、ネット上の個人情報とか、そういった面もあっただろう■すまなかった■そこで今回は、口のところに線を入れて配慮してみた■これでだいぶ分からない。友人たちでさえ「ひょっとしたら上山君かな?」「上山君だとは思うけど」と口を揃えるにちがいない■上山君は「恥ずかしい」という感覚を大事にする男だ。そこを忘れてはいけない■つまり何だ、私が上山君の顔で遊ぼうとしているだけなんじゃないかというのは、それはちがうぞ。黒線をもう少し上にもってきて「ヒゲ」とかやることもできたが、それをやらなかったということで明らかなはずだ■ちなみに、それをやるとこのようになるのだった■
2001.11.07

■そろそろ「ワールドカップ」のことばかり聞かれてうんざりしているのではないか■そこで「あの頃の原宿」について聞く■たとえ「どの頃のだ」とトルシエが答えたとして、それは話題に食いついてきたわけではないのでは?等々、盛り沢山の内容■でもって、あくまで予定■「トルシエに聞く、○○」とすれば、何を入れてもネタになってしまうようなところがあるから気をつけなければいけない■「原宿」にするか「葛飾」にするか、悩んだ末に相馬は「原宿」にしたというが、果たしてその真意は?■

■上山君が京都から帰ってきたのだった■とっくの話■京都では新しいギャグを3つ考えたという■面白いのと、つまらないの、それと足を使うやつの3種類だ■とか書いていると、いい加減上山君に怒られるのだろうか私は■上山君は怒るとこわい■私は怒られるとこわいぞ■
2001.11.04

■「分からない」と言うだろうか。言うかもしれない。しかし聞いてみようと思うのだ■あくまで予定■何かコメントするかもしれないじゃないか■

■彼が上山君だ■サッカーに詳しいということになっている■今は京都に遊びに行っていて居ないが、帰ってきたら聞いてみるといいだろう■それから、京都に住んでいる人は、今が聞くチャンスだ■