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Features (2001.12)
2001.12.26

■私は25日、自身のホームページ上でファンに向けてのメッセージを発表、来年に全国ツアーを行うことを明らかにした。一部で結婚・引退説や妊娠説も飛び交っていたが、憶測を一蹴した■《メリクリ~!みんな楽しんでる?》とクリスマスらしい書き出しで始まるメッセージで私は、《来年ツアーが決定しました~!!》と発表。不安をつのらせていたファンにとっては、待望のクリスマスプレゼントとなった■ツアーは来年4月27日、福岡マリンメッセからスタートし、6月16日の横浜アリーナまで全国11カ所21公演で20万人を動員するという■《今年は、凄く忘れられないような衝撃的なニュースもあった》《来年は仕事とか、プライベートとかで(中略)本当に心休まる日が欲しいな》と、本音もチラリ■きょう26日には、元日付発売の最新アルバム「ラオックス」が店頭に並ぶが、初回出荷は300万枚と年頭から猛ダッシュだ■
2001.12.25

■ようやく、青梅街道が分かったような気がした。歩いていて、ふと、そのなりやかたちといったものが腑に落ちたのだった。まるで向こうから腑に落ちてくるかのような感覚があった。ああ、そうか、これが青梅街道だったかと、歩みをとめずに考えていた■この直感を押し広げさえすれば、それがそのまま青梅街道の全貌となるような、そうした直感のかたちで青梅街道は一挙に手中に落ちた。これをまっすぐ行くと高円寺か!■これまで中央線沿線に転々と居を構えてきたこともあって、行き交う会話の中にその名を何度も耳にしたものだったし、いつしか、「青梅街道」とこちらもそらんじるようになっていたが、にもかかわらず、私はまったく青梅街道を分かっていなかった。「青梅街道の方から行けばいいですかね?」とタクシーの運転手さんが言うので、そうしたものだろうと思っていた。(つづく)■
2001.12.21

■それは、3と28の最大公倍数を求め、ついに死んでいった男の物語■その孤独な行為へと、なぜ男は追いやられなければならなかったのか■謎を追い、西川は歩く■長期エジプト取材から帰国した筆者が満を持して描く、夜の街・新宿■期待の新連載「328」は、来年元旦スタート■
2001.12.17

■また今年の場合、25日と言わずに早いうちから配ってしまうという傾向にもあるらしい■写真はアパートの隣の部屋で、ここにもすでにサンタはやってきたようだった■ひょっとするとサンタではないかもしれないが、しかし一方で、隣の人が大量のくつ下を玄関前に出しておいた可能性もないではない■
2001.12.16

■言語の意味とは、言語の使用である■

■本当はただ、GIFに名前を付けるのに英字の綴りが知りたかっただけだったが、しかしこんなページに辿りつくことはないじゃないか■もう少し気むずかしい人かと思っていたが、そうでもなさそうで驚きだ■「ようこそ」とさえ言っているしな■ヴィトゲンシュタインのホームページである■

■何だかんだゴタゴタしているうちに結局日程の調整がつかなくなり、うちの会社では今年、忘年会はナシ、ということに決まったそうだが、それは、「今年を忘れるな」ということなのかどうなのか、社長■
2001.12.12

■「2ちゃんねる」に負けるなとばかり、おそらく現れるのは「3ちゃんねる」だ。そこはきっと、ひどく道徳的な場になるにちがいない■
2001.12.10

■漫画家のこんじゃく源平(本名・長谷川鉄夫)さんが、先月29日に亡くなった。72歳だった■ナンセンスな四コマ漫画を得意とし、長らく「漫画少年」誌上に連載をつづけた源平さんは、しばしばファンから、「三コマ漫画家師」の称号をもって呼ばれた。きまって三コマ目で話がオチてしまい、つづく四コマ目には、直前の三コマ目を指して「これじゃ、三コマじゃん」と叫ぶ主人公が描かれるのが常だったからである。源平さんがこの手法をはじめて使ったのは35歳のときで、以来、源平さんの漫画の四コマ目の絵は変わることがなかった■「実質1コマ少ない分、毎回かならず起承転結のうちのどれかを省略しなければならない。それがスリリングだった」と話す評論家の松尾太地さんもファンのひとりだった。去年行われた松尾さんとの対談では、「もう1コマ、無駄にできるんじゃないかと思ってね」とあの高い声で話し、笑っていたという■まずは合掌■

■当サイトでは、12月31日までを今年、1月1日からを来年とさせていただきます■
2001.12.06

■誰がはじめにそう呼んだのか、「ぴあ大臣」である。激務に激務を重ねる毎日は、なにせ「ぴあ」の、それも「大臣」だからだ■むろん「ぴあ」は毎週買う。定期購読のかたちはとらず、近くの本屋、ときにはコンビニにおもむいて手にとる。「店頭」という、メディアの外延との接触をだいじにするのが大臣のやり方だ■「通巻○○号!」と言われれば、表紙を飾った及川正通のイラストが誰だったかを即座に答えてみせる。これもまた大臣の仕事。しかし大臣はこの仕事をあまり好んではいない。それだと、「ぴあ博士」になってしまうんじゃないかというのが大臣の危惧するところだ■大臣は大臣でなくてはならない。それが「ぴあ大臣」の考えだ■おそらく大臣は、小学5年生ぐらいだと思う■

■「吉野家」か「松屋」か、ということで言えば、私は「吉野家」だ■松屋の何がだめといって、あの、割り箸の入っているいれもののフタだ。開けると、途中でとまらずにずっと向こうまで倒れていってしまう。気が気ではない。吉野家のは、ちょうどいい角度でとまるようになっていて心憎いばかりだが、松屋は、まずあれを何とかしろと言いたい■それと、まずい■
2001.12.04

■いよいよことは哲学的になってきた。「時間の問題」である。CIAはハイデガー読解あたりから出直すということだろうか■あるいは現地では、すでに「ハイデガー刑事(でか)」が活躍しているのかもしれない。どんな刑事だかよくわからないものの腕っぷしは強そうだ。いや、そんなことだったら哲学的でも何でもないのだが■ひょっとすると顔がハイデガーに似ているのかもしれない。若いのに、だ■ともかく、アメリカがめざすのはビンラディン氏を実存的に拘束することであって、いや、それは言葉そのままなのかもしれないが、なんとか、「美の問題」にならないうちに早く手を打ちたいものである■といって、パウエル長官が「ビンラディン氏拘束は俺の問題」とか言い出したとしても、それは何を言っているのかということになるだろう■[記事全文]

■「へえ、こんなの出てるんだあ」と、「天知茂主演・江戸川乱歩の美女シリーズ」のDVD(全25タイトル・順次リリース中)を手にとりながら友人は言う。そしてさらに言うのには、「ずっと見たかったものがある」のだそうだ■だが、世の中に土曜ワイド劇場の記憶ほど厄介なものはない■「ピエロの出てくるやつ」「殺した遺体を花火でどっかーんとあげてしまうやつ」■いったいどのDVDを買えばいいというのか。途方に暮れつつも、しかしすぐに思いが至るのはインターネットだ。土曜ワイド劇場のことである、きっと、ファンサイトがあるにちがいない■やがてその夜のメールで、とりあえずひとつ見つけたと友人が報告してきたのだった。そのページではさしあたって、発売タイトルが一覧表になっているという。これがそのURL。
http://www.asahi-net.or.jp/~KF2T-MRKW/akechi/media/dowai.html
こうしてわれわれはまず、URLからひとつ学ぶ。どうやらファンは「土ワイ」と略すらしいということだ。やはりわれわれは、まだまだこの方面にうといのだった■
2001.12.03


■仮にそういう番組があったとしての話だが、「クイズ・正解はなんでしょう」という名前の番組の「正解はなんでしょう」は余計なのではないかと思う■あったとしての話だ■