in_reply_to に気をつけて?
- February 24, 2012 4:09 AM
- web
ま、じっしつ私信なのですが、そんなふうでもなく書いていきますと──。
ツイッターで、いわゆる「非公式RT」を使って会話や言及をおこなう場合、たいていはそのやりとりを広く自分のフォロワー全体に届ける意図をもってその手法が用いられるわけですが、そのとき、気をつけないといけないのが「in_reply_to」情報です。ツイートに「in_reply_to」情報が付与されていると、いくら「非公式RT」の体裁をとっていても「返信」扱いとなり、配信先のフォロワーが限定されてしまいます。
Aさんが、Bさんの発言にたいして「返信」した場合、そのツイートはAさんのフォロワーのうち、Bさんのこともフォローしているひとのタイムラインにだけ表示されます。かつての仕様では文頭に返信相手のアカウントがあるものだけが「返信」と見なされたので、
@soma1104 どうもどうも。
↓
.@soma1104 どうもどうも。
というふうにアタマに「.」を付けたりして、1文字目が@でない状態にしさえすれば上記の「返信」扱いが解除され、それだけでそのツイートをフォロワー全員のタイムラインに配信することができたわけですが、いまはちょっと事情がちがいます。
「返信」ボタンを押して新規ツイートを書きはじめた場合、現在、たいていのアプリでは(むろんウェブ版の公式ページでも)「in_reply_to」という、どのツイートにたいする返信であるかの情報が自動的に付与されるようになっています。つまり、ツイート単体を表示させたときに、
@snhr_moya なんとか隠せ。
— SOMA Hitoshiさん (@soma1104) 2月 23, 2012
こういうふうにその返信先である元ツイートが案内されるのは「in_reply_to」情報が付いているからなのですが、この情報が付いたツイートは、文面の形式に関係なく「返信」扱いになります。
何が言いたいかというと、たとえばこれ。
三等分か。 RT @soma1104 初手の「4-4」が釣り合わなかったときの二手目なんだよ問題は RT @moco470 12個の球があります。見た目はすべてまったく同じです。そのうち11個は重さが均一ですが1つだけ重さの違う球があります。てんびんを3回使って当ててください。
— 宮沢章夫さん (@aki_u_ench) 2月 22, 2012
非公式RTの体裁をとってはいるものの、「in_reply_to」情報が付いているためにじっさいには返信扱いになっていて、これだと、(おそらくは意図に反して)宮沢さんとわたしの両方をフォローしているユーザーのタイムラインにしか表示されません。
なお、公式ウェブならこのような「誰々さんへの返信」という表示が、
また、一例として Echofon ならこのような青い吹き出しマークが、それぞれ「返信」扱いのツイートであることを示しています。
で、これ、ツイートをつくるときにまず「返信」を押して原稿を用意してしまうと、たとえいったんまっさらにしてから文章を書いても「in_reply_to」情報は消えずに残ります。ので、自分のフォロワー全員に配信したい=「in_reply_to」情報を付与させたくないという場合には、とにかく「返信」ボタンを使わず、「新規ツイート」ボタンからはじめて、そこへコピー&ペーストで元発言をもってくるというのが基本の対処になります。
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