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意味もなく内藤祐希・パート3

  • Posted by: SOMA Hitoshi
  • June 8, 2018 4:59 PM
  • tennis

 全仏は続く。
 内藤祐希のシングルスは準々決勝敗退で(グランドスラムでは自身初の)ベスト8に終わる。ポーランドのイガ・スウィアーテックに惜敗とも完敗とも表現しうる 5-7、5-7。2セットとも、5-4の局面を作って内藤がサービングフォーザセットを迎えたが、活かせず、きれいに巻き返された。
 スウィアーテックが強いのは間違いない。第10シードの内藤にたいしスウィアーテックはノーシードだが、スウィアーテックのジュニアランキングが低いのはジュニアの大会にほとんど出ず、プロトーナメントのほうを回って WTAポイントを稼いでいるからだ。そのスウィアーテック相手に、セット終盤に至るまで互角に渡り合い、キープもブレイクもきっちり果たした──地力を充分に示せた──のは成果と呼びたいが、その先、セットを締め括れないというのもまた実力。メンタル込みの実力。
 スウィアーテックにとって全仏ジュニアの準々決勝は三年連続三回目で、過去二回ともこの準々決勝で負けているから、そのことへの意識は強くあったはずだ。第三者的に見れば、あるいはそこにこそ付け入る隙はあったのかもしれないが、結果的にスウィアーテックは付け入らせなかった。おめでとう、スウィアーテック。
 だからまあ、しょうがない。何しろまだ、夏は終わらない。

 でもってダブルス。
 雨のために 6日の二回戦が終わらなかったので、シングルスのあとに二回戦の続きと準々決勝の二試合が組まれるスケジュールとなり、第3シードの内藤祐希、佐藤南帆組は両方勝ち進んでベスト4を決めた。次なる準決勝の相手は第1シードのエレオノーラ・モリナロ、クララ・タウソン組。これは二週間前のミラノのダブルス準決勝と同じ顔合わせで、そのときは内藤・佐藤組がストレートで勝っている。(なお、その大会のシングルス決勝では内藤がモリナロに負けている。)
 コート 6の第四試合だから、今夜遅く。WOWOWオンデマンドの中継はない。

こちら、モリナロ。

ルクセンブルグっ子はアメリカのコリ・ガウフに 2-6、6-7 (7-1)でストレート負け。

準々決勝、ルクセンブルグ人テニスプレイヤーのエレオノーラ・モリナロはコリ・ガウフと対戦し、敗退した。彼女はアメリカ人のガウフにチャンスを与えてもらえず、1時間25分での敗戦となった。スコアは 2-6、6-7 (7-1)。

モリナロは第6シードで、ガウフは第16シード。しかしながら、ガウフはすでに第2シードのワン・シンユーを倒してその実力を示しており、モリナロを下したのも妥当と言える結果だ。

シングルスでは敗退したものの、モリナロのローラン・ギャロスはまだ終わっていない。デンマーク人のパートナー、クララ・タウソンと組んだダブルスで、ルクセンブルグっ子の戦いは続く。

RTL Today - Sport - Roland Garros Juniors 2018: Eléonora Molinaro eliminated in quarter finals

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