Opera was Reborn
- May 16, 2017 1:40 AM
- web
「 Opera is Reborn」というわけで、10日、実験的コンセプトブラウザであった「 Opera Neon」からその機能を部分的に取り込んで UI/UXを大幅に刷新したという触れ込みの、Opera「バージョン 45」が登場、ちょっと肩入れしてみようかという気になる。
Operaのある生活、といった感じのそのコンセプトムービーはやや大仰というか、「とりあえずオフィスをスケボーでガー」とか、いったいその画は関係があるのかって思いが先に立ってしまわなくもなく、じっさい、生活様式みたいなところにまで意識が引き上げられるほどには、その使用感やインターフェイスに昂揚感があるわけではない。そこまでじゃあない。
目玉のひとつはサイドバーに組み込まれた Facebook Messagerと WhatsAppで、その〈感じ〉はたしかにちょっと「おっ」と思わせられるけれども、実用から言えば、やっぱり日本では WhatsApp(世界的にはこちらのほうが標準であるところのメッセンジャーアプリ)だけでなく LINEも、ついでにツイッターも組み込まれていてほしいという要望がすぐ出てくるところだ。
あと、Opera Neonにあって魅力的と思われた Player Panel機能が割愛されているのは、これもちょっとわくわくを削がれた感がある。
って、なんだよ、ぜんぜん「肩入れ」してねえじゃねえかって話だけれども、それもそのはず、Operaの話題を追ううちにいまさらながら知った、「 Vivaldi」のほうにこそわたしの関心は移っているからなのだった。Operaを開発したオペラ・ソフトウェアの共同創設者で CEOだった Jón S. von Tetzchnerが、「もはや Operaはかつての Operaではなくなってしまった」といったようなことでもって古巣と袂を分かち、新たに作ったブラウザが Vivaldi。2015年1月に最初のプレビュー版が公開され、2016年4月にバージョン 1.0が登場、現在の最新安定版はバージョン 1.9を数えている。
だからまあ、「 Opera was Reborn」でもあったという、今日はそういう話。
当然ながら今日のこのエントリーは Vivaldiで書いている、というふうにはもちろん締め括りたかったところなのだが、使ってみているうちに、macOSのみの問題なのかどうか、「 textareaなどのフォーム要素への日本語入力で、ささやかながら面倒なバグがある」ことに気づいてしまい、さしあたりこれは Operaで書いている。そのバグについての詳しい話は、できたら別エントリーを設けてそちらで扱いたい。ま、新 Operaもね、べつに悪かあないですよ。
さてと。
で、iCabはどうなったんだっけ?
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