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ふたたび私は横浜にいた

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しかし、ラストソングスの上村君はあのブログの記事をこうして携帯電話で書いているのだなあとその面倒を想像するにつけ、頭の下がる思いがしてくるのは、やっぱりケータイで書くのはたいへんだからだ。馴れの問題ではあるのだろうが。

しゃべることで記事が生成できればいいのではないかとも思う。ケータイに向かってしゃべったその音声が自動的にMP3に変換されてポッドキャスティングラジオのようにそれを聞くことができるというような。あるいはそうした技術はすでにどこかにあるのかもしれない。

そうしたオーディオ・モブログ(?)のメディアをわれわれが手にしたとき、コンテンツははたしてどのような変質をこうむるのか。リアルであるはずの肉声からはその身体性が抜け落ちはじめ、いまのこの「指の運動」にこそ肉体があったのだとする復古的なまなざしが浮上する、のだろうか。

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