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『アンチ・オイディプス』が文庫(上下巻)に
- November 2, 2006 10:18 PM
- book
出たのはもう1ヶ月ぐらい前のことだからすでにご存じの方も多いと思うが、タイトルのとおりで、ジル・ドゥルーズ/フェリックス・ガタリの『アンチ・オイディプス—資本主義と分裂症』が河出文庫から上下巻で出ている。「文庫になった」ということ自体がニュースなわけだが──単行本のあの重厚長大さ!──、それだけでなく、宇野邦一氏による新訳ときた。
「ウラゲツ☆ブログ」の記事、「今週の注目新刊(第69回:06年10月1日)」がその文化的興奮を伝えてわかりやすいが、そこに寄せられたコメントのひとつに丹生谷貴志さんの発言が引かれていて、それがなんとも楽しい。
『ミル・プラトー』の翻訳が出た時、丹生谷貴志さんは的確にも「この本は寝っ転がって読まれる必要があったのに・・・」と述べていました。
あと、別の人のコメントにあるこれもいいなあ。
思い切ってタクシー止める時なんかにかざしたいです。
ところで、これを買うときは上下巻をまとめて買いましょう。というのは、註が全部まとめて下巻に収まっているから。文庫として、それはいかがなものか。
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