blue

Mac OS XでDVDのムービーを取り出す

  • Posted by: SOMA Hitoshi
  • January 24, 2008 11:16 PM
  • mac

 先日いせ(ゆみこ)さんとビデオチャットしたさいに質問されたのは、つまりDVDに焼いてあるムービーをデータとして吸い出すにはどうしたらいいかということだ。ひろくパソコン一般に対して知識のもちあわせがあると思われての質問だが、必要に迫られない方面にはめっぽう晦(くら)くなるたちだ。そのときは、市販であるという点で〈無難〉な、思いつくところのROXIO® POPCORNなど名前を挙げてお茶を濁したが、そのぐらいのことはフリーウェアがあるだろうとチャットを終えてから調べた──つまり必要に迫られた。というこのエントリーはほとんどいせさんに宛てた私信のようなものだが、その私信にこうして文脈解説のような前置きを書いているのも徒労なことである。さて、ではいよいよいせさんに向けた説明。今回は HandBrake というソフトを使う。

最終的にはYahoo!ブリーフケースに載せて共有する

 いせさんの目的が何にあるかというと、DVDビデオのかたちで所有している自身の舞台映像などを知人と共有し、紹介したいということで、データを共有する(というか、渡す)手段としては「Yahoo!ブリーフケース」の利用を考えているらしい。いや、「ブリーフケースだっけ?そんなやつです」と言っていることもあり、ひょっとしたらちがうサービスのことを指してそう言っている可能性も残されるものの、ひとまずYahoo!ブリーフケースなのだとして話を進めよう。

 てっきり私はYouTubeに類似するような動画共有サービスを利用し、ウェブに載っけたいのだろうとその意図を想像していたが、いま、あらためてYahoo!ブリーフケースのページに行ってそのサービス内容を確認してみると、これはごく単純な(といったらあれだが)データ保管サービスである。無料で300MB(Yahoo!プレミアム会員かYahoo! BB会員なら1GB)までのデータをネット上の自分のスペースに保管でき、その場所を特定の相手に公開することでデータをやりとりするというものである。

となると、1ファイル20MBまで

 というわけで、Yahoo!ブリーフケースにアップロードするさいのファイル形式は基本的に何でもいいことになる(と思う)が、ただし一度にアップロードできるデータ容量に制限があり、つまりムービー1ファイルにつきこの制限容量内に収める必要がある。これも一般会員とYahoo!プレミアム会員もしくはYahoo! BB会員とで異なって、一般会員は一度に5MBまで、Yahoo!プレミアム会員/Yahoo! BB会員は20MBまでをアップロードできる。で、おそらくだが、使っているメールアドレスなどから推測するに、いせさんは後者(Yahooo! BB会員)なのだろうと思う。そうだとして話を進める。

 ムービーを共有したい相手の環境(WinなのかMacなのか等)も考慮に入れたいところだけれど、ひとまず、この場合(というのはいせさんに手ほどきする場合という意味だが)いちばん手っ取り早い、iPod用のムービーに変換してみよう。「mp4」形式のデータになり、Windows版もある無料の iTunes(もしくはQuickTime Player)で開くことができる。

やり方

HandBrake アイコン

 まずは HandBrake を手に入れる。ダウンロードページから「Mac OS X GUI (10.4+, Universal Binary, DMG)」を選ぶ。ディスクイメージをマウントすると「HandBrake.app」というアイコンがあるので、これをアプリケーションフォルダにコピーすればOK。

 次に取り込みたいDVDをマシンに挿入。そうしたらHandBrakeを起ち上げる。起動するとまず「どのDVDソースを取り込むのか」というのを訊くファイル選択ウィンドウが開くので、挿入したDVDメディアのなかの「VIDEO_TS」というフォルダを選択して、「開く」を押す。

スクリーンショット:ファイル選択ウィンドウ

スクリーンショット:「Presets」ドロワー

 ソースを指定すると自動でスキャン処理がはじまり、目指すムービーを見つけてくれる。メインウィンドウの右脇(もしくは左脇)に「Presets」というドロワーウィンドウが開いているので(開いてなかったら右上の「Toggle Presets」をクリック)、そのなかの「iPod Low-Rez」を選択する。

 その上で、一箇所だけ設定をいじるのはメインウィンドウの中段、右側のほうにある「Quality」欄。すぐ下の「Target size (MB):」を選択して、その右の空欄に数字で「20」と入れる(画質はファイルサイズが20MBに収まるように自動設定するという設定。自動設定された画質=フレームレートの値がその下のボックスにグレー表示される。下のスクリーンショットでは「111」になっているが、この値はムービーの長さなどにより異なる)

スクリーンショット:「Quarity」の設定欄

スクリーンショット:「Start」ボタン

 あとは左上にある「Start」ボタンを押すだけ。ムービーの読み込みと圧縮変換がはじまって(ウィンドウの下部に進行状況が表示される)、終わるとデスクトップにムービーファイルができあがる。ダブルクリックして中身を確認してみよう。

 できあがるムービーは「320×240ピクセル」のサイズ(「iPod Low-Rez」を選択したことに因る)。もちろんもっと大きい画角に設定することは可能だが、20MBに収めることを考えるとこのぐらいが現実的。それでもなお「20MB以内」というのはけっこうきびしく、「まあまあ」な画質を確保するならムービーの長さは10分程度が限界だろう。取り込むムービーがもっと長い場合は、一度もっと高品質な設定で取り込んだのち、5〜10分ずつぐらいに分割してもう一度圧縮するか、そもそもYahoo! ブリーフケース以外のサービスを選択するかになるが、それらの説明は必要だったらまた回を改めて。

 上記の方法でうまくムービーファイルができたら、それをYahoo! ブリーフケースにアップロードすればいい(そっから先のやり方はYahoo!が説明してくれるだろうから省略)。何か質問はありますか?

関連記事

トラックバック(0)

トラックバックURL: https://web-conte.com/blue/mt-tb.cgi/168

 

広告