WAVLINKで HDDクローン作成のやり方
- May 28, 2018 1:28 AM
- mac
ハードディスクのクローン作成を手軽に行える HDDスタンドを購入。同じ用途の製品は多くあるが、謳われている性能( 12TBまで対応)と見た目、価格から WAVLINKのものを選んだ。アマゾンのカスタマーレビューではもっぱら「説明書がひどい」と評判のそれの、「オフラインクローン」機能の使い方を以下にご紹介。
今回は HDD同士、3TBのディスクを 5TBのディスクにコピーする。コピー元は Macの GUIDパーティションマップ方式、Mac OS拡張(ジャーナリング)フォーマットだ。コピー先の 5TBは新規購入したまっさらなディスクで、買ったまま、とくにフォーマットせずに WAVLINKに挿し込んで OKだった。
USB端子や電源スイッチ等のある面を背面として、奥側にコピー元ディスクを、手前側にコピー先ディスクを挿す。それぞれ、挿し口の脇に「 Source」「 Target」と印字があるのでそれに従う。挿し込んでから、背面の電源スイッチをオン。
さて付属の取扱説明書だけれども、そこまで意味不明なものではなく、虚心に読めば〈たしかにそのとおり〉なことが書かれてはいる。ただ、コトがコトだけに慎重にならざるを得ないユーザーの側からすればボタンひとつ押す前にあらかじめすべて把握してから臨みたいというのが人情であって、そうした思いで読んだ場合、日本語訳のこなれなさが邪魔をしてやや回りくどく、いまいちすっきりしない説明になっているのもたしかである。
- 電源スイッチが OFFの位置であることを確認してください。
- 電源アダプタが正しく差し込まれていることを確認してください。
- ドッキングステーションの後方(ソースベイ)にソース HDD / SSDを挿入し、前に Target HDD / SSDを挿入してください。
- ドッキングステーションの電源を入れ、電源スイッチを ONにし、ユニットの正面にある「 Source」と「 Target」の青いライトが両方とも点灯するまで待ってください。
- ソースとターゲットの HDDの青いライトが点滅するまで OTGボタンを押してください。そして、ボタンを離してください。
(これはクローニングが準備完了です)- OTGボタンをもう一度押して、クローニング処理を開始します。
進行状況がフロントパネルに表示されます。- すべてのライトが消灯すると、クローニングプロセスが完了します。
- 電源ボタンを OFFにして、ドライブを取り外してください。
WAVLINK 取扱説明書、p.13
ちょっと戸惑うのは「 5.」と「 6.」のところで、ここはつまり、
OTGボタンを長押しすると青いライトが点滅をはじめるので、これが「開始準備 OK」のサイン。このサインが出ている(点滅している)あいだにもう一度ボタンを押すと処理が開始される。すぐに押さないでいて点滅が消えた場合は処理がキャンセルされたので、もう一度長押しして「開始準備 OK」の状態にするところからやり直す。
という理解が正しい。
開始されればあとはただ待つだけ。
今回の 3TBのディスクは空きが 800GBほどあり、実質的なデータ量としては 2TB強くらい。終わりきる前に寝てしまったので具体的な所要時間はわからないものの、たぶん 7時間弱ぐらいでコピーが完了したと思われる。
で、このオフラインクローンの場合、コピー先ディスクにはコピー元ディスクと同じ 3TBのパーティションが切られ、残りの 2TBは〈未割り当て領域〉となった状態でクローンが完成する。この状態で Macに接続しても、当然、3TBのディスクとして認識されるだけなのだが、これをちゃんと 5TBのディスクとして認識させる方法についてはこちらを参照のこと。
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