LOSCOがかっこいい
- April 18, 2009 1:52 AM
- net
「LOSCO」は児玉悟之君という、見知らぬ若者の運営する個人サイトである。よく知らないのだが、児玉君はWebデザインをなりわいとしているらしい(てっきりそうだと思っていたが、児玉君によるとちがうらしい)。先日来こっそりリンクを張っていたのがばれ、16日付のその日記で言及されていた。
あ、そうだ。アクセス解析を見ていたら、愛読させてもらっている「web-conte.com」からのアクセスがあり、なんだろうと見るとリンクを貼って下さっていた。ことあるごとにwebのデザインの参考や、技術の参考、さらに日記からもいろいろ影響を受けているため嬉しい。ただ、なぜだろう。まあ、とにかくこちらからもリンクを貼らせて頂こう。
LOSCO » 16|THU
「なぜだろう」とあるが、きっかけということで答えれば、先日、笠木(泉)さんのブログに児玉君が書き込んだコメントを読んだわけだ。
「あきすとぜねこ」と子どもの自由さ
チェリーブロッサムハイスクールを主宰する柴田(雄平)君が、12月に予定されているその次回公演のタイトル『アキストゼネコ』について、ブログにこのように書いていた。
「アキストゼネコ」とは、約25〜35年前の子供達(特に女の子)の中でブームを巻き起こした恋占いだそう。
ア 愛してる
キ 嫌い
ス 好き
ト 友達
ゼ 絶交
ネ 熱中
コ 恋人占い方はまだ知らない。これから勉強しなくては。なんか「友達」ってのが一番切ないな…。
宇宙 日本 柴田: あの夏から、アキストゼネコへ。
はじめその公演タイトルを目にしたときにはなんとも思わなかったのだが、この記述を読んで、私も、ああ、あれかと思い出したのだった。クラスの女子が唱えるように口にしていたそのかすかな響きがよみがえるような気がし、といって自分でやったことはないからほとんど知らないに近いんだけど、なんとなく喚起される記憶はあって、それで、ついその「占い方」を調べてしまったのだった。
ゴリラは今
- June 23, 2008 12:48 PM
- net
「ゴリラは今」と言われてすぐにピンとくる人は相当少ないか、あるいはいないんじゃないかとも思いますが、まったく文脈が見えないという方にはまず、1999年の文章であるこちら [Red | 足熱図鑑 | がんばってもらいたいものだ]をお読みいただけると、少し理解してもらえるのではないかと思います。
で、「ゴリラ」なんですけどね、行ってみたんですね、さっき。「なんで?」という声は当然あろうかと思うんですが、ひょっとすると南波[典子]さんの日記(6月22日付。ボンダイブルーのiMacをついに処分したという内容)を読んだせいで一瞬、郷愁のようなものに包まれていたのかもしれません。
パチモンとしての『不思議の国とアリス』
- May 12, 2008 1:39 AM
- net
先日来何度もご案内している『不思議の国とアリス』だが、そのタイトルがなぜ『不思議の国〈と〉アリス』なのかということに関して、同DVDに収められたオーディオコメンタリーのなかで監督が言及するのは、「『不思議の国のアリス』と間違えて手に取ってくれるような、パチモンぽい感じがいいかなと思って」という、ある意味拍子抜けのするような説明である。その説明がどの程度本気なのか、あるいはどの程度照れ隠しなのかはわからないけれど、「パチモン」というそのセンでいけば、じつにすばらしい成果をあげているのが先日私の書いた「『不思議の国とアリス』DVD発売」という記事であり、「不思議の国のアリス DVD」という組み合わせで検索したとき、いま現在Googleで、その第5位に顔を見せるのが同記事なのだった(Yahoo!ではぐっと下がって92位。どうやらウチはGoogleウケがいいらしい)。
この5位がいかに痛快なものであるかは、1位と2位がディズニーの『ふしぎの国のアリス』公式サイト、3位、4位がAmazon.co.jp内にある同作品の商品ページであることからも際立ち、というかまあ、「不思議の国のアリス DVD」というそのキーワード選択からいって検索者の大半は迷うことなく1位〜4位のいずれかをクリックし、無事目的地へゴールインしているだろうことが想像されるわけだけれど、しかしこのさい購買へと結びつくかどうかは別として、現象としてはパチモンの名に恥じない愉快な事態となっているのだった。
いまさらAdSense
「いまさらアドセンス」というとなにやら歌謡曲のタイトルめくから不思議だが、そういうわけで、いまさらながらGoogle AdSenseの広告をページに挿入してみたのだった。
AdSenseのアカウントはもうずいぶん前に(数年前かな)取得してあったのだけれど、その当時はいまよりももっとパーツの選択肢(というかデザインカスタマイズの幅)がなかったためだったか、いや、もうよく理由を覚えていないのだけど、結局使わないまま今日まで来たのだった。先日、『不思議の国とアリス』のサイトにAdSenseを挿入する作業をし、で、その要領を掴んだところだったので自分のところにも入れてみる気になる。
デザインカスタマイズは依然として(というかその「以前」をもうよく覚えてないけど)痒いところに手が届かない面があり、まあそれはしょうがないというか、一面では広告ツールとしての強いポリシーがそれらをユーザーに委ねるのを許さないってことがあるのかもしれないが、ひとつには文字サイズを自由にできない。大別して、大きめの文字が使われるパーツと小さめの文字が使われるパーツとがあり、大きめのほうだとページ本文の文字サイズよりも大きくなってしまうから嫌だというような場合、後者のパーツ(要は面積が小さいために小さめの文字が使われているパーツ)を選ぶしか方法はない。
サイズチェンジマニア問題
- April 27, 2008 5:31 PM
- net
『不思議の国とアリス』だけれど、あらためて思い知らされるのはYouTubeってやつの伝播力のすごさだ。YouTube上の映像には海外からのアクセスが、アップロードした当初からわりとあるらしく、それで兄(監督のそうまあきら)はあわててオフィシャルサイトのほうにできるかぎり英文を併記させたりしていたのだった。
で、サイトに仕込んだアクセス解析の結果(リンク元ページ)から先日知れたのは、海外のとある掲示板にこうした投稿がなされていたことだ。最初の発言者はオフィシャルサイトとYouTube上の予告編映像へのリンクを示した上で、このように言及する。
Looks promising. I like that it's not going the standard "Gothic horror story" route. And there will be size-changing. Bits and pieces of them are scattered throughout the trailer, but the best one is at 2:27.
[だいたいの訳]これ、よさげ。標準的な「ゴシックホラーもの」の手法をとっていないところがいい。でもって(アリスとくれば)サイズチェンジもあるはず。いくつかその断片的なシーンが予告編のなかに散らばっているけれど、ベストは2分27秒のところのそれ。
Indie Alice re-imagining in the works! - The Process Forum
小田亮さんのブログがすごいのだ
ひっさしぶりに「小田亮の研究ホームページ」へ行ってみると、「とびとびの日記ときどき読書ノート」というブログ(はてなダイアリー)ができていた。これがすごい。
小田亮(おだ・まこと)さんというのは文化人類学者で、現在、成城大学文芸学部文化史学科教授。私が在学していたころから成城にいて、学科がちがったから特段親しかったというわけでもないが、その研究内容/講義内容のおもしろさ・たしかさから一目置かざるをえない七人衆(って、いま思い出しながら頭数揃えるんだけど、えーとね、有田英也、石原千秋、小田亮、黒崎宏、竹村牧男、冨山太佳夫、兵藤裕巳=五十音順・敬称略)のひとりとして注目していた。左に掲げた本はこれもそのサイトで知った近刊で、単著ではないが小田さんも執筆している論文集『呪術化するモダニティ—現代アフリカの宗教的実践から』(風響社)だ。本の構成と「まえがき」が小田さんのサイトで読める。小田さんの論文は「呪術・憑依・ブリコラージュ:真正性の水準とアイデンティティ」というもの。アマゾンだと「通常3〜5週間以内に発送」と言われてがっかりするが、たとえばセブンアンドワイなら「当日〜2日で発送」とある。って、6,300円かよ。わりとするなあ。ま、買っちゃいますけどね。
さて、それよりもいまはブログだ。
80'sニューウェーブ成分解析
- October 2, 2006 2:28 AM
- net
友人の吉沼が「こんなのもある」として紹介していた80'sニューウェーブ成分解析。
吉沼の結果と同様、本名の「相馬称」でやるとほとんど馴染みのない結果になり、しょうがないからデジタル上の署名でよく使う「SOMA Hitoshi」を試すと、これはかなり自慢のできる結果に。何の自慢だか知らないけど。
SOMA Hitoshiの64%はMELONで出来ています
SOMA Hitoshiの23%は細野晴臣で出来ています
SOMA Hitoshiの9%はDEVOで出来ています
SOMA Hitoshiの2%はプラスチックスで出来ています
SOMA Hitoshiの2%はヒカシューで出来ています
どんな人間だそれは。
- September 12, 2006 11:52 AM
- net
「成分解析 on web」。知り合い(北田さん、笠木さん)が相次いで自身の成分を発表していたのでその流れに乗ろう。「相馬称」を解析。その結果は、
相馬称の53%はハッタリで出来ています
相馬称の32%は気の迷いで出来ています
相馬称の7%は言葉で出来ています
相馬称の7%は理論で出来ています
相馬称の1%は濃硫酸で出来ています
占いは「当たる」ものではなく「思い当たる」ものだ、というだいぶ以前に何かで読んだ言葉が思い起こされる。って、思い当たるのかよこれが。
ちなみに「成分解析」にはWindowsアプリ版もある(というか、アプリ版のほうが先)。ウェブ版とは作者が異なるので、解析結果はちがうものが出てくる。アプリのファイル名が「Buffalin.exe」であることからもわかるように「バファリンの半分はやさしさでできています」というあのコピーが作者の発想の元になっているらしい。で、アプリ版での結果は以下。
そうですか。「村上代表を立件へ」ですか。
タイトルのかぎ括弧内は6月3日付けの朝日新聞・朝刊の一面見出しだけれど、その前日の朝刊──「村上ファンドを捜査」の見出し──を目にしたときに心に浮かんだのは、ああそうですか、というひどく力のない思いだった。ああそうですか。
やっぱり地道に働かなきゃだめだってことだよ、とそのニュースに嬉々とした表情を浮かべ話す者の声が聞こえる。ああそうですか。これはそういうニュースですか。──でも、そうなのかもしれない。これは、まさしく「そうしたニュース(として受容されるべく流されているニュース)」なのかもしれない。
迂闊なことは書けないので様子を見た。なにしろ、村上代表に関しては「顔が欽ちゃんに似てる」ことぐらいしかわかっていない私だ。「裏紙」はこのニュースをどう書くのだろうと待っていた。資本主義市場の側からの透徹した視線で、こうした話題を扱うブログである。待っていると記事が更新された。「『またか』という印象」であると述べてから、「裏紙」の山本さんは次のように書く(ちょっと長いんですが、うまく一部を抜き出すことができないので以降の全文を引用します──リンクを張って済ませずに全文引用するのは、このニュースへのおそらくは「まっとうな感想」だと思われるこの文章をなるべく読んでいただきたいから)。
壮観。ソ連時代のポスター1469枚
USSR posters - a photoset on Flickr
collection of Soviet era ad & propaganda posters from 1917 to 1991 (many now with English translations)
あー、これはすごいなあ。私はもう「ロシアフォルマリズム」とか「未来派」とか、はたまた「ロシアアバンギャルド」とか「構成主義」とか、そういったものにめっぽう弱い(このコレクションでいえば、だから最初期のほうのものか)。なにしろ、引っ越したわが家の居間にはロトチェンコのあの有名な写真のポスターを飾ってしまったくらいだ。
あ、それはこれね。
かっこいいよなあ、これ。ちなみにここで買った。1枚限定のため「販売終了」の案内が出ているが、買ったのは私だ。
で、以下、前掲のリンク先にある1469枚からいくつか好みをピックアップすると...
「風車」「老人ホーム」の地図記号が公募で決定
国土地理院の1月25日付プレスリリースによれば、同院が昨年、全国の小中学生から募集していた「風力発電用風車」と「老人ホーム」の新しい地図記号について、このほどそのデザインが決定しました。スラッシュドット ジャパン | 「風車」と「老人ホーム」の新しい地図記号が決まる
図1がその新しく決まった「風車」、図2が「老人ホーム」である。触発されて私も考えてみたが、図3はおそらく「植草甚一宅」を示すことになるだろう。
今週の正論
- January 24, 2006 7:02 PM
- net
そもそもこのサイトに以前どういう経路で辿り着いたのかを忘れてしまったが、私のなかでは「株」とか「市場」とかいった話題についての「正論」が読めるブログとして、「裏紙」は重宝している。書かれてある内容についてはまったくの門外漢だから、判断のしようがないといえばそうなのだが、それでもなんとなく、その言説が信用なるように思えるのは、まあ勘だけれども、それが透徹した「資本主義の目線」で語られているように見えるからだ。
デジタル摩尼車(マニぐるま)
- December 7, 2005 2:36 AM
- net
リンク先のページには、クルクル回る「摩尼車」のGIFアニメ、QuickTime、スクリーンセイバーなどが揃っていて、そうしたメディアによる再現アニメーションを指して「デジタル」と呼んでいるのかと捉えてしまいそうになるものの──そうだとすればこれはまったくつまらないネタだ──、このページを紹介していた「医学都市伝説」というブログの記事によれば、「デジタル摩尼車」の要諦はそうしたことでないという。
ここの主張で注目すべきなのは、「ハードディスクは高回転しているから、そこにこういう真言を記録しておけば、超高速マニ車になる」という洞察である。
医学都市伝説: デジタルマニ車、リンクは Internet Archive Wayback Machineのもの
同記事の解説は「マニ車って何?」というところから入ってじつに丁寧な構成で、じつのところ、そちらを読んでいただければそれで充分だ。
さて、では「デジタル五体投地」とは、いったいいかにして可能なのだろうかと考えながら今夜は寝ることにしよう(寝るのかよ)。
links for 2005-10-13
■ INQUISITOR INSTANT SEARCH〜Google サジェストのさらに先
キーワード入力欄に文字を打ち込む端から推測される検索語句の候補を表示させて「検索したいのはこれですか?」と示唆(提案)してくれる「Google サジェスト」はつとに有名だが、これはさらに一歩先を行き、文字を打ち込む端から検索結果までリアルタイムに(Ajaxという技術を使い、HTMLのページ遷移を行わずに)表示させてしまう検索エンジンのベータ版。また検索に用いるサイトも候補に挙げ提案してくれる。ただし日本語での検索には未対応の様子(検索結果には日本語のサイトも含まれているが)。
■ THE ORIGINAL ALICE(要:Shockwave)
「the British Library」のオンラインギャラリーにある「Turning the Pages™」は Shockwave を使い、マウスのドラッグ操作で擬似的にページをめくりながら、貴重な書物のデジタル複製を閲覧できるというサービス。これもそのうちのひとつで、「Written and illustrated by Lewis Carroll」と説明にはある。(ナローバンド向けバージョンもあります。)
■ asahi.com:漫画喫茶に2カ月居座り容疑、男を逮捕 新潟県警
調べでは、島田容疑者は8月2日から9月26日まで、長岡市内の漫画喫茶で個室を利用し、たこ焼きやジュースなど計140点の飲食物を食べ、料金計約52万円を払わずに逃げた疑い。(略)契約は数日ごとに行っていたが、店員が支払いを求めても、「もうすぐ払う」と粘っていたという。
「朝方帰ってったあの3人をなんだと思ってるんでえ、じれってえなあ。おっつけ日暮れですよ。あたりが小暗くなって鼠鳴きの音やら下足札の音が聞こえ出すころ、いいかあ、坂の上から3台の人力車がカラカラカラカラと降りてきてここの店(うち)の前へぴたっと止まるね。人力車の象っ鼻がとんと店の前につくってえと降りてくるのがゆんべの3人だ。ゆんべかすりだった者は縞、縞だった者は無地とすっかり服装(なり)が変わってるってえ寸法だ、ええ、見せたいねおまいさんにこういう遊びを」
先月26日、部屋から島田容疑者がいなくなっていることに気づいた店員が長岡署に届けた。同市内のインターネット喫茶にいるところを警察官が見つけて逮捕した。
伊東美咲になぐさめられた
ちくしょう、プロトさん のせいだ。
ついついやってしまったじゃないか。なんになるんだこれがいったい。伊東美咲に褒められたい一心だったが結果は65点だ。中途半端じゃないか。タイトルは「なぐさめられた」としたものの、「おつかれさま」のひとことにはバカにされたような感触もある。ほんとうにどっと疲れが出た。
あなたの総合得点は65点 全国平均 60点
全国順位(10月7日 21時現在)
13379位(44733人中)
−−ジャンル別得点表 −−−−−−−−−−−−−−−
0_________10__________20点
映画 ■■■■■■■■■■■■■■■
テレビ■■■■■■■■■■■■■■
音楽 ■■■■■■■■■■■■■■
書籍 ■■■■■■■■■■■■
芸能 ■■■■■■■■■■
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−−講評−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
あなたは「エンタの玄人」
あなたは忙しい仕事や勉学のかたわら、世間の流行情報チェックを怠らない努力家に違いありません。ジャンル別にみると、「映画」「テレビ」「音楽」「書籍」「芸能」は平均的に知っています。仲間内で、あなたの好きなジャンルの話題になった場合、率先して盛り上げましょう。情報は発信する人に集まってくるものです。ちなみに、解答の傾向としては、特に「海外」ネタに詳しいですね。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ところでここでちょっと考えてみたいというのは、仮に検定結果が「3点」だったとして、採点後の画面で伊東美咲はその者にどう声をかけるだろうかということだ。
たとえばそれはこのような言葉になるかもしれず、その可能性はかなり高いと思われるものの、しかしいま、私が支持したいのはそうではなく、もっときっぱりとした次のような言葉である。
「馬鹿」と漢字で示せばその者が読めないだろうことを伊東の笑顔は意識している。「おれ、そんな名前じゃないけどなあ」とニヤついているかもしれないその男のツラを思い浮かべながら笑顔を作り、撮影を終えて、たまらずに唾を吐きつけたと、私は聞いた。
冒険投資家 ジム・ロジャーズ
- October 7, 2005 8:14 PM
- net
伝説の投資家ジム・ロジャーズ来日!
来年の話ですが、¥塾(エンジュク)主催で「伝説の投資家ジム・ロジャーズ来日!エンジュク投資家祭り2006」が開催されます。
ジム・ロジャーズといえば、バイクで世界一周をしながら、行った国々で投資をした冒険投資家として名だたる人。
David-Entertainment: 伝説の投資家ジム・ロジャーズ来日!![]()
なんだそれは。
ほんの親切
上山君の日記 が更新されていて、そこには最近読んだらしい三島由紀夫の『金閣寺』について記述がある。
妄想と行為の垣根は何でできているのか。実際の犯罪者の心理はきっとそんなに論理的でもクリアでもないのだろうけど。オウムの人たちも、それを理解できないと拒絶する人たちも、もっとこんなふうに狂気に寄り添うといいと思う。最後の一文に涙。
「最後の一文に涙」とあり、そんなことを言われれば、さて、『金閣寺』の「最後の一文」はいったいどんな文章だったっけか、と日記を読む知人らの多くが記憶を辿り、まだ読んでいない者もいたずらに興味を誘われて、結局わからずにもどかしい気分にさせられるのがオチではないかと想像し、では、と書斎の本棚を探すがあいにくいま手元には『金閣寺』がないのだった。
かわりになるかわからないが、しかたがないので参考として、手元にある古井由吉『夜明けの家』の最後の一文を引いておく。
しかしまもなく着いた駅で、「わたしはここで失礼します」と男は立ち上がって降りて行った。肩を左右に揺すって大股の足を運ぶ、またひたすら先へ急ぐことに憑かれたその横顔を、電車が追い抜いた頃になり、男が傘を手にしていなかったことに、私は気がついた。
いったい何の参考になるというのか。
よし沼
- July 6, 2005 3:18 AM
- net
友人のひとりである吉沼が、ASAHIネットのブログサービス(アサブロ )を利用して「よし沼」
というブログをはじめたのはもういまさら紹介するのもどうかと思う5月のこと。「長編レシピ」と謳われた「チャーハン(一)」
は笑った。
ごはんは、あらかじめ箸などでほぐしておく。旅順から届いた敏夫の手紙には、ただ、それだけの言葉があった。
あはははは。くだらねえなあ、「長編レシピ」。しかし、この人の書くでたらめはどうしてこう心地よく読めるのだろうかと毎度思う。
で、以下に引用したのは吉沼が、件のブログをはじめる際に最初に投稿した記事。
私は今年三十になる。人世五十が通相場なら、まだ今日明日穴へ入ろうとも思わぬが、しかし未来は長いようでも短いものだ。過ぎ去って了えば実に呆気ない。そんな事を考えるうち、日記でも付けてみようかという気になった。
近頃はblogとか云って、何でもその者の経験した愚にも附かぬ事を、日記だか何だかわからない体で、だらだらと、牛の涎のように書くのが流行るそうだ。好い事が流行る。私も矢張り其で行く。で、題は「よし沼」、書方は牛の涎。
説明したところで「ああそうですか」という話なのだが、知っている知識は披露したくなるもので、つい解説すればこれは二葉亭四迷の小説『平凡』のパロディである。それぞれ、冒頭の書き出しと、「二」の終わりにある文章で、本物は以下のとおり(引用は「青空文庫」 から。括弧書きのルビを適宜省略)。
私は今年三十九になる。人世五十が通相場なら、まだ今日明日穴へ入ろうとも思わぬが、しかし未来は長いようでも短いものだ。過去って了えば実に呆気ない。まだまだと云ってる中(うち)にいつしか此世の隙(ひま)が明いて、もうおさらばという時節が来る。其時になって幾ら足掻いたって藻掻いたって追付(おッつ)かない。覚悟をするなら今の中だ。
次には書方だが、これは工夫するがものはない。近頃は自然主義とか云って、何でも作者の経験した愚にも附かぬ事を、聊かも技巧を加えず、有の儘に、だらだらと、牛の涎のように書くのが流行るそうだ。好い事が流行る。私も矢張り其で行く。
で、題は「平凡」、書方は牛の涎。
これまた「ああそうですか」だが、国文学科卒の私の、卒論の題材が『平凡』だったのだった(ちなみに吉沼は、芥川の『羅生門』)。
links for 2005-03-16
■ たまらないね。
私は猫好きだ。知り合いのMさんもまた猫好きで、そのMさんをしてちょっと「たまらない気分」にさせることができないかと私はたくらんでいるが、まあそんなたくらみは別としても、これはかわいい。
最新の1枚は「Lunchtime」。トレイに載せられた2人分の食事が、「ところで誰が撮っているのか」という興味を手前に引き寄せさせる。彼氏でしょうかね。
まあ、ね。
■ 「クラウンジュエル=ポニーキャニオンの価値」
■ 「ニッポン放送の焦土作戦」
■ 「フジとライブドアのごたごたにまぎれて会社法法案修正」ほか
いや、「フジ vs. ライブドア」の件に関してはとくに興味をもって経緯を追いかけているわけでは全然ないが、たまたま目にしたこの「裏紙」さんのところの一連の記事は、この件に関してかなりすっきりとした解説を行っているように読めて興味深かった。
ところで、
同様にライブドアを批判した森前首相のコメントを紹介する際に、彼がかつて産経新聞社員だったことを言及しないまま伝えたメディアも少なくありませんでした。
「ライブドアブログ、本当は全然人気ない」(週刊文春) from 誰も信じてくれない、本当にあった不思議な話。
あそうなのか。なるほどね。
レゴ
- March 15, 2005 2:14 AM
- net
だいぶ古い記事になるが「レゴ界のミケランジェロ現わる」と WIRED NEWS が取り上げた Eric Harshbarger 氏による、「不思議の国のアリス」と題された作品がこれだ。リンク先のページには写真の下に「Next picture: "..."」というリンクがあり、ぜひそれをクリックして進んでいただきたいというのは2つ進んだ先の写真になんだかひどくがっかりさせられるからだ。
「談話室滝沢」閉店
最初に目にしたのはどこのブログの記事だったか、そこではすべてが伝聞による情報でしかなく、これもまた〈都市伝説〉めいた噂のひとつではないかと疑いたくもなって、しかしそれをたしかめるのに実際に新宿等に出掛けている余裕もないので結局さらにネット上を歩き回ることになったが、「実際に店舗に行ってたしかめてきた」という行動派の記事を複数件見つけることとなってどうやらほんとうらしいと思わざるをえなくなったのは、「『談話室滝沢』が3月31日をもって全店舗閉店」というニュースだ。いや、また記事にするのが遅くなって、毎度鮮度の低い話題──これがブログ界隈で話題になっていたのはだいたい2月上旬から中旬ぐらいの話である──で申し訳ないが。
じつにひっそりと
- February 26, 2005 12:37 PM
- net
永澤がブログをはじめたことに気がついていた人間がどれだけいるだろうか。私は知らなかった。初エントリーは2月14日だ。まったく猫も杓子もlivedoorブログじゃないか。俺もはじめてみようかとさえ思うよ。
ちなみに永澤というのは私の高校の同級だ。同じ演劇部に所属していた。そうだ、演劇部だったのですよ私は。一度も発声練習というものをしたことのない名ばかりの演劇部(当時)で、演劇部というその名前と場所を借りて漫才やコントばかりしていた。部長だった私はなにしろ「高校演劇」というやつがきらいだったのだからしょうがない。部員が5、6人しかいなかったにもかかわらず永澤は舞台に上がることを拒みつづけ、ことあるごとにずっと「音響」だと称していた。何をしていたんだお前は。
Miss Mcdonald
- February 25, 2005 10:30 PM
- net
kottke.org経由で知ったのは「A Day In The Life of Miss McDonald」というページ。プロフィールによればフィリピン在住らしい「miss_mcdonald」による日常をつづった写真たちをそこでは見ることができる。「洗濯をする」、「ボラカイ島の夕暮れ」、「つるんでみる」など週1ペースで更新。
しかしなによりも、このページについて伝えるkottke.org内のページのデザイン──そのコンセプトの結実──に私はやられた。伝わるデザインだと思う。
文章もいいじゃないか。「ロナルド・マクドナルドに扮装したこの女性を少しセクシーだと感じることに対して、しかしどう考えたらいいというんだ。」
こんなのあったんだ
「こんなの」ってこともないけど、いしいひさいちの公式サイト「(笑)いしい商店本店」。以前に何か調べものをしていてこのファンサイトには辿り着いたものの、それももうだいぶ前の話になり、その機会に知ることがなかったということはおそらくその時点ではまだ開設されていなかったはずで、するとファンサイトのほうをブックマークしたのはもう2年以上も前のことか(公式サイトの開設が2002年)と驚かされもするがそれはさておき、公式サイト内の掲示板にあったのは次のような書き込みで、私もそれにひどく共感する。
「きっとサイトはないだろう」と思い込んでおりました。
とはいえ、たとえば「MONKEY PUNCH.COM」に代表されるような「かっちりとした」公式サイトではないのがひどく〈東淀川〉的でうれしく、なにより、そのURLは ASAHIネットのユーザーアドレスである(おそらくいしいひさいち本人とは別の、管理人さんのものだが)。
で、不定期ながら描きおろしの漫画なども連載中の模様。これとか好きですね。これとか。
世界ひげ選手権
- November 9, 2004 6:34 PM
- net
http://www.worldbeardchampionships.com/
たぶん、まず、たくさん並べられるとおもしろいんだと思う。
DVDやTシャツなどのグッズもあります。
描いてください
- November 6, 2004 1:46 AM
- net
絵を描きたいと久しぶりに思った
それは1年に2、3回、やってくる。
うんと細かいやつがいい。北。:絵00001
と書いて、北田さんが載せている写真の絵はなんだかとてつもないことになっているのだったが、それと同時に注目すべきはこの記事のタイトルだろう。
「絵00001」
どうやらものすごい枚数を描く気でいるらしいのだ。
伝言、あるいはネットのちょっと困った状況
- November 2, 2004 8:28 PM
- net
高森さんの日記(10/30付)で知った。
桑原茂一氏の日記で、「緊急連絡」と題され、震災のあった新潟県小千谷市について書かれた文章。
と高森さんの日記にはあって、その文章の一部が引用されている。文章の(直接の)引用元は「Snakeman Show」のブログにあるこの記事。とにかくこの文章を読んでいただかないと以降の話を理解していただけないが、慎重を期し、のちに述べるような理由からここに重複して引用するのは控えたいのでとりあえずリンク先を参照していただきたい。
ざっと言うとその文章は新潟中越地震に襲われた小千谷市の窮状を訴えるものであり、じっさいのところ現地で何が不足し、どういった物資が必要なのかを説明する。そうした説明のあいだに現地を訪れるマスコミや政治家の「ひどい状況」が語られる。「どうか助けて下さい。」ではじまり、物資の送り先である(とされる)小千谷市役所の住所で終わるこの文章はしかし、その内容をいったん括弧にくくって、その構造だけ取り出すとすれば、これ、見事に「チェーンメール」なのだ、ということにふと気がついた。
恋ではないのか
- July 28, 2004 8:07 PM
- net
きのうの永澤の日記、
手伝ってるというような顔をしてますが,こりゃ,あんたの仕事です.わたしゃ,聞いたでしょ,あんたに.午前中にできたのかって.あんたできたって言ったでしょ.で,午後確認して見りゃ全然手をつけてないじゃん.いったい何をやったって.そりゃね,DTPは嫌いじゃないっすよ,俺も.でもね,あんたの仕事をバックアップしてんのに,あんたが,手伝っていますという顔して,どうすんの?
と,いらいらした文章を書いてみる.人柄が出るね,心の文章は.ここからわかるのは,お節介焼きのDTP好き.あとは,なにかな?
「(ここからわかるのは)あとは,なにかな?」に応答すれば、「恋」ではないかと私はそう素直に思ったのだが、ちがっていたら申し訳ない。