2014/4/9(水) 新宿末廣亭
- April 18, 2014 3:28 AM
- rakugo
志ん好の披露目、四日目。島君と。
〔夜・途中から〕
長短 桂才賀
漫才 ロケット団
聖なる我が家 三遊亭圓丈
彦六伝 林家木久扇
〈仲入り〉
口上 下手より圓丈=司会、小さん、志ん好、志ん橋、木久扇
太神楽 翁家和助・小花
のめる 古今亭志ん橋
酒の小咄 柳家小さん
俗曲 柳家小菊
錦の袈裟 古今亭志ん好
口上は圓丈が司会、いちばん上座に木久扇が座ってちょっと新鮮味のある並び。圓丈は先代志ん好のくだらないエピソードを披露し、また「う゛ぁかぁ〜〜!」ととびきりの大声を張り上げて志ん五のまね──兄弟でバカのネタで、与太郎に「 1年てのは 13ヶ月だよね?」と尋ねられた
- ※1:アタクシも同じでしたので
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木久扇が最初に入門したのは 3代目三木助。それで前座名が木久男。入門後一年足らずで三木助が亡くなり、8代目正蔵門に移って木久蔵となった。
あと、司会として木久扇を紹介するさいに圓丈が、肩書きをまちがえて「最高顧問」と紹介し(正しくは「相談役」)、聞いていた木久扇と志ん橋とが顔を見合わせて苦笑いをしていたのがなんだかいい光景だった。木久扇が口上の冒頭で訂正すると、圓丈はすかさず「そうなんですか、すいません!」。
和助・小花。たんにわたしのほうがご無沙汰していただけだと思うが、このふたりだけでつとめる高座を見るのははじめて。そしてこれは強調しておきたいところだけれども、小花、かわいい。ナイフ投げの取り合いっこのところ、最後に顔を見合わせて「わーっ」とやる和楽・小楽のあれ、やりそうな雰囲気もあったけどやらなかった。そこへ至るタイミングがうまく合わずにやめたようにも見えたが、そもそもやってないのかもしれずわからない。
口上で圓丈が、「きっと彼にも志ん五の与太郎の DNAが」といったような紹介をしたこともあってか、志ん好のネタ選択は「錦の袈裟」。今日はまずまず。でもこれも、冒頭の「お引きずりのふんどし」のところをたんなる導入とは位置付けずに、そこのワイワイガヤガヤからもっと沸き立つ情景にしたいところだ。
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