Wireless Mighty Mouseの掃除と分解
- August 22, 2009 4:04 AM
- mac
Wireless Mighty Mouseは、わりと好きなのである。
Wirelessでないといけないというのは、ケーブルの取り回し云々よりもむしろその「重み」がちょうどよいことによる。その重みはつまり乾電池二個のそれだが、同時に、それによってマウスの重心が後方(手のひら側)にあるのも好みだというわたしはつまり、Apple純正角マウス→センチュリーホワイト角マウスというマウス遍歴をもつ者である。
そして、唯一といえる難点が「スクロールボール問題」であるというのは多くのみなさんといっしょ。Mighty Mouseのスクロールボールにはあきらかに「寿命」があり、メンテナンスせずに使っていれば数ヶ月ほどで反応しなくなる(あるいは反応がにぶくなる)。内部にいつのまにか細い糸くずが絡んだり、手の垢がたまったりしてしまうのが原因で、そしてMighty Mouseは、基本的には分解ができない(というのは、分解するためにまず取り外さないといけないパーツが、接着剤でくっつけられているから)。
分解せずに掃除する
なにせ分解するとなると、接着剤でくっついているものを腕ずくでベキバキ剥がさざるをえないから「きれい」にはいかないし、最後に「もういちど接着剤で付ける」ということをしないかぎり(定期的にくりかえし掃除することを考えればそれは現実的でない)、分解掃除後はその底部のパーツがない状態で使うことになる(その状態でじゅうぶん使える)。
「他の掃除法ではどうにも回復しなくなってしまった」という場合や、あるいは「それでかまわないからとにかくサッパリしたい」という思いに動かされるのでないかぎり、まずは「分解せずに掃除してみる」のが後悔のない順番である(あと、もちろん分解するとアップルの保証が利かなくなる)。
「分解せずに掃除する」方法はさまざまネット上で紹介されているが、もっとも手軽で、かつ効果の見込めるのは経験から言ってこれである。
OA用のウェットティッシュを下にし、トラックボールをゴリゴリ押し付けて回すと手垢などがとれて回復します。
Apple Storeのユーザーレビューから
これね、効くよ。
ほか、
私の場合は、トラックボールの隙間に
エアーダスターを吹き付けるだけで、いつも簡単に直ります。
Apple Storeのユーザーレビューから
という呑気な声もあるし、また、多少手の込んだ方法(そのぶん確実そうではあるが、わたしはうまく再現できなかった)として両面テープを使うやり方も紹介されている。
分解して掃除する
さてわたしはと言うと、自宅と会社を合わせて都合三つのMighty Mouseをもっているのだが、そのうちのふたつ(会社にあるふたつ)を相次いで分解した。
はじめのひとつは「どうにも回復しなくなった」ためであり、二個目は、一個目の「全快」ぶりと、その分解後の姿(底部のパーツがなくなり、これでもういつでも手軽に分解できる)がかえって好ましかったからである。「全快」ぶりというのは、購入したてのMighty Mouseの場合スクロールボールをクリクリとやると「チョリチョリ」といった音がするのだが、すっかり忘れていたその「チョリチョリ」が戻ったのだった。
一個目が「どうにも回復しなくなった」のは強引な(そしてほぼ無益な)掃除をおこなったためで、トラックボールの隙間から爪楊枝を奥のほうまで突っ込み、なかばやけになって闇雲にゴリゴリやったのである。そんなことをしてどうなるものでもないというのは分解して内部を見たいまやよくわかるのだが、結果、もう「詰まり」といった問題ではないような感触で上下スクロールがだめになってしまった。
もうベキバキやってしまえという「思いきり」さえあれば、分解はさほどむずかしくはない。非常にわかりやすく参考になる分解記事はこちらである。その説明ではデザインナイフを使ったとあるが、わたしの場合はホチキスのお尻に付いている、ホチキスを外すためのあれを用いた。でまあ、とにかくベキバキやるしかないのである。
関連記事
トラックバック(0)
トラックバックURL: https://web-conte.com/blue/mt-tb.cgi/664