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Jun.
2009
Yellow

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/ 28 Jun. 2009 (Sun.) 「土俵とラーメン」

きのうの日記を更新したあとで、あ、忘れたと思ったのは稲毛(礼子)さんのことだ。飲んだあと、大半のひとと吉祥寺駅で別れてから稲毛さんとふたり下りの中央線で帰ったのだった。なんだかんだいって稲毛さんとゆっくり話すのはこれ、はじめてじゃないのか。「がんこでしょ?」「がんこですよ」などと(って、そんな抜粋もないもんだけど)いろいろ話した。いや、それだけである。たいした話ではないのだが書いておこうと思ったのだ。初日に観たときの感想を日記にアップしてあるよと伝えると、「いや、こわいので公演が終わってから見ます」と言っていたが、そんなもうね、最近はほぼ役者を励ますことしか考えてないようなサイトですようちは。
町内会の「体育部」という組織で「副部長」の役をもらってしまっていて、それで今朝はちかくの神社へ行き、二週間後ぐらいにある地域の少年相撲大会のための土俵造りと、造ったあとにその土俵を祓い清めてもらう土俵祭りとに参加する。造るといっても土俵自体はすでに(というか通年で)屋根付きのしっかりしたやつが境内にあって、その俵の内側の土をメンテナンスするのが主な作業だ。なかなかに歴史は古いと見え、要領を得ている各年代の大人たちが集まっていて、わたしはもっぱら竹箒でまわりの落ち葉掃きを担当する。竹箒は(というのはつまり砂や砂利を掃かずに落ち葉だけ掃くのは)なかなかにコツがいり、その感覚を思い出すのが楽しい。「竹箒の魔術師」と、いつかは呼ばれてみたいものである。さすがに昨今は下火になりつつあるようだが、少しさかのぼりさえすれば少年相撲はなかなかに盛り上がったイベントらしい。昼前にすべて終わって、ビール一缶といなり寿司とをもらって帰る。
そのいなり寿司のしたたるような油にやられたか、腹が痛いと妻が言い出し、遅めの昼食はひとりで外に食べに行く。ごく近所で老夫婦がいとなむ中華の定食屋にはじめて入った。悩んだ挙げ句に「ラーメン 500円」を注文。うまかった。実家に帰ったときにしばしば食べる出前のラーメンとほぼ同じ味。チャーシューこそ豚であるものの(と言っても伝わらないだろうが、実家で出前をとる店はなぜか鶏肉なのだった)、そのほかの印象はほぼいっしょである。ただ、そのラーメン一杯がなかなか出てこない。ふと目を上げて厨房を見ると、ラーメンのどんぶりを前におやじさんが何ごとか指さし確認している。しかしだ、出てきたラーメンはうまかった。「レシピ」ってやつの堅牢さを思う。あるいは、ここで指さし確認をするといったことも含めて長年かけて形成されたひとつづきの動作の記憶なのかもしれない。ともあれうまかった。
夜、『ブルース・ブラザーズ』のDVDを見る。どんな話だったかというのをいろいろ忘れている。
本日の電力自給率(6月28日):21.1%

(2009年6月30日 01:21)

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