/ 27 Feb. 2009 (Fri.) 「NTT東日本関東病院へ」
■26日は午後会社を早退し、五反田にあるNTT東日本関東病院へ行った。というのはいま、母がそこに入院しているからだ。消化器内科というところにお世話になっている。
■説明をつづけようとしてふと、その病名をうろ覚えであることにわれながら驚いたけれど、だからその、大腸のポリープとかその手のあれである。24日にその切除手術を受け、術後も良好で、この土曜日には退院する。ポリープは健康診断で見つかり、べつだん大きいというほどのものでもなかったらしいが、たまさか平べったい形状であったために少しだけ切るのが厄介で、それで手術のための短期入院ということになったという。
■NTT東日本関東病院といえば宮沢(章夫)さんが去年手術を受けた病院でもあるが、母がそこをたよることになったのはひょんな幸運というか縁に因る。健康診断にひっかかった母ははじめ、昔からよく知る地元の個人医院へ行ったわけだが、偶然にもそこのセンセイの息子さんというのがちょうどこの方面の専門で、NTT東日本関東病院に勤務しているのだといい、それで紹介してもらったのだった。今回はじめて来たが(宮沢さんのとき、こっちに転院されて以降はけっきょく見舞いに行かなかった)、たしかに近代的というか、すごくシステム化された、施設の充実ぶりである。写真に切り取られて「富士日記 2.1」に貼られていた風景のいくつかが目に入る。あと、見舞いから帰ったあとで、入院中の宮沢さんの写真(これは「富士日記 2.1」には載っていないものたち)を見返していたら、たしかに病室の作りがまったく同じだった。
■母はまあ、元気そうだった。手術前後の食事制限もあってさすがに多少は病人めいて見えたが、しかしよくしゃべっていた。
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/ 25 Feb. 2009 (Wed.) 「妻は数年ぶりに髪を切り、わたしは」
■とうとう笠木(泉)さんから「最近元気にしているの?」というメールをもらう始末で、わたしは掛け値なしに元気だが、しかし同様に心配をかけている方面がほかにもあるかもしれないとなれば、これはちょっと何か書いておかなければなるまい。
■元気である。生まれてこのかた、目から流れ出る膿のとまったためしはないが、しかしまあ、元気だ。元気なんじゃないかな。背中がやけに痛いよ。
■無沙汰のうちはごくごく勤勉に過ごしていた。ざっと言って、よく働いていた。きょうの日記をはじめに更新したのは朝の九時だったが、それもまた徹夜明けの朝だった。家のマシンで仕事をしていた。まったく驚いたというのはその二時間ほど前、七時前後だったと思うが、いきなり部屋のブレーカーが落ちたのだった。足下が寒いと感じ、パソコン周りの電源が集中したタコ足配線のその先っぽにセラミックファンヒーターを差し足してしばらく温風を出していたのがいけなかった。その瞬間、壁のコンセント口から火花が見えた。ブレーカーをそのままONに戻そうとして戻らないことから見ても、電気量の使いすぎではなくショートである。やってしまった。同じ電源タップに刺さっていて道連れにどん、と落ちたMac Proははたして無事なのかということにやきもきもしつつ、ゴム手袋をはめ、こわごわ調べると、ショートしたのはタコ足の元締めとなっている電源タップのコードだ。ほかのコードも軒並みかなり熱くなっているのだが、その負荷を一身に集めてしまったらしい。さらにそのコード、ケーブルタートルを使ってぐるぐる巻きにしてあったのも事を悪化させていて、なんのことはない、ケーブルタートルをぱかっと開けてみると、なかでコードがとろーんと溶けていた。
■Mac Proが堅牢なのか、ブレーカー様様ということか、さいわいなことにパソコンも、なかのデータも無事でほっとする。