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Feb.
2019
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/ 15 Feb. 2019 (Fri.) 「あはひ『流れる』のチケットは発売中」

「劇団あはひ」の第2回公演『流れる──能『隅田川』より』のチケットが本日( 15日)発売。わたしはその予約フォームを(あ、まあ、サイト全体わたしですけど)作った。今回はごくふつうのメールフォームだけれども、その送信内容(予約情報)が裏側で Googleスプレッドシートに溜まるというところにひと工夫。フォームから送信されたものが自動で溜まるのと並行して、オフラインで受けた予約は彼らがじかにそこに書き込むかたち。で、さっそくアフタートークゲストの分の予約が入力されるのをこっち側から見ていたが、ゲスト、豪華じゃないか。
踊り子ありさんや上村(聡)君も出演するあはひの『流れる』は 3月28日 (木)〜 4月1日 (月)まで、早稲田小劇場どらま館にて上演。最新情報は公式サイトおよびツイッターにて確認されたい。
アンタルヤの内藤祐希はシングルスの二回戦。対戦相手の清水映里は奇しくも(ってほどのこっちゃないけど)劇団あはひの面々と同じ早大生で、今作を演出する主宰の大塚(健太郎)君と同い年のはずの 98年生まれだ。予選から勝ち上がってきていたその清水をストレートで下して内藤がベスト8進出。

15. Feb 2019, 15:30
Ended   after 1h 29m
1st set 2nd set 3rd set 4th set 5th set
3
6
3
6



0h 42m 0h 46m
(2019年2月22日 18:10)

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/ 12 Feb. 2019 (Tue.) 「おすすめのレスラー」

森岡理右『プロレス名鑑』(廣済堂出版)

坂口征二。

坂口征夫。

この並びにならべてほんとうに申し訳ないが、佐藤久真莉。

とあるプロレスファンがいて、ファンになって日は浅いらしいものの〈いま〉のプロレスについてはわたしよりもずっと知っていると思われるその人にはこちらがいろいろ教わりたいと思っていたところ、逆に「だれか(おすすめのレスラーは)いますか?」と訊かれてしまう。さしあたり新日本プロレスしか観ていないというその人がケニー・オメガに目星をつけ、応援しようと思った矢先にそのオメガが新日本を退団(アメリカの新団体 AEWに移籍)してしまったという経緯から、じゃあつぎの贔屓は……? となった LINE上の会話の流れだが、うーん、ろくな名前が出てきやしねえ。「ケン・パテラ」とかね。そんな、じっさいに試合してるところを見たこともない──ただただ響きだけが記憶にある──往年のレスラーの名前ばかりがつぎつぎ浮かんで手に負えない。
ケン・パテラとか、マッドドッグ・バションとか、そういった名前をどこで仕入れたのかと記憶を辿ると、たぶん、豆たぬきの本の『プロレス名鑑』だ。おそらくは長兄( 10コ上)の蔵書で、子ども部屋の本棚にあった。初版は 1980(昭和55)年で、そこに載っている猪木は 36歳、馬場は 41歳である。「テクニシャン」「オールラウンダー」「パワーファイター」「無法派レスラー」「頭脳派レスラー」「凶器派レスラー」という、わかったようなわからないような章立てで、筑波大学助教授(当時)の森岡理右1]が 85人のレスラーをざくっと紹介するのだった。と、そんな描写までしはじめていることからうすうすお気づきのとおり、森岡理右『プロレス名鑑』はいま、わたしの手元にある。前述したとあるプロレスファンとの会話からの思わぬ帰結で、ついつい、古本をネット注文してしまった。
いろいろ悩んだ挙げ句、LINE上ではなかば投げやりに「坂口征二」と返したのだけど、それには間髪置かずに「だめだめ、男臭すぎ」と返ってきて、え、通じているのか? と虚を突かれる。あるいはググったのかもしれないが、名前で画像検索して検討したにしてはやたら反応が早かったため、ひょっとして息子の、格闘家・プロレスラーであるほう(長男)の、「坂口征夫(ゆきお)」と取り違えているのではないかという疑念も湧く。征夫のほうは逆にわたしがぜんぜん知らないので画像検索するとたしかに「男臭い」と形容できる顔付きなのだけれども、いっぽう、父・征二は征二でこちらも男臭くないわけがなく、話は通じているのか行き違っているのか、真相はよくわからない。って、書きながら試していて気がついたけど、加えていま、「坂口征二」で検索すると Googleが出すナレッジパネルが顔写真を間違えていて、次男の坂口憲二の顔が出てくるのね。
といったわけで、その人の言う「男臭い」が征二のそれなのか、征夫のそれなのか、憲二のそれなのかはわからないものの、じゃあひるがえって〈男臭くない〉のは誰かということになれば、そこはやっぱり「貴公子」リック・フレアーだろうかとか、「美獣」っていうくらいだしハリー・レイスはどうなのかとか、ニック・ボックウィンクルって何だっけ? とか、やはり何ひとつ有益な候補が出てこない〈 80年代育ち〉のわたしなのだし、そのどれもこれもがあらためて写真を確認してみれば、レスラーとしてのあり方・佇まいがどうであれ、どこをどう考えても〈男臭い〉のだった。でもまあ、そこはそれ、いまや手元には『プロレス名鑑』があるのだし、そのたしかな(そしてざっくりした)情報のもと、いくらでもレスラーをおすすめしたいというのがわたしの心境だ。

1:筑波大学助教授(当時)の森岡理右

各所の記述に倣い「現在は名誉教授」と書こうとして念のため調べたところ、どうやら 2017年にお亡くなりになっているらしい。筑波大学同窓会が出している季刊誌『茗渓』1100号(2019年 正月)の「追悼録」( p.25)に名前があった。計算すると享年 84。合掌。

テニスの内藤祐希は先週の優勝からひきつづき、今週もまたアンタルヤの大会に出ている。これ、アンタルヤ、ずーっと大会やってるのね。SNSでの発言を見るに来週までの 3週間= 3大会はアンタルヤらしい。今日はシングルスとダブルスのそれぞれ一回戦。あと、こちらも同じく 3週間アンタルヤに出場し、内藤とはダブルスを組む 16歳の佐藤久真莉(ひまり)もシングルス一回戦があった。

21:24
きっちり勝利がすばらしい、アンタルヤ2周目一回戦突破。 #内藤祐希
27:45
ダブルス、先週ねじ伏せられた第1シードペアに1回戦でまた当たり、こんどは辛勝。これはうれしい。今日は2人で3勝。 #内藤祐希 #佐藤久真莉

 シングルス一回戦の相手、同い年のサダ・ナヒマナはちょっと油断できないぞと思っていただけに、きっちり、6-2 6-2のスコアで斥けられたことがすばらしい。
で、「 2人で3勝」のうちのひとつ、佐藤久真莉のシングルスはブルガリアの 25歳と当たり、これにストレートで勝ったのだが、その第1セットは 0-4とリードされたところから盛り返して 7-5、第2セットも 1-4とされてからの 5ゲーム連取で 6-4なのだった。
「そういえば久真莉ちゃん、なんかこういう展開多くないっけ?」とふと思い、そのスコアから〈猪木的なるもの〉を感じてしまったわたしはふたたびテニスファンからプロレスばかに戻っているので以降は読み流してもらえるとうれしいけれど、つまり彼女の場合、多くは〈 16歳の若さで年上/格上の相手に挑む〉構図の試合で、「でも、格上といってもこのクラスの相手だったらひょっとしたら」という期待をその資質とキャリアが抱かせるわけだが、その淡い期待を裏切って試合は「そっかー、こうなるかー、これが順当かー」というスタートを切る。あるいは第1セットを先取しても第2セットはふたたび相手の先行を許し、「そっかー、まあ反撃を食らうよなー」とファンの心理をふりだしに戻す。そうして途中まで相手選手の〈強さ〉を充分にわれわれに感じさせたところで、いよいよ、満を持しての追い上げを見せるのであり、それって、そう、みごとに猪木のあれ──相手が 5の力だったら、それを 7にも 8にも見せて、自分は 10の力で勝つ2]──ではないのか。

2:相手が 5の力だったら、それを 7にも 8にも見せて、自分は 10の力で勝つ

これ、「 10」以外の数字はうろおぼえ。いちおう「出典」にあたろうと、古舘伊知郎の実況するいくつかの試合を見てみたが探し当てられなかった。あと、ネットを見ているとこの闘いぶりのことを指して「風車の理論」と呼んでいる向きがわりとあるが、「風車の理論」はまたべつの話だと思う。

12. Feb 2019, 18:00
Ended   after 1h 17m
1st set 2nd set 3rd set 4th set 5th set
2
6
2
6



0h 41m 0h 36m
12. Feb 2019, 22:35
Ended   after 1h 36m
1st set 2nd set 3rd set 4th set 5th set
2
6
7
5
9
11


0h 32m 0h 47m 0h 17m
本日の参照画像
(2019年2月21日 10:53)

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/ 11 Feb. 2019 (Mon.) 「プロレスづいているさま」

亀井好恵『女子プロレス民族誌物語のはじまり』(雄山閣出版)

柳澤健『 2011年の棚橋弘至と中邑真輔』(文藝春秋)

これが「殺人医師」スティーブ・ウィリアムス。前田日明、藤原喜明 vs バッドニュース・アレン、スティーブ・ウィリアムス (1986.7.25)より。

0:51
お風呂に入るとさっぱりしますね。

入る前からうすうす「そうなるんじゃないか」という予期はあったが、ほんとうにさっぱりした。で、このツイートには 3人の方からいいねをいただく。情報共有の輪。
さてプロレスの話。
直近のきっかけはスカパー!だ。48チャンネルのなかから好きな 5チャンネルを選んで視聴する、「セレクト5」というこぢんまりしたプランを暮れに契約したのだけれど、そのさい最後の 5枠目を選びあぐね、結果「テレ朝チャンネル2」をすべりこませたのは「ワールドプロレスリング クラシックス」でも録っとくかと考えたからだった。
そのテレ朝チャンネル2では「クラシックス」もやっているが、もちろん、いまのプロレスもやっていて、こないだ、というのは 2月3日、テレビを回していて「 THE NEW BEGINNING in SAPPORO」という新日本プロレス・札幌大会の中継放送──そのメインエベント、内藤哲也 vs タイチのタイトルマッチの途中から──に出くわした。試合には直接関係のない飯塚高史が入場してくる王者・内藤を花道で急襲、負傷させられた内藤は若手に担がれそのまま奥へ引っ込んでしまい試合開始前に大会の進行がしばらく中断、あわや無効試合の裁定か? という展開ののちリングドクターらの制止を振り切るかたちで内藤が再登場、選手の希望に添いゴングが鳴らされてなし崩しに試合開始──といういささか〈古風〉なその試合──おそらくは土地も日付も同じ 1984年2月3日の札幌中島体育センター、長州力の入場時に藤原喜明が襲撃をかけてタイトルマッチが無効試合となった、かの「テロリスト」事件の本歌取りなのでしょう──についてはとくに何も思うところもないのだけれど、テレビのこっち側でプロレスにたいしてこれまた〈古風〉な眼差しを向けている妻の、その純朴な質問に正しく答えようと言葉を探しているうちについつい、またぞろ「底が丸見えの底なし沼」(『週刊ファイト』初代編集長・井上義啓の謂い)へと降りていくわたしだ。
われわれはいったい、プロレスの何を肯定すべきなのか。何を魅力として語るべきなのか。
いやそのわたし、「底が丸見えの底なし沼」とかね、そんな用語を引き出しからすぐ出せるような熱心なファンでは元来ないのだけれど、いま、ネットサーフィンの道すがら、ウィキペディアの「井上義啓」の項に寄ってしまうくらいにはプロレスづいているということである。で、ついつい参考書も二冊購入。亀井好恵『女子プロレス民族誌物語のはじまり』(雄山閣出版)と、柳澤健『 2011年の棚橋弘至と中邑真輔』(文藝春秋)
『女子プロレス民族誌物語のはじまり』や、小田亮/亀井好恵・編著『プロレスファンという装置』(青弓社ライブラリー)が示唆するのは、その〈可能性の中心〉にあるのは「プロレス」ではなく、むしろ「プロレスファン」なのではないかということであり、それはたしかに説得的だと思える。
『 2011年の棚橋弘至と中邑真輔』は、『 1976年のアントニオ猪木』『 1993年の女子プロレス』『 1984年のUWF』等々(あと、『 1974年のサマークリスマス』も)で知られる柳澤健の最近作。まあ面白いのだけれども、この本自体がプロレスに参画してみせているところがあって、正直ちょっと疲れる。そのことは、第一にこれまでの著作と異なり、現役レスラーを対象にしているという事情(雑誌連載開始にさいして「文藝春秋と新日本プロレスの間で話し合いが持たれ」たことがあとがきに記されている)と無縁ではないだろうが、とはいえ、参画するその身ぶりは、たんに制約の結果としてだけ選び取られたものではなく、場合によっては嬉々として、著者自身が能動的にそうふるまっているような印象も受け、それをやや大仰に捉えるならば、プロレスが発する〈メッセージ〉をめぐる、〈送り手/受け手〉や〈エンコーディング/デコーディング〉といった二者関係の無効化が図られているようでもある。
で、まったく関係ない──というか話は急にただの懐古になる──が、このつぶやきもプロレスがらみで、スティーブ・ウィリアムスのこと。

3:07
なんで「殺人医師」なんだっけ。

スティーブ・ウィリアムスは 80年代なかばに新日、のち 90年代から全日で活躍したレスラーで、そのニックネームというか異名が「殺人医師」。で、これ、経緯としてはアチラで「 Dr. Death」と呼ばれていたのをこう訳したってことなんですな。じゃあなぜ Dr. Death? というのがつぎの疑問で、英語版のウィキペディアや、あるいはこの海外のブログ記事によるとそれは、もともと高校のレスリング部時代に付いたあだ名だとのこと。

「ぼくがもう百回くらいも鼻をグシャッとやっちゃって、そのつど試合を止めないといけないもんだから、余所から来てたコーチがぼくに、ホッケーのゴールキーパーがかぶる昔ながらのマスクを寄こしたんだ。で、ぼくがそれをかぶって試合をしたら、うちのコーチが “Dr. Death”って囃したんだよ」と、ウィリアムス。
The Story of the REAL Dr. Death – A Man Who Lived Countless Lifetimes. | The Only Blog That Matters

これ以上の文脈の説明はないものの、ホッケーマスクが Dr. Deathにつながるのはつまり殺人鬼・ジェイソン(『 13日の金曜日』)に見立てて、ってことか。とするとこの場合の「 Dr.」は「医師」ではなく、(「 Dr. K」がそうであるように)「専門家」とか「権威」とかってニュアンスだろうと思われ、そこを勘案すればより正しい日本語訳としては、ウィリアムスの異名にはまったくそぐわないものの、「死神博士」ってことになるのかもしれない。

本日の参照画像
(2019年2月19日 11:36)

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/ 10 Feb. 2019 (Sun.) 「復帰戦」

決勝後、準優勝の Joanne Zuger(左)とともに写真に収まる内藤。Tennis Tribe.JPの勝利者取材記事より。

1XBETの再現 3Dアニメの女子選手。ポイントを奪い、ガッツポーズをしているところ。

18:03
内藤祐希選手、アンタルヤ15K優勝おめでとうございます。

テニスの話。アンタルヤは地中海に面したトルコ南西部の都市で、下位クラスの大会をしょっちゅう催しているところ。15Kは大会の規模と格を指していて、賞金総額が 15,000ドルであるところからこういった呼び方をする。ケガで 3ヶ月ほど試合から遠ざかっていた内藤祐希が今週( 2月4日〜10日)の大会で復帰して、俄然、わたしは活気づく。なにしろ前回更新した日記というのがブエノスアイレスのユースオリンピックの話題だったわけで、ちょうど内藤祐希が休んでいたそのあいだ、こちらの日記も書かれなかった恰好である。で、その復帰戦となった大会で内藤は ITFツアーのシングルス初優勝を飾る。沸きに沸くわたし。
今春プロに転向予定の内藤にとって活躍の場はいよいよジュニアの大会から ITFプロツアーへと移り、それにより観客側としては「基本、公式ライブスコアがある」という環境になったわけだが、そうなればこんどはライブストリーミングが見たい。大会によっては(比較的規模が大きければ) ITFの公式ストリーミングもあるのだけれど今大会では提供されておらず、でまあ、そういった話になるとたのもしいのはやっぱり賭けサイトなのだった。試合中の、賭けに参加しているのだろう海外の人たちのチャット投稿(アプリを通じてそういうのも見てるわけです)を読むにどうやらこの人たちは映像で見てるっぽいと知れ、それで超有名どころ、bet365のサイトへ行くとたしかに「 Live Streaming Available」となっているのだったけれど、それを見るにはアカウントに賭け資金が入金されている状態でないといけない、というところでつまずく。おそらく資金残高さえあれば賭けに参加していなくてもよく、入金の最低額が 700円なのでこりゃあぜひ入金だけして視聴をと思うものの、その「アカウントへの(日本からの)入金」というのがねえ、なかなかおいそれとはいかなそうな感触。
てなわけで今大会は ITF公式、SofaScore、それと賭けサイト 1XBETのそれぞれのライブスコアをザッピングしつつ観戦。1XBETにはさらに、ライブ中継もどきの〈リアルタイムから少し遅れてラリーを再現する 3Dアニメ〉もあったりして、それ、実用性はほぼないもののなんだか面白かった。

本日の参照画像
(2019年2月15日 17:50)

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