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Feb.
2009
Yellow

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/ 10 Feb. 2009 (Tue.) 「540円損をする」

えのきどいちろう『我輩はゲームである。〈其ノ壱〉』(Vジャンプブックス)

『The Marx Brothers Sing & Play』

6ヶ月ごとに買っている会社の定期券が9日までだった。経理からはしばらく前に次の6ヶ月分の代金を渡されてあったが、幾度となく視界に入る切符売り場をそのつどやりすごしてはぎりぎりまであとまわしにし、9日の朝も、10日に買えばいいと態度を決めて行きの自動改札をくぐった。9日から10日にかけては会社に泊まったので、いよいよもう買わねば電車に乗れないとなったのは10日の帰りである。きょうもまたほとんど終電というような時刻になったものの、定期のことがあるからあんまりぎりぎりでもいけないとその数本前に四ツ谷駅に着くと、一台だけある定期券用の自動販売機には「故障中」の札がかかっていた。みどりの窓口はもう閉まっている。進退窮まった。有人の改札窓口に声を掛けると、「修理頼んでるんですけどねえ、明日にならないとだめみたいで」と何やら朗らかな声で応対されてしまった。つまりなんだ、もっと早く買っておけばよかった。片道の切符が腹立たしいことに540円もする。そんな遠いのか、立川。
といった報告とともに、日記は復活の狼煙を上げる。
10日の未明、仕事の手を休めてTBSラジオ「アクセス」のサイトへ行き、ポッドキャスティングで久々えのきどいちろうさんの声を聴くと、そのなかに流れた告知で『我輩はゲームである。』という新刊が出ていることを知った。アマゾンで注文し、「お急ぎ便」扱いなので10日の夕方には手元に届く。
540円を損して立川に着いたその足で、駅前にあるTSUTAYAに寄ったのはマルクス兄弟の『ご冗談でショ』を借りようと思ったからで、というのも先日、どこだったかBSでウディ・アレン監督の『世界中がアイ・ラヴ・ユー』をやっていたからだ。むろん直後に家のVHS群を探したのだけれど、なぜか『マルクス二丁拳銃』しか見当たらない。誰かに貸したろうかと思うものの記憶が判然としない。その日はCDの『The Marx Brothers Sing & Play』で我慢し、で、やっぱり借りようと思いきょうTSUTAYAに行ったわけだが、あろうことかマルクス兄弟が一本もないと来た。せっかく540円もかけてはるばるやってきたというのに甲斐がない。何が「多摩地区最大級の品揃え」か。で、また『The Marx Brothers Sing & Play』を聴いているわけだが、まあ、これで充分愉しいといえば愉しいのだった。

本日の参照画像
(2009年2月11日 05:21)

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