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Nov.
2017
Yellow

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/ 15 Nov. 2017 (Wed.) 「気が済んだか / 細野さん」

「生活のたのしみ展」で買った糸。

本日のむかしのロビン。2013年9月。

夜半に妙なテンションになったポシュテが面妖な声を上げては二階の寝室と階下とを行ったり来たり、ものすごい勢いと物音で飽かず駆けているのに呆れながら、ゆうべは眠りに就く。巻き添えを食ったニボルと階下で唸り合う声も聞こえていたが、やがて落ち着き、就寝場所はピーとポシュテが寝室のベッドの布団の上、ニボルはおそらく階下のソファだ。明け方にニボルが二階にやってきて、するするっと布団の中に入る。おっつけヒトが起き出す頃合いになると朝ごはんの缶詰を期待してか皆、先回りして階下へ。新入り・ニボルの食欲がとにかく若く、これまで時間を空けて「またあとで」食べていたような食べ残しをすぐさま平らげて回るから、あとのふたりも煽られて、多少、食に能動的になっている節がある。
今日は食べ終わってすぐ、ポシュテとニボルの運動会がはじまった。ほどなく出かけたのでそれ以降のことは知らないが、妻曰く、ほんとうにうるさかったらしい。常ならず、午後までいいしばらくふたりが追いかけあい暴れ回る。ときおり唸りあったりもするものの、基本的には「たっのしー!」って感じの様子で、ヒト(妻)にはただただ迷惑。
それがようやく落ち着いた午後のカリカリの時間、妻によれば、疲れきってぼんやりしていただけかカリカリに気を取られていたか、はたまた「気が済んだ」のかはわからないが、ニボルがポシュテにすりーっと身体を擦り付け、されたポシュテもとくにそれを気に留めないという光景があったという。
夜。中野サンプラザで細野さんのライブ。いっしょに行く予定だった妻が行かれなくなり、前々日あたりから思いつくところにいろいろ声をかけてまわっていた。なかなか人はおいそれと都合のつくものではなく、けっこうあちこちに声をかけ、実らないながらもそれはそれで束の間旧交を温めたりもしつつ、いよいよ今朝になって、かの「桜上水のYさん」(だっけ?)こと米倉さんと観に行くことに決まる。いやー、米倉さんもひさしぶり。

21:43
カァーッ。中野で細野さんのライブでした。急に誘った米倉さん @yoneck_a と。なかばでエンケンさんの「寝図美よこれが太平洋だ」も。(猫好きとして)泣く。

 特筆するなら「洲崎パラダイス」と「寝ても覚めてもブギウギ」がすごくよかった。そういう曲だったのかーと、いったいアルバムの何を聴いていたんだと、そんな気分にさせられる。それに続いてが「寝図美よこれが太平洋だ」。「寝図美(ねずみ)」はエンケン(遠藤賢司さん)が飼っていたシャム猫の名で、その寝図美をのちに細野さんが預かって飼うことになったのだとエピソードを軽く語る。「ああ見えてかわいいんですよ、シャムは。すましたようなナリだけど、けっこう抜けてて。それをエンケンが上手いこと表現した歌があります。『寝図美よこれが太平洋だ』」。
泣くでしょう、それは。みんな(猫)のこと思うでしょ。
中野に行く前にはちょっと六本木へ。六本木ヒルズでやっている「生活のたのしみ展」なる催しにニットデザイナーの三國万里子さんがブースを出していて、その最新作の手袋の編み図と、指定糸とを買う。編むのは妻。
あと今夜は「語り芸パースペクティブ」の開催日でもあった。細野さんとかぶったので、語り芸パースペクティブのほうはその年間パスポートを牛尾(千聖)さんに貸して、行ってもらう。今日は「上方落語」の回で、実演ゲストが桂九雀、解説ゲストが小佐田定雄。「七度狐」「東の旅 発端」「蛸芝居」の三席が聞けたらしい。「なんというのかわすれたけど、生で太鼓やらもあって」という興奮気味の LINEメッセージははじめ何を言ってるのかわからなかったが、つまりちゃんとお囃子も付いて「ハメモノ入り」だったと。それをごく至近距離の座敷で堪能でき、解説・鼎談もたっぷりで、牛尾さんがほくほくしているようなので何よりである。

Walking: 8.9km • 11,234 steps • 2hrs 8mins 40secs • 423 calories
Transport: 75.4km • 1hr 59mins 14secs
本日の参照画像
(2017年11月17日 10:14)

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/ 14 Nov. 2017 (Tue.) 「ニボル来 / おめでとうございます / 豊田は遠い」

ニボル。こんな顔。

ニボル。ポシュテのときに買ったケージも再度組み立てた。

ニボル。隔離されていた一室から解き放たれ、リビングに進出したのちの一枚。もっぱらソファに陣取る。

内藤祐希選手のかっこいい一枚。大会の Facebookページから拝借。

本日のむかしのロビン。ポシュテ(上)と。2013年6月。

茨城の実家の母から「仔猫ではないが若いコで、最近来るようになった野良がいるがどうか」と電話があったのがかれこれ三週間ほど前の金曜( 10月27日)で、そのままするすると話は進んでいまその猫はうちにいる。翌土曜に母がむこうで病院に連れて行き、血を採ったりして病気のないことを確認、ならばとこちらも迎えることを決めた。次いで日曜、母がカゴに提げ、電車で東京駅まで出てくる手筈が整いかけたもののちょうど台風の接近が喧伝されていた日で、さすがに無茶があると冷静な判断が入り、明けて月曜の夕刻、長兄の運転する車で直接うちまで届けられて猫がやってきた。オス。実家のほうの動物病院の見立てで推定 1歳くらい。
来る前に命名は済んで「ニボル」。「 nibor」で、ロビンの「 robin」を逆さにした。
爾来、苦節三週間弱の紆余曲折を経て、先住猫二匹との折り合いはいまだ付ききっていない。老境にさしかかったピー(オス、14歳)は性格もあって「ま、あんまりこっちに来ないでくれたらべつにいいよ」という分別を示しはじめているが、ポシュテ(オス、8歳)がねえ、嫌ならばいっそ距離を取ってくれればいいものを進んで後を追い、待ち構え、勝手に場面を緊迫させている。それでいて緊迫すると根の臆病を出すのが良くなく、それを見抜いてもいるふうのニボルの根は調子乗りのようでどっちもどっちだ。はたしてどこまで仲良くなってくれるか。はたまた、なったらなったで、ポシュテとニボルは「仲良くふたりで暴れる」という未来が見えなくもなく、先は長い。
こちらの勝手な命名も手伝って、ニボルは 1月に亡くなったロビン(享年 20歳)を彷彿させるところがいくつか。「ヒトの食事にがつがつ来る」のもそのひとつで、「食事どき、ひとり廊下に締め出される猫」がなつかしくも復活する。
4日は安藤証券オープンの予選を見にひとり有明へ。お目当ては内藤(祐希)選手だが、彼女はワイルドカードをもらって本戦から出るので試合はない。初生観戦ならず。なのだけれど、「ま、いるだろ」と思って朝イチから。第一試合の前に藤原里華選手の練習パートナーを務めているのを見つけて少しそれを眺めたほか、同世代ジュニアの永田杏里選手の試合、内島萌夏選手の試合を見、さてどうしたものかと思っていると、内藤選手と内島選手とがふたりで練習をはじめたのでそれを見る。途中で内島選手が抜け、あとはひとり、日の暮れ方まで米沢コーチと練習をこなしていた。コートの予約時間が切れても側道で走り込みなどし、なかなか切りがなさそうなのでわたしはその途中で帰途に。「このさい何か、ひと接触を」というファン衝動抑えがたく、帰りしな、ベンチで休憩中の内藤選手につかつかっと歩み寄って「がんばってください」と声をかける。さすがに「ありがとうございます」と応じる内藤選手だが、何者だよおれ。ほんとうはサインボールとか求めたほうが収まりがよかったのかもしれないが、(まだ予選だからか)会場でボールを売ってなかった。
その安藤証券オープンの本戦、内藤選手はシングルスでは初戦敗退ながらも、ダブルスで優勝(去年と同じく藤原選手と組んで二連覇)。おめでとうございます。ダブルスの決勝がなー、日曜だったら観に行けたんだけどなーで、いまだ生観戦ならず。息つくひまなく移動したようで、翌日曜には愛知県豊田市の $60,000の大会で予選を戦っていた(結果は惜敗)。豊田はなあ、ちょっと遠いよなあと思うけれども、しかしだ、気づけばだよ、オリンピックの競技会場に充てられている有明コロシアムはこの安藤証券オープンを最後に 12月から長らく改修工事に入るんじゃなかったか。だから、来年は国内のどの大会も有明を使えず、べつの地方の会場になるわけで、内藤選手を生観戦しようと思えば豊田を遠いなどと言っている場合ではないのかもしれない。うーん。来年はどっか観に行けるかなあ。
内藤選手がダブルスの決勝を戦っていたちょうどそのころ、わたしは亀有で落語を聞いていた。権太楼・南光二人会。牛尾(千聖)さん、山村(麻由美)さんと。権太楼が「代書屋」と「芝浜」、南光が「義眼」と「抜け雀」。詳しくは、書けたらまたあとで。
日付が前後するが 10日にはチラシを担当させてもらった新訳『ゴドーを待ちながら』のリーディング公演を観る。とても面白かった。チラシは出演者にも──とくに井神(沙恵)さんに──好評なようで、よかったよかった。
ではまた。

本日の参照画像
(2017年11月15日 15:01)

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