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Nov.
2009
Yellow

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/ 25 Nov. 2009 (Wed.) 「もろこしか、麹町のSALか」

amadana SAL

Apple iPod nano

Flip mino HD

じゃあ、まずこれを。

 画面左隅に映るミカンがやけにしなびてはいないだろうかということはともかく、これがamadanaのポケットビデオカメラ「SAL」で撮った動画だ。まあこんなもんかという画質。とりわけこの場合は暗めの部屋で撮影していることで圧縮ぶり(低画質のJPEGのようなガビガビ)が目につくが、総じて、まあこんなもんかってところである──そうそう、公式サイトにあるサンプル動画もよくよく見れば同程度の画質なのだが、ぱっと見にはけっこうきれいな印象を受け、それって、明るい屋外で撮られていることと同時に、被写体や背景のチョイスがかなりうまいってことがあるのだなあと気づかされるのだ。
右上に貼った縦長のアフィリエイトバナーをとあるサイトで目にしてクリックし、ほぼそのまま購入にまで至ってしまったというわたしはなんてチョロい消費者なのか。ばかではないのか。冷静になれば、比較検討すべき商品としてひとつにはいまやムービーが撮れる「iPod nano」があるわけで、Macと組み合わせた場合の使い勝手が圧倒的にまさるだろうことは当然ながら、容量やバッテリーの保ちといったスペック面、価格面でもいちいち「nano」に軍配はあがるのだった。でも、「nano」が一刀両断のもとにだめなのは色とデザインだ。だめってこともないのだろうけど、まったくのところ好みでない。
だから、じっさいのところ脅威となり得るのは「Flip mino HD」のほうだろう。なにせHD画質だし、はなから「SAL」に勝ち目はない。で、逆に言えばつまり、「SAL」が戦略的にもつのはおそらく「QV-10」的な在り方ではないか。機能面でのもろもろの「至らなさ」が、かえって人を「撮る行為そのもの」へと向かわせるといったような、そうしたあれである。
「SAL」ではじめに戸惑うのは「電源オフ」についてだ。どうやら、基本的には「電源をオフにできない(しないで使う)」ものらしいのである。「オン」の状態で電源ボタンを2秒間押すと「スリープ状態」になるのだが、「SAL」においてはそのスリープ状態が「電源オフ」にあたるようで、スリープ状態のままさらに4時間操作がない場合に自動で電源が切れることを除けば、それ以外に、能動的に「電源を完全に切る」やり方はない(いじってみたかぎりはそうなのだった)。そういうものだと知れれば、べつにそれで文句もストレスもないのだが、取扱説明書の書き方がややあいまいなため、はじめ、「電源の切り方」を探して時間をとられてしまった。
あと、これは「10.6以降でのみそうなる」とか、ことによったらわたしの環境でだけそうなのかもしれないが、本体のUSBでMacにつなぎ、マウントさせた「SAL」のアンマウントができないのである。「は?」って話だろうが、そうなんだから仕方がない。デバイスを選んで「取り出す」と、いったんはアンマウントされFinderから消えるものの、消えたのも束の間、一拍おいてまたマウントされてしまうのである。何度やってみてもその繰り返しであり、いろいろ試してだめなので、けっきょく、「再度マウントされる前にすぐに抜く」というひどく肉体的な対処法でしのいでいる。
いや、だからこそわたしは、当分「SAL」をポケットにしのばせるだろうという話。

本日の参照画像
(2009年11月27日 23:57)

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