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Jun.
2011
Yellow

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/ 3 Jun. 2011 (Fri.) 「The Red Shoes」

Kate Bush "Director's Cut: Deluxe"

『Director's Cut』に Cast のひとりとして登場するテリー・ジョーンズ。となりの女性は、モンティ・パイソンシリーズ全般にかかわった衣装デザイナー、Hazel Pethig だとのこと。

『ナンズ・オン・ザ・ラン』。DVDは出ておらず、レンタル落ちのVHSが1円とかでAmazonマーケットプレイスに出品されているのを買うほかない。

ところでぜんぜん関係ない話、ケイト・ブッシュのこの写真を見て頭に浮かんだのは、

土屋さんのこの写真だ。この写真のふたり、なんとなく似てやしないか。なんとなくだけど。気のせいかな。

9時25分、起床。
というわけでここのところ、作業中はずっとケイト・ブッシュの『Director's Cut』ばかりをくり返し聴いているわたしだ。『The Sensual World』と『The Red Shoes』(後者のみリマスター版)がセットになったデラックス版てやつで予約購入したのだった(その二枚の旧作から11曲を選び、リメイクした新作が『Director's Cut』である)。同梱のブックレットに収められたスチールの一枚に、テリー・ジョーンズの姿を見つけてそのことを記事に書き、記事をとおして jasouyouqui さんとすこしやりとりもした。というか、そもそもわたしは jasouyouqui さんのブログで──シャルロット・ゲンズブールの『Live & Inédits』はどうなっただろうかと情報をさがしにいった折りに──『Director's Cut』のことを知ったのじゃなかったか。jasouyouqui さんはその後、「Kate Bush、『CAST』の謎」という記事を書き、そのなかで、シングル曲「Deeper Understanding」のミュージックビデオで主演を務めるロビー・コルトレーンについても触れているが、それを読んでわたしは、やっとこさ、そうか、ロビー・コルトレーンて『ナンズ・オン・ザ・ラン』の〈もう片方〉がそうなのかと知った。蒙を啓かれた。

ところでKompuTer(KaTeの頭文字つきの)を抱えるTerry Jonesの属していたMonty Pythonと入れ替わるかのようにRobbie Coltraneは活動初期の頃 「The Comic Strip Presents」にてスタンダップ・コメディアンとして活躍し始めます。
Robbie Coltrane - Wikipedia

Monty Pythonの面々とどれくらい親交があったのかはあまり詳しくはないんですが、その後俳優業がメインになった彼は意外とMonty Pythonの面々と絡んでいるんですネ。

「Nuns on the Run」(1990)ではEric Idle(エリック・アイドル)と、「TheThe World Is Not Enough」(1999 - 「R」役)と「Harry Potter 」(Nearly Headless Nick/ほとんど首なしニック)においてはJohn Cleese(ジョン・クリーズ)と。
Jasouyouqui の 全方位極楽! : Kate Bush、「CAST」の謎

 『ナンズ・オン・ザ・ラン』は高校のときにビデオで複数回見ていて、けっこう好きだったのだが(もちろん、いちばん好きなのは三位一体の解釈のくだりだ)、基本エリック・アイドルしか見てなかったんでしょうな、そこに出ていた巨漢俳優と、その後に知るロビー・コルトレーンとを結びつけることなく暮らしてきてしまった(わたしがロビー・コルトレーンをそれと認識したのは『007 ゴールデンアイ』から)。でまあ、懐かしさが余って、『ナンズ・オン・ザ・ラン』の中古VHS を Amazonマーケットプレイスにて購入。
ところでわたしは『The Red Shoes』が大好きだ。『The Red Shoes』にはまたちょっとした思い出もあって、それ、たしか前にも書いたことがあったはずだとさがすと、あったあった、これだ。

私は鼻がわるい。妻と暮らすようになり、その文化が生活に入ってきてハーブティーを飲むようになった私だが、その愉しみの最大のところであるらしい香りは、ティーカップにぐっと鼻を近づけ、湯面すれすれにまでもっていってようやくそれと知れる。[中略]
しじゅうつまったその鼻の奥、古い匂いの記憶が地層のように折り畳まって、ときおりほどける、ということはあるものだろうか。「ああ、これはあのときの匂いだ」と記憶がよみがえる。今日もまたその経験をしている。
大学受験の折り、日暮里にある母の実家に私は泊まり、そこからいくつかの大学の試験会場へむかったが、この匂いは、あのときの母の実家のなかで、私の鼻にまとわりついていたものだ。居間のテレビのチャンネルをまわすと見慣れない「MTV」が流れていて、それはケイト・ブッシュの新曲のクリップだった。茨城の実家からもってきていたCDは、ピチカートファイヴの「東京は夜の7時」だった。そのときの匂いである。
web-conte.com | Yellow | 2004年11月01日「鼻から漏れ出る記憶」

 この、MTV から流れていたケイト・ブッシュの新曲というのが『The Red Shoes』からの一曲で、この記憶のあと、上京するまでのあいだに地元のレコード屋で同アルバムを──それを買いに行ったわけではなく、店頭で見つけて手にとり、これ、たぶんあのときの曲のやつだろうと──購入したように思う。ただですね、このときに日暮里で目にしたミュージックビデオというのがいったいどの曲のそれだったか、それがどうもはっきりしない。それはアルバムを買った当初からずっとそうで、とくに冒頭三曲(「Rubberband Girl」「And So Is Love」「Eat the Music」)あたりはどれも「そんな感じ」がし、順に聴くごとに「これだったかもな」「これだったかもな」「これのような気もするなあ」と思わせられていまに至る。
当時はともかく、いまや映像の記憶も薄れてなくなっているから、YouTube 上のアーカイブを前にしても「これだ」というふうにならない。そうなると、もはや記憶は底なしに不安定なものになってきて、そもそもわたしは日暮里で、そのミュージックビデオを見たのだろうかということが疑わしくなってもくるし、あるいは「日暮里」なんて土地そのものがこの世には存在しないのかもしれないが、まあ、いろいろ勘案すると、いちばん可能性が高いのはこれってことになるだろうか。

 で、こちらはロビー・コルトレーン主演の『Deeper Understanding』。

夜、床屋へ。床屋は銀座にあり、有楽町の駅で降りて歩いていくので途中マリオンを抜けるのだが、そこで『さや侍』(松本人志監督)のでかい看板──映画そのものをこの看板ではじめて知った──を目にする。笑ってしまった。『さや侍』、面白いんじゃないかな、知らないけど。
本日(3日)の電力自給率:54.7%(発電量:14.4kWh/消費量:26.3kWh)

本日の参照画像
(2011年6月 8日 17:23)

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