/ 13 Nov. 2012 (Tue.) 「百年と三日間」
■手にしている『漫才・マンザイ・MANZAI』は 1981年の本だ。兄が捨てていなければ実家にも同じものがあるはずである。実家のそれは三兄弟のうちの誰が買った(買ってもらった)ものだか、これについてはまったく記憶もなければ判断もつかない。発行年(わたしは 6歳だ)からいけば「お下がり」と考えるのが妥当だが、案外「おめえだよ」と言われそうな気がしないでもない。ともかく子供のころによく読んでいた本で、先日アマゾン経由で古書を注文したそれ──「なぜまた?」と問われるとちょいと返答に困る──がきょう届いた。
■この写真をツイッターに投稿したらすぐに中学同級の野口(千寿子)さんからリプライがあって、そういえばまだ返信していなかった。
@soma1104 花王名人劇場て!
それ、なに?!編て書いてあるけど、ほか、何あるの?!
2012年11月13日 22:57
いやその、この「花王名人劇場・編」は編者が「花王名人劇場」名義だという意味で、べつに「お好み演芸会編」や「ザ・テレビ演芸編」がほかにあるわけじゃないです。花王名人劇場の枠で放送された漫才番組(記憶ではごっちゃになってるけど、「THE MANZAI」シリーズとはべつの番組のはず。「THE MANZAI」は火曜ワイドスペシャル枠)から、そのネタを活字で採録した本です。載っているのは、掲載順にザ・ぼんち、紳助・竜介、ゆーとぴあ、阪神・巨人、のりお・よしお、コント赤信号、いくよ・くるよ、ラッキー・パンチ、セント・ルイス、やすし・きよし。ちなみにあとがき部分にはプロデューサーである澤田隆治の「MANZAI元年」という文章が載っていて、曰く、かつてエンタツ・アチャコという才能が萬歳から漫才へとジャンル名称そのものを変えさせてしまったように、いま、ここに掲載したかれらによって、漫才はマンザイへ、そして MANZAI へと変えられてしまったのだ、云々。
■ふとこの本のことが思い出されたのは少し前のこのやりとりのときで、
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ゴールデン街のお客さんから「相馬さんの書いたコント」の写真を貰った。コント感が凄い。 #gcpz http://t.co/JOow6ro9
2012年10月18日 21:26
@yukikirin たしかにコント感すごいね。一瞬、ラッキーパンチかと思ったよ。あ、ラッキーパンチ通じないと思うけど(レオナルド熊さんと石倉三郎さんのコンビです)。
2012年10月18日 21:41
つまりわたしはここにあるグーチョキパーズの舞台写真を見て、『漫才・マンザイ・MANZAI』の p.153 にある、ラッキー・パンチのこの写真を〈なぜか急に〉思い出したのだった。
当時のわたしはラッキー・パンチ(のちに「コント・レオナルド」)があまり好きではなかったけれど、さりとて、やっぱりいい顔をしている。
■さて、本日の残りは 10月30日付の日記で紹介した、「森さんの球根の話」のつづき。妹がもらってきた素性のわからない球根を姉妹でひとつずつ育て競うことになった森(栞里)さんの、その球根のその後であり、球根の謎が徐々に明かされていくストーリー中盤だ。ちなみに「あずきパンダちゃん」のアイコンが森さん、おそらくつげ義春だろう漫画のコマのアイコンが大場(みなみ)さんである。
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13日目。 http://t.co/22QgI4Pm
2012年11月13日 20:04
@mo148 お、おお
2012年11月13日 20:36
@obami23 もうじきです、、
2012年11月13日 20:54
@mo148 @obami23 いや、こっからが長いんだよ。
2012年11月13日 21:08
@soma1104 @obami23 そうなのか!、、耐えどきですね、
2012年11月13日 21:19
@mo148 @obami23 百年の長きにわたり、森家四代をずっと見守ってきた球根だからね。ついに咲く瞬間をこちらもじっくりと待とう。
2012年11月13日 21:25
@soma1104 @obami23 おお!そのような有難い球根とは!なれば、喜んでお世話させていただきます。
2012年11月13日 21:44
@mo148 @obami23 うん、で、さらに森家の前に大場家を3日間だけ見守ってた。
2012年11月13日 22:49
@soma1104 @mo148 その3日間はすごかった。大場家はすごかったよ。
2012年11月13日 22:35
@obami23 @soma1104 森家の百年に匹敵するなにかが、その3日間で起きたのですね。
2012年11月13日 22:57
■本日(13日)の電力自給率:29.1%(発電量:6.3kWh/消費量:21.6kWh)。
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