/ 13 Jan. 2014 (Mon.) 「こっちに出てきた全豪のひとと、UFJのあきらめないひと」
■ひきつづき風邪。加湿器にくるまれて一日。WOWOWでは──いや、WOWOWではってこたあないけど──全豪オープンテニスが開幕。
■何を隠そう、ここ二年くらいですっかりテニス好きになっているところのわたしだ。当初は、「あれ? いまのひとサーブ三回打ってなかった?」などと思っていたわたしだが、いまや「フォルト」のほかに「レット」(やり直しの意)があることも知って、万全の構えでの観戦といえるだろう。で、大会公式アプリを iPhoneに入れ、その起動画面を見て知るのが、この〈サーブを打つひと〉がデザインされた大会ロゴマークの背後に、このような物語(アニメーション)が存在していたことだ。思うのは、なぜ、いったんこっちに出てきたんだろうかというそのことである。
■先日来、身に覚えのない不達メール( MAILER-DAEMONが寄こすリターンメール)が繁く届くようになった。うーん。不達だとされているメールの中身は海外製の矢鱈なスパムだが、問題は、メールのヘッダー情報を読むに、どうもわたしにも非がある(なにがしかのセキュリティ的なアレにつけこまれている)可能性が排除しきれないという点だ。わずかに思いあたることがないでもなく、「あれかなあ」と不安にさせられる。
■で、それに比べれば、これも最近来た、三菱東京UFJ銀行をよそおう迷惑メール──「【三菱東京UFJ銀行】本人認証サービス」と件名にはある──のなんと安心させてくれることかと思う。なにしろ、差出人のアドレスが「〜@yahoo.co.jp」だ。世間にはおそらくもっと出来のいい詐称メールも出回っているものと推測するが、うちに来たそれはとてもだめだった。
こんにちは!
最近、利用者の個人情報が一部のネットショップサーバーに不正取得され、利用者の個人情報漏洩事件が起こりました。
お客様のアカウントの安全性を保つために、「三菱東京UFJ銀行システム」がアップグレードされましたが、お客様はアカウントが凍結されないように直ちにご登録のうえご確認ください。以下のページより登録を続けてください。
と(だけ)あって URLが付されているが、まず、「こんにちは!」じゃないだろう。
いや、ポジティブであっていけないと言っているわけではない。システムの改修が必要となるような不正アクセスとデータ漏洩があってなお、つとめて明るくあろうとするその態度は、あるいは賞賛に足るものかもしれない。ことによると、三菱東京UFJ銀行はいま自前のドメインもサーバもままならないくらいの壊滅状態にあるのかもしれず、じっさいにはクラッカー集団にたいし何度も敗走を重ねているそのさなか、もはや個人所有のヤフーメールを使うしかなくなった社員が顧客に向け、必死の連絡を取ってきたのではないかと想像すれば、そしてその書き出しが「こんにちは!」なのだとすれば、これはちょっともうどう応接したらいいかわからないが、とりあえず URLはクリックしないでおきたいと思う。
Cycled 2.5km • 12min • 55kcal.
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