/ 24 Oct. 2016 (Mon.) 「はに丸を思え」
■児玉(悟之)君が日記その他で絶賛しているアルバム、The Lemon Twigs『 Do Hollywood』 をようやく買い、ようやく聞きはじめた。
バックパックに100枚くらい入れて、どっかの中学校の帰り道で、下校中の中学生に「はい」って配りたいくらいだよ。「CDプレイヤー、持ってないです」って何回かに一回は言われるだろうし、その前に通報されるだろうけど……。 https://youtu.be/xQ4nqnVOfMo
2016年10月14日 11:58
というそれ。
■ K-Holeの「疑念についてのレポート」、ちょっとずつ訳しはじめる。
■とり(・みき)さんの『メカ豆腐の復讐』もちびちび読みはじめた。
■ほか、何かわたしに「はじめて」ほしいものがあれば、どしどしコメント欄までどうぞ。
■きょうはそれだけ。
■いま、「本日の興味のないニュース」というコーナーを思いついたが、面倒なのでやめておく。それ、ニュースの選定がむずかしそうだし。いや、この場合の「むずかしい」にはおそらく二点あって、あるニュースを「興味がない」と言い放つにあたり、やっぱり各方面に配慮しながらそれを選ばなければいけないということがひとつ。もうひとつは、どんなニュースであれ、いざ取り出してみると何やかや興味は出てしまうということだ。バチッと、完璧に興味がないニュースというのはなかなか転がっていないというか、ちょっと〈奇跡〉にちかい何かではなかろうか──日頃あんなに、タイムラインをさっさかスクロールさせているというのに、である。くわえて、ニュースをただ引用だけして、「ほらね」というかたちでオチをつけようとするのではたぶん面白くないということがあって、けっきょく、その興味のないニュースを丹念に解説するという方向にわたしは行くのではないかと想像すると、それはちょっと面倒だなあと思わざるをえない。なにせ、興味ないので。
■「はに丸のことを思え」と、ひとは言うかもしれない。歌詞の件(きのうの日記を参照)で検索してみて「あ、そうだったっけ」とあらためて知るのだが、「おーい!はに丸」は、はに丸が「ことば」を学ぶというのが基本の筋立てなのだった。放送リストを見ればわかるとおりで、
回 タイトル 初回放送日 1 あなたとわたし 1983年 4月13日2 にぎる ひねる 1983年 4月27日3 立つ あるく 1983年 5月 4日4 入る 出る 1983年 5月11日5 行く 来る 1983年 5月18日6 すわる ねる 1983年 5月25日
「おじさんの描いた埴輪の家の絵から飛び出し」てきた、まったく何も知らないはに丸は、たとえばこのようにして日本語を学んでいくのである。なぜいきなり「にぎる ひねる」なのかという疑問はもっともだし、「入る 出る」「行く 来る」と対になる言葉がつづいてからの「すわる ねる」は〈ひっかけ〉じゃないのか、はに丸をどう思ってるんだ、ばかなんだぞといった義憤もあろうかと思うが、とにかくこのようにして、本来まったく興味のないであろう言葉たちを、はに丸は貪欲な人間たちによって手当たり次第に学ばせられていく。
■だからわたしも、面倒だなと考えそうになったときには「はに丸の労苦」を思い、興味のないニュースを、興味がないからこそ貪欲に、手当たり次第に、読み学んでいかなくてはならないのではないか。そう思わざるをえないのである。
■興味ないのに!
■本日( 23日)の電力自給率:48.5%(発電量:10.4kWh/消費量:21.4kWh)
Cycling: 2.4km • 14mins 8secs • 54 calories
Transport: 32.1km • 36mins 25secs
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