10
Oct.
2005
Yellow

最近のコメント

リンク

/ 3 Oct. 2005 (Mon.) 「ここでこうしてバーチャルに上山君を待つ」

再度状況を説明すると私のまわりではいまビデオチャット(iSight + iChat AV)が流行の兆しを見せている。おそらく次にこの輪に加わるだろうというのが大阪在住の上山君 (新規ウィンドウ) だが、そのことについてはずいぶん「やろうよ」という働きかけをつづけてきたのだった。上山君はすでに PowerBook ユーザーであり、ビデオチャットに使うカメラは私が2つ持っていたうちの1つをあげた。あとはその PowerBook の OS を最新の「10.4(Tigegr)」にアップグレードすればよいのだが、何かに付け「足るを知りがち」な上山君が重い腰をあげるのには時間がかかり、折りからの(私のなかでは第2次にあたる)ビデオチャットブームを受けてようやくその最新OSをアップルストアで注文したと上山君が日記に書いたのが先月末のことだ。

ただ、うちはクレジットカードというやつを持っておらず、コンビニ決済にしたので実際に手に入れるにはもうちょっと時間がかかりそうです。もうちょっと待ってね。(9月29日付けの上山君の日記より)

それではたして Tiger は届いたのかどうなのか、夜、上山君にまた電話をかけた。コンビニ決済の場合、まずアップルから振込用紙を郵送してもらわねばならず、なんだかんだと時間がかかることは知っていて、おそらくまだ届いていないだろうとは思っていたものの、ついつい電話してしまった私はずいぶん子供のようなことになっている。しかしこれだけ催促の電話をかけ、しつこく誘っておいていざ上山君側の環境が整ったという段になり、私のほうで「ブーム」が去っていたりした日には会わす顔もないのではないかと、やや危惧しているのが私だが、とはいえ、もとより「会って会話が弾む」というような間柄ではないのが私と友人たちであり、弾む場合だってあるが、会っていてお互いぼんやりするということも当然あるのであり、その「会話の空白」を許容してしまうのがリアルな空間なのだとすれば、ここで問題なのはむしろ「ブーム」のほうであり、そのブームがもたらす「はしゃぎ」のほうであると書いて牽制しておきたいというのは、だって、ビデオチャットは飽きるからだ。自信があるが、ぜったいに飽きるね私は。
まあ、つまるところ道具(身体の延長としての道具)というか、ごく日常的なものとしてのビデオチャット空間が近い将来そこに成立し、カメラを意識せずぼんやりできる場が成熟したときのことをいまは夢想するのであり、そこへと至るためにこそ私は、(最大4台のカメラをつなげられる)iChat AV の複数同時チャットをはやく試したいのだった。

ひきつづきここで、ブログのほうに載せた「谷岡ヤスジ展 〜ニッポンの〈アサー!〉と丸い地平線〜」 (新規ウィンドウ) の話題に絡め、私の谷岡ヤスジ体験のもとにある「ヤスジのドナンセンチュ」と、それが連載されていた『オール讀物』とを亡父の思い出とともに語るつもりでいたのだったが、前段が思っていたよりも長くなってしまったのでそれはまた今度。
夜、風呂からあがると携帯にメールの着信があって、それは笠木さん (新規ウィンドウ) から一斉送信された『ラブストリームス・ノートブック』 (新規ウィンドウ) の案内だった。勝手バナーまで作っておいてなんだが、自分たちのチケットをまだ予約していなかったのでこの機を逃さずメールで予約を済ませる。土曜の夜の回にしたのは、どうしてももう一度観たくなってしまったときのために日曜の回を残しておくという意味合いが含まれるが、そのように書いてしまって日曜の回に行かなければ「ああそうでしたか」ということになり不必要に気まずくなりはしないかと思うもののそれはそれ、笠木さんには「次回公演のときには私にサイトを作らせろ」とつづけてメールを出しておく。そういえば長野在住の永澤 (新規ウィンドウ) は、おとといビデオチャットをした折り、今度もまた「オールツー」の舞台を観に行けそうもないことをしきりに残念がっていた。夜勤明けに一路車で東京を目指し、日曜の回に飛び込むことも物理的には無理ではないが、そんなことをすると当然ながら肝心の客席でずっと寝ているという失態をやらかす恐れがあって現実的ではないとのこと。まあ無理はしないことだよ。

(2005年10月 5日 02:35)

関連記事

トラックバック(0)

このエントリーのトラックバックURL:
https://web-conte.com/blue/mt-tb.cgi/528